ボクシング・テレビ&ビデオ観戦記

VTR整理の為DVDへダビングついでにブログを設定し記録保存します。

No265 葛西裕一(帝拳)vsラモン・グスマン(ベネズエラ)

2005年10月29日 16時18分38秒 | ボクシング
(ラテンアメリカS・バンタム級王座決定戦)
 W・バスクェスに敗れ捲土重来を期して南米へ武者修行に出かけた葛西(世界5位)がベネズエラでの地域タイトル挑戦のチャンスとなった一戦は地元の世界ランカー(6位)グスマンが相手、スマートな葛西に比べると小柄で強打のファイターのグスマンは狭いリングにいってる眼が気合とチャンスを感じさせる。
 初回じりじり迫るグスマンに足とスピーディな左で対抗する葛西、手数は少ないながら終盤力強いカウンターの右フックでグスマンがグラつかせる。2R葛西は距離感良く戦っていたもののグスマンの左フックがカウンターが起点となり嵐の連打を葛西に合わせる、一発のパンチは確かに力強いものを感じさせる。3R葛西がリズミカルな1・2・3・4でグスマンに迫りカウンターの右も良かったが、グスマンも強烈な右カウンターで一瞬ロープ際でグラつかせる。
 4Rパワーの差を悟ったのかグスマンは自信を持って出てきたが、弱点のボディへの連打が効いてたじろぐ、敵地で強気に出る葛西の積極性に二重マル。5Rグスマン開始ゴングと共に出鼻から猛攻を立てて出られると葛西はG・フォアマンバリにクロス・ガードで防御する、この打ち合いで顔面が腫れてきた葛西だが手数を出し応戦するとスタミナ・ロスしたグスマンにコンパクトな連打でグロッギーにさせる。6R体力の在るラウンド前半に手数を出して攻め出るグスマンはカウンターの右ストレートをヒットさせると葛西の両目が腫れてきてドクター・チェックとなりそのまま試合終了。
 無念の葛西はOPBFに次いで地域タイトル制覇はなりませんでしたが、世界戦を含めて今までの中でも良いデキではなかったでしょうか?しかし日本では腫れが酷くなっても出血がなければそれが卵大になっても止められる事は少ないですが、よっぽど中南米の方がストップのタイミング全般に速い様なきがします。