先日は腰方形筋の鍼を行なって寛解した自己体験例を書きました。
が、ここ数日になってまた腰痛がぶり返してきました。今回は腰方形筋の鍼をしてもピンときません。横向きに寝てPSIS(上後腸骨棘)部に検出される気持ちの良い圧痛や、殿部に触れる過緊張筋に対し筋膜刺激の気持ちの良い鍼をしたところ、立ち上がりの痛みは改善するも今ひとつスッキリしませんでした。痛む部位は仙腸関節部の奥に感じるようでもあり、またお腹の方に感じるようでもあり。ということは今回は大腰筋か。
原因を考える。ここ数日この浮き輪のようにぐるりとついたお腹のお肉をなんとかしなければと、ひきしめを求めて夜に腹筋を続けていたことからの由来と推測。仰向けでの脚の上げ下げを久しぶりにもかかわらず頑張って数をこなしてしまった。
本日、昼間の診療時間中にどうにも痛くなってきてしまい、前屈での姿勢もきついし椅子に座って診療録を記入している時も上記部位がつらくなってきてしまった。
坐位のまま右の外大腸兪から大腰筋目指して3寸の鍼を挿入。ゆっくり送り込んでいくと大腰筋停止部の小転子のあたりにビクンと響きあり。ゆっくり抜いてみると右の痛みは軽くなった。まだ左のお腹に通ずる部分の痛みあり。今度は左の外大腸兪から大腰筋に向けて刺鍼。小転子への響きはなかったが、腰の痛む部分にギュワーンとする響きあり。抜鍼後お腹の痛みは軽減。軽い雀啄刺でこれだけ軽減すれば御の字とした。
現在、動作については問題なく動けるようになった。が、ここまでつらくなるとやっぱり人の施術を受けに行きたいなと思いました。自分で苦痛を軽減させられることはそれはそれでいいのだけれど、しっかり時間をかけて人に楽にしてもらいたい気持ちもある。
この近くで大腰筋刺鍼をやってくれるのは、「北京堂鍼灸横浜」の馬場先生。前に一度受診し、大腰筋刺鍼をしていただきました。浅野先生のお弟子さんなのでさすがに上手でした。またやってほしい。。
ホームページを見たら平日21時までやっててくれている。…でも間に合わない(涙)。
ゴールデンウイークも診療しているようなので、是非予約して行ってみたいと思っています。