ハリーと楽しむアジリティー

ミニチュア・プードル ハリーとアジリティーを楽んだ日々の想い出

2015.3.28京都アジリティークラブアジリティー競技会&2015.3.29 ST連合会西日本アジリティー競技会

2015-03-30 21:22:34 | 日記

 この週末、滋賀県竜王町ドラゴンハットで開催された2015.3.28 (土)京都アジリティークラブアジリティー競技会 (審査員ベルント・ヒュッペ<オーストリア>、高橋直子、根本梨枝、亀田直美、酒井知子)及び2015.3.29 (日)ST連合会西日本アジリティー競技会(審査員ベルント・ヒュッペ<オーストリア>高橋直子、根本梨枝、酒井知子)に参戦してきました。

 ハリーは、どちらかといえば外国人の審判長によるヨーロッパスタイルのコースが得意なので、音響が響きわたるドラゴンハットが苦手といえども、今回の競技会のコースを走るのが楽しみにしていました。

 また、今回の旅行では大阪に住んでいる娘夫妻と3歳(男児)&5ヶ月(女児)の2人の孫ちゃんの住む家に泊まって、孫たちの顔をみるのが本当の楽しみでした。アジリティー参戦は刺身のツマのようなものかな。

 第1日目(土曜日)の京都クラブ競技会では、何と航空写真?が初登場です。高い棒の先にライブカメラを取り付けて、会場内の4面のコートを映してディスプレイに動画を表示する試みです。ドンドン新しいサービスを模索しようという主催者さんの前向きの姿勢には、花丸ですよね。

 この日、外はギラギラの晴天ながら、ドラハの建物内に吹く風は涼しく、ハリーが頑張れない理由など何もない、絶好のコンデションです。ここで頑張らないと雄犬が廃るというものです。でも結果は、テンションが上がらず散々でした。あえて難を言えば、ちょっとコース配置が易しすぎたかな。ビギナーから1度・2度は本当にベルント・ヒュッペさんの設計かな? ハリーを、本気にさせない、燃やさない、すなお過ぎる障害配置でした。

 2日目(日曜日)のST連合会では、審査長のベルント・ヒュッペさんが通訳を引き連れ自ら「1度」までコース設営の確認です。案の定、昨日とは打って変わって、面白い配置もある、楽しいコースでした。ならば、普段の練習のように頑張って欲しいな、ハリー。しかし、この日も牛のようにテンションの低いノロノロ歩きに終始しました。本当に牛なら、肉にして食っちゃうぞ。

 帰りに高速道路が、事故による閉鎖で、栗東IC前から動かなくなり、随分待たされて、ここでこのまま夜を過ごすのかと心配したほどでした。

 何とか動き出してから、窓越しに事故現場を見たら、路側帯に8台の大破車両が置かれていて、警官達が事故処理中、路面に破片が散乱していました。事故車両には、まだ子供たちなどが沢山乗っていて、皆さん大変でした。負傷された方々が、大したケガでなければ良いが。

(ベルント・ヒュッペ審査長が、1度のコース設営を通訳を伴って確認中)

(航空写真?初登場)

(雨のドラハ)

(キャリーカートーワゴンを初使用)

(高速道路通行止め)

(1日目 AG2 コース図)

(1日目 JP2 コース図)

(2日目 AG2 コース図)

 

(2日目 JP2 コース図)


縮景園の桜の開花

2015-03-24 08:53:41 | 日記

 広島ではまだ桜の開花宣言がまだ出ていません。縮景園の園内にある標本木が5~6輪咲いた状態が開花とされていて、8割以上開いた場合が満開だそうです。昨日、縮景園を訪れたら、入口近くの桜(多分ここらの樹が標本木かな)は4〜5輪咲きで微妙でした。
 でも、美術館側の桜林の樹木は、建物の照り返しなどで暖かいせい、かなり咲いていました。これらの木々が標本木になっていたなら、広島の開花宣言はもっと早まるでしょうね。

(今が盛りの彼岸桜)
 

(そろそろ盛りを過ぎた河津桜)

(ミツマタもきれい)

(ハクモクレン)

(ユキヤナギ)

(ウスズミザクラ)

(苔の緑も際立ってきた)

(標本木らしきソメイヨシノ)

(美術館側のソメイヨシノ)

 


仙石庭園の梅

2015-03-20 23:08:05 | 日記

 平地では、梅はもうすでに盛りを過ぎていますが、標高の高い東広島市ではこのところの陽気でやっと見ごろになりました。

 今日は我が家に1歳4か月の孫ちゃんがやってきたので、この子たちを連れて、有りあわせのおかずで作った弁当を携えて仙石庭園に梅見に行って来ました。

 この庭園の梅林は、「下の段の庭」の芝生広場の近くの青石組石のところにあります。梅木の本数は少ないのですが、美しい青石や春日灯篭との組み合わせが絶妙で心を癒されます。紅簾石のテーブルセットで弁当を食べながら暖かい春の日和の中で、のどかな時を過ごしました。

(春日灯篭と白梅)

(吉野川青石と紅梅・白梅)

(白梅)

(青石と紅梅)

 こんなに気持ちいいのに、オチビの孫ちゃんはなぜ泣くのでしょうね。まったく、気がしれません。

(カラス何故鳴くの)

 庭園では、芝生の草焼きをしたばかりでした。古い芝草を焼いたので、桜の花が咲くころから、真っ青な新芽が出てくるでしょうね。

 (草焼き)

 仙石庭園から帰ってみると、我が家の狭い庭の枝垂れ梅も満開でした。沢山のミツバチたちが忙しそうに働いていました。

(我が家の枝垂れ梅)

 

(ミツバチ)

 

 


2015.03.15九州ブロックアジリティー競技会

2015-03-17 23:40:17 | 日記

 ずっと天気予報に傘マークが付いていたので心配していたけど、直前になって急に傘マークが消えてくれたのが良かったですね。広島では前日の土曜日は晴天だったのに、どうやら福岡は大雨だったようで、現地に着いたらあちこちに水溜りができていました。

 400頭近い出陳件数なのに、この日は僅か2リンクだけで競技が行われたのには、驚きです。JPリンクはビギナーの後、1度→2度→3度の進行順で、AGリンクはビギナーの後、3度→1度→2度の順でした。

 JPの2度M出走は昼頃になってしまい、カンカン照りです。ハリーは強い日差しも苦手なので、スラロームがまっすぐ太陽に向いていたので、ここで失速して、大幅なタイム遅延になり、失敗こそ無かったものの不甲斐ない走りになってしまいました。技術としては一応、第3、第6、第15を、クェチカで決めました。

(JP2M コース図)

 滅茶苦茶遅い不本意なタイムだったのに、何とか、表彰の末席、7席に引っかかったのには驚きです。

(JP2M 末席表彰)

 AG2M出走は、時間的にオーラスになったけど、薄雲が出てきたので「これはパーフェクトランのチャンス」とばかり喜んで走りました。それなのに何故か第5の黒トンネルに入ってから中々出てこない…、トンネル出口で必死に呼んでもドンドン時間が過ぎてゆく虚しさです。そのほかには、まったく失敗がなかったのに、無茶苦茶遅いタイムに沈みました。第14のトンネルはほとんどの人がトンネル裏側(図の上側)に立ったのに、私はトンネル表側(図の下側)に立った作戦が良かったかな。第16を飛ばした後、すぐにエアーをかけて、右手でスラに入れたのも良かった。ハンドリングは良かったと思うのに残念。でも、驚きです。こちらも表彰の末席、7席に引っかかっていました。我ながら不本意な走りだったが、何とか2走とも入賞できて、「ラッキー」と言うべきでしょうかね。

(AG2M)

 

 こちらの会場、久山採石場跡地には、黒々とした岩壁がそびえています。時々鹿が無く声が響きわたります。皆さんは、「幽霊のうめき声」と言うけど違うんです。

 地質を調べてみると、約3億3000万年前~2億8000万年(石炭紀-ペルム紀)の三郡-蓮華変成岩類です。海洋プレートの上を2億年位のとき経て運ばれて来た地層が、海溝のところで大陸プレートの端に付加されたものが、その後、高温・低圧で変成した岩石のようです。

わざわざ九州まで来たおかげで、これほど見事な変成岩地帯を、この目で見ることができて良かったです。

(岩壁)

 日曜日の夜は、八幡西区のペットと泊まれる宿に投宿しました。翌月曜日には、スペースワールドの側にある「いのちのたび博物館」を見学しました。ここには、隕石とか宝石などの珍しい岩石・鉱物もあったけど、ありふれた流紋岩や花崗岩の内部がわかりやすいように加工した標本陳列に感動しました。また、家内は、白亜紀の恐竜たちの陳列を見て大喜びです。時間さえあれば、1日中でも見飽きない内容です。

(いのちのたび博物館)

 

 家路への順路で、小倉城にも立ち寄りました。昼食は市役所支所の15階展望レストランで、小倉城天守閣や日本庭園を眼下にして安くておいしい定食をいただきました。午後からは、小倉城と松本清張記念館、日本庭園のセット入場券を購入して見て歩いたので、足がへとへとになってしまいました。

(市役所 15階)

(日本庭園)


仙石庭園の今(平成27年早春)

2015-03-08 23:45:39 | 日記

眼から鱗の勉強会

 東広島市高屋町にある仙石庭園は、市内在住の山名さんという病院長の方が個人で開園している石庭です。

 全国の銘石・奇石・組石を回廊しつつ鑑賞でき、全体として庭園形式をとっています。岩石の種類や量の多さは他に類を見ない石庭です。

(庭園全容:ホームページhttp://senseki.org/about/index.html 「石の都、仙石庭園へようこそ」)

 私は、この庭園のボランティアガイド組織の一員に入れていただいていて、今日はその勉強会に参加しました。 講師は、広島大学名誉教授の沖村雄二先生で、主に、園内散策による授業をしていただきました。

 早春はめまぐるしく天気が変わる時期ですが、今日は暖かく穏やかな日和に恵まれて、ラッキーでした。

 ここ高屋町は、標高が250mくらいの寒冷な地ですが、庭園には早くも白梅・紅梅が香しく咲いていて、小鳥たちがせわしく訪れていました。河津桜の開花も、もうすぐです。

 ボランティアガイドの一員として、私に何かできることはないか、「そうだ、日頃愛犬ハリーとのアジリティーを楽しんでいて、競技会に参加するたびにそのコース図を描き残してランの反省・回想をしているので、その経験を活かして稚拙ながらも庭園マップを作ろう」と一念発起し、なんとか出来上がったのが見出し写真のマップです。出来栄えはいかがですか、ウーン、ちょっと素人ポイかな。

 でも、公園の概要がよくわかるでしょう…自慢。 臆面もなく、これを引き下げて、ガイド勉強会に参加して皆さんに配布いたしました。恥知らず。

 マップは、4枚構成です。最初の1枚目が全体概要図、2枚目が上の段の庭中のもみじ門内とその付近です。3枚目が下の段(奇岩・巨岩通りと東屋・ワニ池周辺)、4枚目が山門から奥ノ院となっています。各石に振ってある番号は、ガイド用説明マニュアル(非公開)の順番です。

(マップ2 上段の庭中のもみじ門内)

(マップ3 下段の庭)

(マップ4 山門から奥ノ院)

  光栄なことに、沖村先生が園内散策授業で、私の作ったマップを使ってくださいました。

 (授業開始)

 今日の授業内容のうち、私が特に驚いたところを次に書いてみます。

 まず、東屋付近にある2組の銘石テーブルセット(マップ3の中央左寄り)、北側のものが紅簾石です。これは山波川変成帯の変成岩で、鉄やマンガンを含むチャートです。磨かれた面が美しく石のカケラでもあれば、ブローチなどの装飾品になります。

(テーブルセット 1)

 南側のテーブルセットは、こちらも美しい石で、同じ山波川変成帯の変成岩でも、元の石が泥岩という違いがあります。白い帯状、縮緬皺の文様は石英で、石英が最後まで溶け残って石の割れ目を埋めたことがわかります。点紋片岩とも言い、長石の白い点々が良く見えます。テーブルに加工してあるので、自然石の表面と研磨した表面の両方が見えて、岩石の特徴がよくわかります。

(テーブルセット 2)

 マップ3に番号を付けてない石ですが、33不動滝、大和石の近くにワニ池護岸として配置した流紋岩の亀甲石がありますが、この亀甲は、「もみじ門の中」(マップ2)の11長野県産花崗岩の亀甲石とは風化の原因が全く違います。流紋岩質溶結凝灰岩の亀甲石は風化しやすい部分が選択的に風化した化学的風化で、それに対して、花崗岩の11亀甲石は冷涼な地で水分が凍結を繰り返してできた物理的風化によるものです。

(流紋岩質溶結凝灰岩の亀甲石)

 マップ3「35蓬莱神仙島」にある石灰岩には、小さな生物の化石が見られるそうです。後で探してみようかな。

(石灰岩)

 マップ4の47-2白観音石は、「三重の山」の文字の下側に実はもう一つ有りますが、これを近くでよく見るとセメントみたいな物質が付いています。この岩石は方解石なので柔らかく、ナイフで傷が付くそうです。また、雨水でカルシウムが溶けて、再度、乾燥して固まったものが、セメント状に付着しています。

(もうひとつの47-2白観音石 方解石)

(剥離するセメント質)

 この付近、高屋町のマックスバリューと近畿大学の間の一軒家裏手に、「いつも気になる露頭があるので、教えてください。」と沖村先生にお願いしたところ、帰路に同行して立ち寄って、鑑定してくださいました。

(高屋町の気になる露頭)

 先生に教えていただいたところによると、次のとおりです。

 風化花崗岩の崖に、縦に流れる2本の太い筋は、花崗岩の割れ目にに貫入した細粒花崗岩の岩脈です。右側の岩脈は下側に断層の跡が認められます。 2本の太い岩脈だけでなく、よく見ると何本もの細い岩脈も走っています。

(細粒花崗岩の岩脈)