9月9日(土)・10日(日)と、高住神社神幸祭を執り行いました。
氏子さんがたの協力を得ながら、午後一時より神幸祭祭典、そして午後二時に神輿を出輿。
銅鳥居ならび神宮下バス停(町組)へと運搬車に乗せて巡幸し、出立前と町組到着時に稚児舞の奉納を行い、本社へ帰着。
今年は諸般の事情により一日のみの渡御となったので、本社拝殿にて一夜を明かしました。
十八夜目の月。英彦山の田植えは里よりも早く、そして収穫も早い。
今時分がちょうど稲刈り時期にあたり、総代らも田んぼが気にかかる様子。
祭り前に田んぼを見てきた、神幸終わったらすぐ刈らないとと、そんな会話が聞こえてきます。
祭りと収穫時期がほぼ重なるのは、新穀感謝の秋祭りが神幸祭という形態で、春先駆けて行われる英彦山神宮の神幸祭と対になっているのでしょうか。
かつて祭りは月齢と深く関わってきましたが、月半ばは満月の頃。
昔の人も今夜と同じような月を愛でながら夜を明かしたことでしょう。
夜半には行に来た山伏たちが神輿の前で読経を。
気魄こもった経が止めば、元通りの深い浄闇に。
いつもの通夜とは違った雰囲気ですが、静寂と神秘さに包まれ、これはこれで違う良さがありました。
今日は特別な供物も上がり、神前も賑やかしい彩りに。
祭礼日と知って来る人もそうでない人も、いつもと違う様子に今日の縁を感じているようです。
翌日午後、神輿が還幸してくる時間とほぼ同時刻に総代と氏子に加勢してもらい、御霊を遷す祭典をしたのちに神輿を片付けて終了。
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