戸口の中は殺風景な部屋だった。
石壁に開けられた細い窓から僅かに光が差し込んできているけれど、
もう日は沈んできている。
ベッドの他には安っぽい机が一つ置かれているだけだった。
部屋には誰もいないらしく、人影は見えない。
マーテル「……」
私は慎重に部屋の中へ踏み込む。
★ガタンッ☆
マ「────!!」
途端、扉の陰で物音がした。
?「うう…」
誰かが啜り泣いている! 私は素早く振り向いた。

扉の陰に頭の剥げた男が立っていた。ちょっと太りすぎみたいね。
男は下着姿で、片手には大きな真鍮の壺を持っている。
男「無理だ!」
男が泣き叫んだ。
男「とても私にはできない!」
マ「あら? ファーレン=ホワイデじゃないの」
男「…! 私を知っているのか?」
マ「よく知っているわ。あんたこそが大魔王ってことも…」
ファーレン=ホワイデ「…!!」
私が宣告するように言うと、男は息を呑んで後ずさった。
フ「貴様…」
ファーレン=ホワイデの啜り泣きが止んだ。
目が細くなり、顔つきが変わった。
マ「図星のようね」
フ「そうか! お前は秘密を知ったんだな。
私が考えていた以上に腕の立つ者だったようだ。
その技量には感服した。手厚く報いてやるぞ」
マ「褒められると、頬が赤くなっちゃうわ♪」
フ「お前は《王たちの冠》を取り戻すために、ここまでやってきたわけだな?
その努力に免じて、《王たちの冠》を一目だけ拝ませてやろう」
そう言うと、ファーレン=ホワイデは机に近づいて引き出しを開けた。
そして金色に輝く宝冠を取り出すと机の上に置く。
それを見た途端、私は悟った。
マ「《王たちの冠》だわ!」
ああ、やっと《王たちの冠》を目の当たりにすることができたのね。
マ(これを持ち帰れば、私の旅は終わる…)
私は《王たちの冠》に心を奪われ、ファーレン=ホワイデから目を離していた。
その隙に驚くべきことが起ころうとしていた。
マ「はっ!」
我に返った私は老人の方を振り向く。
下着姿のファーレン=ホワイデは死んだように床に横たわっていて、
その体の上に恐ろしい姿の生き物が現れようとしている。
マ「────!!」
私の頭からは《王たちの冠》のことは一瞬にして消し飛んだ。

目の前に現れつつあるのは、黄泉の国の悪魔だわ!!
巨大な雄牛の頭を持ち、脚には蹄が生えていて、全身が黒い毛で覆われている。
シューッ… シューッ…
二つの鼻の穴からは煙が噴き出している。
マ(完全な姿になる前に、急いで攻撃したほうが良さそうね)
さあ、すぐさま決断しなくちゃならないわ。
・武器を構える
・魔法を使う
ZEN RES ZAP GAK HOT
先手必勝よ!
★ステータス
技量ポイント 12/12 体力ポイント 8/20 運勢ポイント 13/15
★リーブラ召還=不可能
★持ち物
剣(ダメージ3)
剣
両刃の剣(ダメージ3)
祝福された樫の木の槍
弓
矢6本(銀の矢尻が付いている)
大きな背負い袋
金貨47枚
食料3食分
薬草(飲むと体力ポイントが3回復する)
竹笛
蜜蝋
銀の鍵(111という数字が刻まれている)
毛皮のブーツ
剣術熟達の腕輪(剣で戦うときは攻撃力+2)
幸運のお守り(運試しの際、サイコロの目から1引くことができる)
通行証
黒い仮面
骨の腕輪×2
太陽石の入ったロケット(金貨8枚の価値がある)
緑色の鬘
裏が金張りの鏡
投げ矢×2(サイコロを二つ振って出目の合計が技量ポイント未満なら命中する)
ゴブリンの歯×5
ジャイアントの歯×1
解毒剤
蛇の指輪
疾風の角笛
チャクラム(サイコロを二つ振って出目の合計が技量ポイント以下なら命中する)
黄色い粉
水晶球
蛇の杖(七匹の大蛇たちの技量ポイントを2減らすことができる)
玉石×8
金製の装身具
呼び子
石の粉
火酒
真鍮の振り子
真珠の指輪
二股の鼻栓
聖なる水
スカルキャップ
砂
膠
緑色の金属の指輪
首飾り
ティンパン川の聖なる水
血の蠟燭
宝石が埋め込まれたメダル
金の卵が入った鳥の巣
樫の若木の杖
第四のスローベン・ドアの鍵(17という数字が刻まれている)
★メモ
カーレで困ったときはヴィックの名を出す
カーレではフランカーが力を貸してくれる
『奥に隠れた掛け金二つ』
『お前に命ずる。北門よ、大きく開け』
『ゴーレム皮の鍵一つ』
『クーガの慈悲とフォーガの誇りで』
眠れぬラムを眠らすためにシャムを探し出すがよい
黄金像の左目が鍵
マンパン砦の入り口は四人の衛兵に守られている
ヴァルギニアに金貨を払ってはならない
スログの貯蔵室にある食べ物は口にしないこと
マカリティックの吐く息に用心すること
〈闇夜の間〉で血の蠟燭を使ってはならない
拷問の名手ナッガマンテには敬意を払うこと
大魔王は別の者に姿を変えている
リーブラから聞いた合言葉
第二のスローベン・ドアの合言葉はアラララタナララ
第三のスローベン・ドアの中で燃え盛る炎は幻影に過ぎない
ファーレン=ホワイデの正体は大魔王
石壁に開けられた細い窓から僅かに光が差し込んできているけれど、
もう日は沈んできている。
ベッドの他には安っぽい机が一つ置かれているだけだった。
部屋には誰もいないらしく、人影は見えない。
マーテル「……」
私は慎重に部屋の中へ踏み込む。
★ガタンッ☆
マ「────!!」
途端、扉の陰で物音がした。
?「うう…」
誰かが啜り泣いている! 私は素早く振り向いた。

扉の陰に頭の剥げた男が立っていた。ちょっと太りすぎみたいね。
男は下着姿で、片手には大きな真鍮の壺を持っている。
男「無理だ!」
男が泣き叫んだ。
男「とても私にはできない!」
マ「あら? ファーレン=ホワイデじゃないの」
男「…! 私を知っているのか?」
マ「よく知っているわ。あんたこそが大魔王ってことも…」
ファーレン=ホワイデ「…!!」
私が宣告するように言うと、男は息を呑んで後ずさった。
フ「貴様…」
ファーレン=ホワイデの啜り泣きが止んだ。
目が細くなり、顔つきが変わった。
マ「図星のようね」
フ「そうか! お前は秘密を知ったんだな。
私が考えていた以上に腕の立つ者だったようだ。
その技量には感服した。手厚く報いてやるぞ」
マ「褒められると、頬が赤くなっちゃうわ♪」
フ「お前は《王たちの冠》を取り戻すために、ここまでやってきたわけだな?
その努力に免じて、《王たちの冠》を一目だけ拝ませてやろう」
そう言うと、ファーレン=ホワイデは机に近づいて引き出しを開けた。
そして金色に輝く宝冠を取り出すと机の上に置く。
それを見た途端、私は悟った。
マ「《王たちの冠》だわ!」
ああ、やっと《王たちの冠》を目の当たりにすることができたのね。
マ(これを持ち帰れば、私の旅は終わる…)
私は《王たちの冠》に心を奪われ、ファーレン=ホワイデから目を離していた。
その隙に驚くべきことが起ころうとしていた。
マ「はっ!」
我に返った私は老人の方を振り向く。
下着姿のファーレン=ホワイデは死んだように床に横たわっていて、
その体の上に恐ろしい姿の生き物が現れようとしている。
マ「────!!」
私の頭からは《王たちの冠》のことは一瞬にして消し飛んだ。

目の前に現れつつあるのは、黄泉の国の悪魔だわ!!
巨大な雄牛の頭を持ち、脚には蹄が生えていて、全身が黒い毛で覆われている。
シューッ… シューッ…
二つの鼻の穴からは煙が噴き出している。
マ(完全な姿になる前に、急いで攻撃したほうが良さそうね)
さあ、すぐさま決断しなくちゃならないわ。
・武器を構える
・魔法を使う
ZEN RES ZAP GAK HOT
先手必勝よ!
★ステータス
技量ポイント 12/12 体力ポイント 8/20 運勢ポイント 13/15
★リーブラ召還=不可能
★持ち物
剣(ダメージ3)
剣
両刃の剣(ダメージ3)
祝福された樫の木の槍
弓
矢6本(銀の矢尻が付いている)
大きな背負い袋
金貨47枚
食料3食分
薬草(飲むと体力ポイントが3回復する)
竹笛
蜜蝋
銀の鍵(111という数字が刻まれている)
毛皮のブーツ
剣術熟達の腕輪(剣で戦うときは攻撃力+2)
幸運のお守り(運試しの際、サイコロの目から1引くことができる)
通行証
黒い仮面
骨の腕輪×2
太陽石の入ったロケット(金貨8枚の価値がある)
緑色の鬘
裏が金張りの鏡
投げ矢×2(サイコロを二つ振って出目の合計が技量ポイント未満なら命中する)
ゴブリンの歯×5
ジャイアントの歯×1
解毒剤
蛇の指輪
疾風の角笛
チャクラム(サイコロを二つ振って出目の合計が技量ポイント以下なら命中する)
黄色い粉
水晶球
蛇の杖(七匹の大蛇たちの技量ポイントを2減らすことができる)
玉石×8
金製の装身具
呼び子
石の粉
火酒
真鍮の振り子
真珠の指輪
二股の鼻栓
聖なる水
スカルキャップ
砂
膠
緑色の金属の指輪
首飾り
ティンパン川の聖なる水
血の蠟燭
宝石が埋め込まれたメダル
金の卵が入った鳥の巣
樫の若木の杖
第四のスローベン・ドアの鍵(17という数字が刻まれている)
★メモ
カーレで困ったときはヴィックの名を出す
カーレではフランカーが力を貸してくれる
『奥に隠れた掛け金二つ』
『お前に命ずる。北門よ、大きく開け』
『ゴーレム皮の鍵一つ』
『クーガの慈悲とフォーガの誇りで』
眠れぬラムを眠らすためにシャムを探し出すがよい
黄金像の左目が鍵
マンパン砦の入り口は四人の衛兵に守られている
ヴァルギニアに金貨を払ってはならない
スログの貯蔵室にある食べ物は口にしないこと
マカリティックの吐く息に用心すること
〈闇夜の間〉で血の蠟燭を使ってはならない
拷問の名手ナッガマンテには敬意を払うこと
大魔王は別の者に姿を変えている
リーブラから聞いた合言葉
第二のスローベン・ドアの合言葉はアラララタナララ
第三のスローベン・ドアの中で燃え盛る炎は幻影に過ぎない
ファーレン=ホワイデの正体は大魔王