ボクシング・テレビ&ビデオ観戦記

VTR整理の為DVDへダビングついでにブログを設定し記録保存します。

No264 フェリックス・”ティト”トリニダードvsルイス・ラモン・”ヨリボーイ”カンパス

2005年10月26日 22時36分14秒 | ボクシング
(IBF世界ウエルター級タイトルマッチ)
 チャンピオンは23戦全勝の天才ボクサー、対するチャレンジャーも56戦全勝で1位のパンチャーかつファイター。
 初回カンパスが前に出るとトリニダードが距離をとってストレートを突き刺す、がカンパスは構わず中に入ってゆく、カンパスがボディから顔面へハンマー・パンチを放てばトリニダードもしなやかな風を切る様な左フックと、お互い自慢のブローを放つ。2Rトリニダードが左をダブル・トリプルと放つが、委細構わず前に出るカンパスの圧力は凄いものがあり接近してショートの左がアッパー気味にヒットすればトリニダード早くもダウン、本当にコンパクトな一撃だ。
 3R、より積極的に出てくるカンパスに対しトリニダードは上下にパンチを散らしていたが2度のローブローで減点1、しかしこれが契機となって失点を挽回すべく手数が出るようになった王者は接近しての左右フックや距離をとっての右ストレートがカンパスのガードを縫ってヒットする、何がきっかけでペースが変わるか判らないものだ。4Rトリニダード逆1・2でタフなカンパスがグラつき動きが鈍くなった所に鞭の様なパンチがヒットし、ロープ際での連打から最後は首が捻じ切れんばかりの左フックが決まると賺さずレフェリーは試合ストップ。
 短いながらもKOキング同士のスリリングなナイス・ファイトでした。