JTDの小窓

川崎市幸区下平間の鍼灸・手技療法『潤天堂』院長のあれこれなつぶやき

急性腰痛(ギックリ腰)について

2018-11-15 | 臨床・治療
このところ急性腰痛を訴える方からのご連絡がぽつぽつと入ってきます。

主には「立ち上がろうとした瞬間にピキッとなり、そのまま動けなくなったり背中を伸ばせなくなったりするもの」が多いようです。

また、数日・数週間前から腰に重さを感じていて、ある日コップの水がいっぱいになってついに流れ出たかのように、突然寝返りや起き上がり・立ち上がりが不自由になるものもあります。

突然ピキッとなるものも、実は自分で気づいていなかっただけで、その前から相当に腰に疲労を溜め、筋・筋膜間の滑らかな動きが出来なくなり、結果、負担を重ねて発症してくるものがほとんどのように思います。

当院では、腰痛を訴えていても「殿部や股関節周囲の筋・筋膜」に重点をおいて施術することが多々あります。

ここに負担がかかっていると腰の方に痛みを放散して感じていることが多いからです。

急性腰痛は「動けるくらいの軽いもの」から「立ち上がり不能、寝返り不能、横になっているのもつらい」というような重度なものまで広範囲に渡ります。

いずれにしても、経験上「痛み」を感じた時は「寝て治るのを待つ」よりも、早めに施術しておいた方が改善は早くなることが多いです。

「そのうち治るだろう」と痛みを我慢して動きまくってしまうと、知らず知らず痛みをかばう姿勢の時間が長くなり、筋肉の使われ方のバランスを欠いて傷める部位が広範囲に及んでしまうことがあります。

発症から受診までが早ければ1回~3回くらいでほぼ鎮静することが多く、腰痛を起こす要因が下肢などにもあれば(立位で大腿部や下腿を触るとカチンコチンなど)はここまでしっかりやらかくしてあげることが再発予防につながります。

悪い芽は小さいうちに摘んでおきましょう。






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妊娠の報告について

2018-11-15 | 不妊治療
当院では不妊(子宝)治療にも力を入れて行っておりますが、たまに卒業されていく方から

「先生のところは妊娠した人にコメントをもらってホームページに載せたりしないんですか?」

と聞かれることがあります。

たしかに妊娠実績報告や、妊娠・出産された方にコメントや写真をいただいて掲載している院も多いと思います。

治療を受けた方のコメントは「これから受診を考えている方」にとっては大変重要な情報になり、院にとっても宣伝になるので掲載することは共にメリットになると思います。

しかし、どうしても今はまだ載せる気になれません。

不妊治療のページにも少し書きましたが、私たち夫婦はART(高度生殖医療)の力を借りて子を授かりました。

タイミング法やAIH(人工授精)の回数を重ねていても子どもができなかったとき、町でみかけるお子さん連れの家族を見ると

「どうしてうちには赤ちゃんがきてくれないんだろう」と思ったことも何度もありました。

おそらく私よりも奥さんのほうがそう感じてつらい気持ちをもったと思います。

なかなか授かることができていない方の心情を考えると、両手を挙げて喜んでいる記事は書けなくなってしまいました。


妊娠・出産できた方の嬉しい報告を見て


「そうか!この人はできたんだ。私も頑張ろう!」


と前向きに捉えられる方もいらっしゃれば


「この人はできたのにうちはまだ…もうダメなんじゃないだろうか…」


と自信を失ってしまわれる方もいらっしゃいます。


前向きに捉えることができる人が多数だとしても、

私はどうしても少数派かもしれない


「落ち込んでしまうように捉えてしまう方」


を優先して考えてしまいます。


無事出産された方から写真つきでご報告をいただけたり、

出産病院のこと、出産時の様子はこうだったなど

たくさんのことを教えていただいたときは嬉しくて、

許可を得て記事にして載せようかなと思うときもありますが、

嬉しい結果を出すために、今、一生懸命頑張っておられる方が、気持ちに波風を立てることなく

治療に集中していただきたい…という想いから、公での記載は今はまだ控えていこうと思っています。


もちろん個人的にご質問を受ければ現在の状況や傾向などはお話ししています。


この先、患者さんたちや、不妊治療をおこなっている仲間たちからの意見を伺って、

お知らせした方がみなさんのモチベーションにつながるということがわかれば

そのようにしていくかもしれません。







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