goo blog サービス終了のお知らせ 

ハリーと楽しむアジリティー

ミニチュア・プードル ハリーとアジリティーを楽んだ日々の想い出

アジリティー ヨーロッパオープン2013 第2弾

2013-11-21 19:10:46 | 日記

~この競技会に出陳した約千頭の犬たちの犬種分布について~

 ヨーロッパオープンについては、このブログにおいて「アジリティー ヨーロッパオープン2013 について(2013-11-16)」で、国別・カテゴリー別の出陳件数に関する記事を書いてみました。「ハリーの属するカテゴリー ミディアムは、日本では少数派で肩身が狭いが、世界ではそうでもない」という趣旨のことを書いた記事です。

 また、アジリティーを走っている犬種などについては、このブログにおいて以前に

(2013-04-07) ST連合会西日本アジリティー競技会 出陳頭数解析

(2013-04-09)ST連合会西日本アジリティー競技会出陳登録犬種分析

(2013-04-11)FCIの2012年WC出陳頭数を犬種解析

(2013-04-15)続々 アジリティー言いたい放題

の記事を書いたことがあります。

 これらの記事は、春のST連合会西日本アジリティー競技会出陳表とFCI2012年WC出陳表を引き合いに、日本と世界のアジリティー犬種について解析し、私の所感をつづったものです。

 世界のアジリティー犬を語るときに、トップクラスの犬については各国を代表する名犬だけが集結するFCIワールドチャンピオンシップということになりますが、アジリティー競技はトップクラスの犬だけのものとは限らない。裾野で楽しんでいる多くの犬…人たちにも目を向けてみることも大切でしょうね。(ハリーとこのブログにも目を向けてね。)

European Openは、ビックイベントで世界のトップクラスの犬たちも参戦しているが、一方でこの競技会には補欠を含めて約千頭の犬が出陳されているので、この競技会の出陳表は、世界のアジリティー事情を、その裾野まで知る上での貴重なデーダじゃあないかなと思いました。

 今回は、EuropeanOpen2013大会HP(http://european-open-2013.jimdo.com/)の「Participants」にアクセスして、7月10日現在の「Final participation list」であるPDFファイルの「Total catalog」をダウンロードし、これをテキスト形式でExcelに貼り付け、並べ換えやサーチ機能を駆使して解析・カウントしてみました。

 その結果得た全体・カテゴリー別の犬種分布データを、表とグラフの形でそれぞれ掲載いたし、私見を陳べます。

 

◎  全カテゴリーにつて

全体では、第1位ボーダーコリー391頭(39.9%)、第2位シェルティー198頭(20.2%)、第3位雑種53頭( 5.41%)、第4位プードル43頭(4.39%) 、第5位パーソン・ラッセル・テリア27頭(2.76%) 、第6位ベルジアン・シェパード・マリノア24頭(2.45%) 、第7位ピレニアン・シェパード22頭(2.24%) 、第8位オーストラリアン・ケルピー20頭(2.05%)、第9位パピオン18頭(1.84%) 、第10位ベルジアン・シェパード・ターピュレン14頭(1.43%) 、第11位ムーディー13頭(1.33%) 、第12位クロアチアン・シープドック15頭(1.12%) の順となって、上位2犬種で全体の約6割を占めています。

第1位のボーダーコリーは、主にラージですがミディアムにも10頭いて、大活躍しています。

第2位のシェルティーは、スモールとミディアムのいずれもに百前後います。(Lは、1頭のみ)

第3位の雑種は、全カテゴリーにわたって分布しています。

第4位のプードルは、M・Sカテゴリーにいますが、今大会にはL(スタンプー)が出ていませんでした。

 

◎       カテゴリー ラージについて

ラージでは、第1位ボーダーコリー381頭(74.71%)、第2位ベルジアン・シェパード45頭(8.82%)、第3位雑種20頭(3.91%)、第4位オーストラリアン・ケルピー18頭(3.53%) 、第5位クロアチアン・シープドック11頭(2.17%) 、第6位オーストラリアン・シェパード頭9 (1.76%)の順となっていて、1位のボーダーコリーが他を圧倒しています。

第1位のボーダーコリーは、成績でも他を圧倒しています。

第2位のベルジアン・シェパードは、本来ならマリノア、ターピュレン、グローネンダールに区分すべきもの(ライケノアは、今回なし)ですが、ラージで唯一ボーダーコリーに対比できるグループかなと、私の勝手でまとめて掲載しました。

第3位に雑種が占めているのがこの大会の特徴。

第4位と6位にオーストリア犬がいます。

第5位クロアチアン・シープドックは、日本ではほとんど見かけない犬種です。

雑種以外の上位犬種は、全て牧羊犬です。

 

◎       カテゴリー ミディアムについて

ミディアムでは、第1位シェルティー92頭(37.1%)、第2位雑種22頭(8.87%)、第3位ピレニアン・シェパード21頭(8.47%)、第4位プードル17頭6.85%) 、第5位ムーディー10頭(4.03%) 、第6位ボーダーコリー10頭(4.03%)の順となって、雑種を含む上位7犬種で全体の約7割を占めていますが、32犬種の多数の犬種が走っていて、このカテゴリーは犬種の宝庫になっています。

第1位のシェルティーは、ボーダーコリーとともに競技成績の上位を争う両雄ですが、ラージのボーダーコリーほどには圧倒していません。競技成績の上位は、他にもピレニアン・シェパード、プードル、ムーディーなど多くの犬種が狙っています。

第2位の雑種は、どんな系統のミックスなのかな?

第3位のピレニアン・シェパードは、最近人気急増中です。

第4位のプードルは、登録サイズ(所有者が勝手にサイズ登録できる)はミディアム・ミニチュア・トイに分散されているようです。

第5位のムーディーは、クロアチアン・シープドックに近い犬なので強いのかな。日本では見かけない犬種です。

 

◎       カテゴリー スモールについて

全体では、第1位シェルティー105頭(47.3%)、第2位プードル26頭(11.71%)、第3位パーソン・ラッセル・テリア20頭(9.01%)、第4位パピオン17頭(7.66%) 、第5位雑種11頭(4.95%)の順となって、上位5犬種で全体の約8割を占めています。

第1位のシェルティーは、競技会においてもこのカテゴリーで最も強い犬種ですが、他の上位4犬種と優勝を競いあっています。

第2位のプードルは、小型のミニチュア・プードルに他の超小型犬を交配して更に小型化したトイ・プードル等で、抜け毛が少なく犬アレルギーの家庭でも大丈夫と言われ、増えています。実は我が家のミニチュア・プードル"ハリー"も家族の犬アレルギー対策を考えたうえで飼ったのですが、家族の中に他の犬種に近付くだけでアレルギー症状を起こす子がいますが、ハリーだけ大丈夫で、どうやら犬種選びが成功でした。

第3位のパーソン・ラッセル・テリアは、「ジャック」とそんなに変わりません。

第4位のパピオンは、超小型犬種の中では最もアジリティー能力が高い犬種のひとつ。

 

今回は、ここまで書いて筆を置きます。次回はこのアジリティー競技会に出た珍しい犬種についての記事でも書こうかな。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿