JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

代田文彦先生

2017-01-23 | 代田先生
今日1月23日は代田文彦先生のご命日です。


代田先生、今の私の鍼灸は「痛みの改善」「予防・管理」「不妊治療」が主になっています。

「痛みの改善」については、痛むところだけでなく、その人の仕事や日常生活での姿勢やからだのクセなどをもとに、どのような経過を辿ってその症状にいきついたのか、十分な問診と診察から根本的な原因部分を探し出してそこから改善にむけた治療をしたり、患者さんに日常での取り組みなどを伝え、症状の誘因や再発を防ぐように取り組んでいます。

面白いなぁと思うのは、根本原因部分が見つけきれなかったり、「負担のかかっているのはこの部位からだな」と推測し、そこに治療を加えてもなかなか変化が現れないような時、まったく関係ないと思われるような四肢などの遠隔部で「圧して痛気持よいところ」をみつけてそこを刺激すると愁訴が改善することがあることです。結局は自分がその部位を問診・診察で絞り込めなかっただけではあるのですが、取穴に困ったときに玉川病院時代におこなっていた生情報会的検索法が今になってまた役立ってきました。
最近では痛みや悩みを抱えている人の頭部、頭皮が張りつめていることが多いことから頭の鍼も使い始めました。これも玉川病院時代、さまざまな症状に対して頭部の反応を求めて治療していた経験が役に立っています。圧痛や快刺激な反応の出ていることが多かった「目窓、正営、承霊、頭臨泣、率谷、百会、囟会」などを中心に探すと見つけやすいのは相変わらずです。

ここ数年、鍼の可能性を探ろうと、治療は鍼ばかりでお灸をあまり行なってきませんでした。が、最近になってまた積極的に取り入れるようになってきました。越石先生が行う紫雲膏を使った「熱くない、跡がつかないお灸」も興味がありますが、少穴で「効かせる」ようにすえる深谷灸をもう一度勉強しなおそうと思っています。灸療院をされていた玉川病院の大先輩、萩原先生にも今度お会いしてご指導を仰ぎたいと思っています。


「予防・管理」の面では、最初に「痛み」で通院していらした患者さんが、改善後に月に1回とか3ヶ月に1回など管理、検診的に訪れることはが増え、「予防」という形で自分のからだに目を向けてくださる方が増えてくれました。そして「からだの歪みは日常の姿勢が大きく関わる」ということが患者さんの意識に根付いてきてくれています。また、疼痛緩解や免疫力を上げるためにもできるだけ「笑う」ことが大切であることを事あるごとにお話ししています。僕がほとんど病気にならないのはたくさん笑うようにしているからだと自負しています※49歳の現時点では。

「不妊治療」は僕のライフワークです。自分たち夫婦のARTまで進んだ経験と、妊娠までに辿った経緯を鍼灸治療を行いながらお話したりしています。できることはほんの少しですが、支えの一部になりたい、お手伝いしたいというのが本心です。

免許・資格をとって丸22年になりましたが、まだまだ学ぶことは沢山あり、面白くて仕方ありません。
また来年ご報告いたします。





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コウノドリDVD

2017-01-23 | 雑件
コウノドリ到着。
ポスト見た時あまりに配達物が薄くて、「これはやってしまったか…ニセモノつかまされたか」と思いましたが、今の6枚組というのは薄んですね。
ちなみに昔買った救命病棟24時のDVDはこんなに厚かったのです。

でもまだしばらくは観れそうもないかな。確定申告の準備で。








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『コウノドリ』

2017-01-16 | 雑件
ドラマ「コウノドリ」。オンエア当時、気にはなっていたけど「医療系ドラマは救命病棟24時シリーズしかみない」と変な決心をしていた私は、数ある人気医療系ドラマは一切見ず、「コウノドリ」も例に漏れずみていなかった。
しかし放送が終わって患者さん方から「すごく面白かった」「毎回泣いた」と聞いて、やっぱりみておけばよかったととても悔やんだ。その後待っていても再放送をする様子がない。とりあえず原作の漫画を読んでみようと1巻から16巻まで揃えた。そして読みすすめるごとにその魅力にはまっていった。泣けて笑えて勉強になる。勉強になるから読み返す。そして読めば読むほど自分のこどもが元気に産まれ、すくすくと大きくなってくれていることは当たり前ではなく奇跡に近いことなんだと気づかされる。
同時に自分の「子に対する接し方」は誤っていないかよく見つめ直すようにもなった。よくない接し方をしていた時もあった。厳しく叱る時もあるけれど、その何倍も大切にする。愛情を伝える。心から楽しんで遊ぶ、笑う、ほめる。毎日見せてくれるその満面の笑顔から娘はその愛情をきちんと感じ受けとめてくれていると信じている。この子が産まれて自分の命よりも大切なものがこれでふたつになった。

コウノドリDVD、もうすぐ届く予定。

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不妊治療で受診されている方、受診希望の方へ(2)

2017-01-08 | 不妊治療
今まで不妊鍼灸治療をおこなっている患者さんには施術終了後に仰向けでの軽い頚肩、肩甲骨まわりのほぐしの指圧・マッサージを加えていましたが、これに10分前後時間がかけてしまうために時間に余裕のない方には不要だったかもしれません。
昨年より不妊治療では2ベッドの同時診療も行い始めましたので、今までよりも開始から終了までに時間がかかってしまうこともでてきました。
ですので、「時間に余裕のない方」や「今日は頚肩はしなくて大丈夫です」というときは私の方に伝えてください。

ちなみにこの頚肩まわりのほぐしは、してもしなくても施術料金は同じ(潤天堂不妊治療支援制度の3000円)です。

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ストレスの発散「笑う・声をだす」~不妊治療への応用にも~

2017-01-08 | 不妊治療
私のストレスの発散は声をだして笑うこと。
どんなに1日が忙しくて疲れて帰ってきても、必ず自分の好きなお笑いの録画やDVDを観て笑ってから寝る。
そうすると翌日に持ち越さない。もう何十年もそういう健康法を行なっています。
「笑う」ということが免疫的な効果や痛みのコントロールにつながることはすでに言われていることですが、そこに「声を出して」ということが更に効果を高めるのではないかと思っています。

そもそも今、日常生活の中で大きな声を出すこと自体少ないと思います。
そこで「快」を伴う大声を意識的に出すことをおすすめします。

すぐにできる簡単なところでは「テレビをみて声を出して笑ってみる」。
大きな声を出せるほうがより効果的と思いますが、集合住宅に住んでいて周囲を気にして大声を出すことをためらうようなときは、意識して大きな声を出せる場所にでかける時間をつくることも大切なことだと思います。

スポーツ観戦して応援やヤジを飛ばす(個人的には周りを不快にするようなヤジは好きではありませんが)。
「カラオケ」や、みんなが絶叫するような(遊園地やそれに類する)施設にでかけて(みんなが叫んだり声を出したりするところなので)恥ずかしさを感じることなく存分に声を出す。

声を「出す」方が「出さない」よりも解放的になれることはその他にもたくさんあると思います。

年末にやっていたTBS「健康カプセル!ゲンキの時間」では、今話題のVRを用いたストレス発散を紹介していましたが、これを観て「映像による視覚的なドキドキ」以上に、それを利用して「大声を発せられる」ことがストレス解消効果を増幅させているのではないかと思いました。番組ではVRの体験前後で唾液中のストレスホルモンを測定して数値を比較していましたが、できれば体験しながら「大声を出していいバージョン」と「絶対に声を出してはいけないバージョン」でもやっていただきたかった。

ストレス解消に「身体を動かすこと」はもちろん効果的ですが、「声をだすこと」、できれば心地よい疲労感を感じる程度の大きな声を出すことがおすすめです。なにか文献等を見つけたらまた貼り付けます。


※H29.1.30シェア 
銀座 両角レディースクリニック 両角和人院長のブログ
「移植後の笑いが妊娠率を上げる」

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