高住神社公式ブログ

英彦山豊前坊高住神社の公式ブログです。

8月30日(火)の様子

2011年08月30日 14時20分56秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆晴れ

◆21℃

 

神幸祭まで10日となりました。

着々と神幸祭の準備をしていますが、ようやく7割がた、いや6割がたでしょうか・・・

天気が良いので、今日は神輿倉を開放して風通しをよくしました。

 

P8290015

ここが神輿倉。社殿の左側にあります。

この地域ではめずらしく、六角形の神輿です。

中には神役の持つ道具一式も入っています。

 

P8290017

以前は物置のように散乱していたのですが、昨年神輿好きの方と一緒に大掃除をして見違えるようにスッキリしました。

一人だとできないことも、こうした加勢に来て下さる方のおかげで事がはかどりますね。

ありがたいことです。

 

P8290018

倉の中にはこんなものも。

以前の社殿時の扁額です。

豊前坊ではなく窟(くつ)の名が書かれていることから、相当昔のものだと思われます。

ここが英彦山四十九窟・第十八番窟を表す名残です。

 

神仏分離令の際に仏に関わるものはことごとく棄てられたゆえ、英彦山隆盛時に比べると残存しているのはわずか。

そうしたものは修験道館に寄進されたり、またスロープカー花駅の展示室にありますので、歴史に興味ある方はぜひそちらで往時の空気に触れてみてください。

 

神幸祭準備のはずが横道にそれてしまいましたね(汗)

なかなかブログの更新に手が回らない状況ですが、社頭に来て頂ければ快く英彦山や豊前坊の歴史について説明させていただきます。

お気軽にどうぞ。

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8月29日(月)の様子

2011年08月29日 15時27分17秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆晴れ

◆20℃

 

久しぶりのブログ更新です。

私事ですが、連休を頂きまして島原半島の雲仙岳登山をしてきました。

(myデジカメ紛失中につき写真はなし)

雲仙岳といいますが、約20年前の大噴火で有名な普賢岳、妙見岳・国見岳など1300M級の三峰をはじめとした山々の総称です。

普賢岳山頂からは噴火時にできた“平成新山”が眺められ、今もなおわずかながら噴煙が上がっており、立ち入りが禁じられています。

普賢岳山頂からの眺望は良く、有明海が見晴らせ、空気が澄んでいれば筑後方面も見えたことでしょう。

 

普賢岳山頂下には普賢神社があり、また妙見岳には妙見神社と、菩薩になぞらえた山名とそれに伴う山岳信仰の名残があり、大宝元年(701年)行基による開山以降、千の坊を持つ霊山として大層栄えた歴史があります。

島原半島には英彦山神社があり、時間の都合で参拝は叶わなかったのですが、以前はこの一帯を『肥前国高来郡』といい、これは私の考えですが、高来(たかき・たかく)は“コウライ”とも読め、英彦山域において高木(高来)といえば、英彦山四方を護る高木神(大行事社)を指し、一説にある古代朝鮮から渡来した氏族が祀った神とすれば、島原地方における古代朝鮮との繋がり、さらに霊山と霊山を結ぶ修験道の経路が見えてくるのでは…などと考えてみました。

現に英彦山山頂からは雲仙岳が見えますし、また島原半島の英彦山神社と同じく、長崎半島にも英彦山・豊前坊の名を冠する地名が見受けられます。おそらく霊山を行き来する修験者がいて、各地に名を残していっても不思議ではないはず。

こうしたものは英彦山に限らず、霊山・霊峰と名高い大峰・金比羅・愛宕などが各地に伝播している状況を鑑みると、山を繋ぐ信仰のネットワークがあったのではないでしょうか。

日本各地の山々を自由自在に駆け巡る修験者の存在。

山頂から遥かに望む遠き山々に、古の修験者と同じ想いを馳せれたかどうか。

 

もうひとつ気になることが。

雲仙湯の町にある「温泉神社」(うんぜんじんじゃ)の御祭神は、国生みにおける筑紫島(九州)の四ヶ国をあらわす白日別命(しらひわけのみこと…筑紫の神)・豊日別命(とよひわけのみこと…豊国の神)・建日別命(熊曾国の神)・豊久土比泥別命(とよくじひねのみこと…肥国の神)と速日別命(はやひわけのみこと※1)となっています。

※1 肥国を速日別命、日向国を豊久土比泥別命とする説もあり

「筑紫の島は身一つにして面四つあり」とのことから、温泉神社のまたの名を「四面宮」、「筑紫国魂神社」と称していたそうで、なぜ島原半島に九州全土の国魂神(くにたま…国土を象徴した神)を祀っているのか。

高住神社は豊日別命を祀る神社ですから、幾分か英彦山との関わりがあるように思えてなりません。

こちらも参拝せずに終わったものですから、また長崎の英彦山との繋がりを調べに行こうと思います。

 

と今回は文のみで。

 

追伸

英彦山でバードウォッチングでお世話になっている方と雲仙で巡り合いました。

親切に鳥の説明ありがとうございました。

また英彦山にもおいで下さい。

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8月16日(火)の様子

2011年08月16日 15時41分07秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆晴れ

◆22℃

 

今日は朝方雨が降りましたが、午前中のうちに上がりました。

空を見上げると雲が早く流れ、気流に乗って雨雲も流されていってしまったのでしょう。

雨が止んだと思ったら、ミンミンゼミとツクツクボウシの大合唱が。

8月に入り、ヒグラシからミンミンゼミの季節になりました。

セミにも入れ替わりがあるようですね。

 

P81600301

ちょうど良い加減で木漏れ日が差しています。

盆も明け、いつも通りの日常が戻ってきたように思えます。

 

境内の様子はというと、トチの木が葉を落とし始め、実をふとらせる準備に入りました。

大きな実になるまではあともう少し。

少しずつ秋の気配が近づいていますが、まだ夏は終わりません。

夏休みも終わり間近。

最後の思い出に英彦山を楽しんでいかれてください。

P81600461

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8月10日(水)の様子

2011年08月10日 13時03分00秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆晴れ

◆21℃

 

イワタバコもそろそろ散り始め、地面に星型の紫色した花がポトポト落ちています。

日当たり具合によっては時期遅れの花があるようで、数は少ないもののもう少しだけ楽しめるようです。

 

立秋を過ぎ、なお涼しさに磨きがかかったような日。

登山者も「秋の気配がするね」と言っており、炎暑とは無縁の英彦山では一足飛びで秋が来てしまったような感じさえ。

 

そろそろ盆の入りもあって、里帰りついでの英彦山詣りの方がちらほら見受けられます。

役行者へのお供えもほおずきに。

P8070029

仕事に遊びにと忙しい夏。お盆くらいは家族でゆっくり過ごしてみてはいかがでしょ。

コメント (2)
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8月7日(日)の様子

2011年08月07日 12時50分00秒 | 日別天気・交通情報

本日の高住神社の状況です。

◆晴れ

◆21℃

 

今月になってから授与所を尋ねてくる方が増えました。

イワタバコはどこに咲いていますか?」

新聞、テレビと立て続けに紹介され、その反響は大きいようですね。

登山スタイルの方には望雲台を、軽装の方には境内のイワタバコをお勧めしています。

P8080002 P8080004

群生の具合は望雲台のほうが良いようです。

境内のイワタバコはちらほらと散り始めていますから、もう終わりに近づいているのでしょう。

ちょっと紹介が遅くなってしまいましたが、まだ少しは楽しめそうです。

 

さて、夏山登山シーズン。朝から登山者が多いです。

暑い時期の登山は日が照りつける山よりも、英彦山のような森に囲まれた登山道を歩くほうが好きという方もおり、確かにここは標高が高いから涼しくて快適です。

P8070025

日中の気温は24℃。日が当たる駐車場付近でこれですから、日陰はもっと涼しいです。

参道の杉木立を歩いていると、木々を抜ける風がまた心地良いこと。

風がある日とない日では体感温度がぐっと変わります。

 

初めての方は参道を見上げるだけで神社まで遠いんじゃないだろうか…と思うようですが、階段段数は130段。下の鳥居から歩いて5分あれば到着します。

階段も緩やかで途中に踊り場がありますから、想像するよりも楽ですよ。

階段を上り終えると神社まではすぐ。

P8070032

ここまで来ればあとはちょっと。

右手には樹齢800年を越える天狗杉が待っています。

その脇にある手水舎で手と口をすすいでからお参りしましょう。

 

社殿の前まで来ると、やっとたどり着いたという気分になるでしょう。

緩やかな階段とはいえ、ここまで上ってきたら喜びもひとしお。

呼吸を整えて、神様にご挨拶のお参りをしてから境内を散策してみましょう。

社殿上部には天狗岩、大天狗の霊水と名づけられた水汲み場があります。

ちょっとした休憩スペースもありますから、どうぞゆっくりされていってください。

神社の由来について知りたい方は、受付に申し付けてくだされば説明いたします。お気軽にどうぞ。

 

階段がきついなぁ、と思われる方は、坂道がありますのでそちらをご利用ください。

P8070022

松口月城の詩碑を右手に見ながらのルート。

季節によっては足元に山野草が咲き、それを見ながら上っているとアッという間に到着します。

運搬車用の道で舗装があまり良くないので、車いすの方には不便をおかけするかも知れません。ゆくゆくは考えものですね。

 

とまあ簡単ながら神社への道案内。

下から見上げたときほど苦労はありませんから、ゆっくりのんびりと神社参拝を楽しんでいってください。

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