高住神社公式ブログ

英彦山豊前坊高住神社の公式ブログです。

英彦山の植物・7

2011年05月16日 15時12分00秒 | 英彦山の植物

ヒトリシズカ(一人静)

センリョウ科チャラン属

別名:眉掃草(まゆはきそう)

豊前坊での開花時期…5月下旬~中旬

 

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初夏、木々が葉を広げ始める頃、割と日当たりの良い場所で見かけます。

ヒトリシズカの名とは違い、群生することが多いようです。

光沢のある葉が輪生状に4枚つくので、私のような素人でも見分けがつきやすい植物です。

 

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多年草なので毎年同じところから生えてきますが、参道階段と坂道の交差する岩陰が一番見ごたえがあります。

花は穂状花序(すいじょうかじょ)で、ブラシのようなかたちで花弁もがくもありません。

この姿が化粧道具の眉掃(まゆはき)に似ていることから「眉掃草」の別名がありますが、現在の化粧道具でいうアイブローブラシでしょうか。

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ちょっと画像を拝借しましたが、言われてみればよく似ていますね。

 

ヒトリシズカの名は、花の可憐さから静御前になぞらえたとか。

花言葉は「隠された美」

地面を覆う杉の落ち葉の間からのぞかせる艶やかな葉と白い花は、まさに隠された美といった風情です。

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英彦山の植物・6

2011年05月12日 14時09分00秒 | 英彦山の植物

ミヤマハコベ(深山繁縷)

ナデシコ科ハコベ属

豊前坊での開花時期…4月下旬~5月初旬

 

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山地の谷間など、少し湿ったところに生える小さな多年生植物です。

境内では大樹の根元など、あまり日の当たらないところで見かけます。

 

白い花弁が放射状に広がり、足元にある小さな花の割には目に止まりやすいように思えます。

ハコベと聞くと、昔、ヒヨコの餌にしていたのを思い出しますが、ミヤマの通りに山で見かけるハコベだからでしょう。

ニワトリを放ったら食べつくされてしまうかも知れません。

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英彦山の植物・5

2011年05月09日 13時39分00秒 | 英彦山の植物

フウロケマン(風露華鬘)

ケシ科キケマン属

豊前坊での開花時期…5月初旬~中旬

 

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特にめずらしい植物ではありませんが、5月に入ると境内を黄色く彩ってくれる可愛らしい花です。

図鑑を調べると草丈も高いようですが、境内で見られるものは日当たりもあってか、10cm~15cmほどの高さしかないようです。

 

華鬘(けまん)とは、仏殿を装飾する仏具の一種。

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(左が華鬘、右がケマンソウ)

フウロケマンと似てませんが、ケマンソウはこれによく似ています。

ただしコマクサ属と違うようです。

 

※2014.5.3
キケマンと書いていましたが、識者に確認したところフウロケマンとのこと。
訂正させていただきます。

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英彦山の植物・4

2010年04月15日 15時35分00秒 | 英彦山の植物

ハルトラノオ(春虎の尾)

タデ科イブキトラノオ属

別名:いろは草

英彦山での開花時期・・・4月上旬~下旬

 

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山地の林床や岩陰に群生しています。

地面や石垣に這うように生えており、そこから卵形の根生葉を出します。

春になると10cmほどの花茎を伸ばし、ブラシのような花穂をつけます。

名の由来は虎の尾に似ていることからですが、この種は短いので虎の尾には見えませんね。

別名をイロハソウといいますが、この花が春早く咲くことから「いろは歌」にちなんで呼ばれるようになったそうです。

トラノオの仲間は夏に咲くものが多いそうですが、名の通り春に咲く花です。

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英彦山の植物・3

2010年04月01日 12時09分00秒 | 英彦山の植物

サバノオ(鯖の尾)

キンポウゲ科シロカネソウ属

英彦山での開花時期・・・4月中旬~5月上旬

 

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サバノオは、山林内の日当たりの良い場所に自生しています。

草丈は10cm~20cmほどで、梅の花に似た小さな花を咲かせます。

深く切れ込みの入った葉で、まだらな赤錆色のものもあれば、鮮やかな緑の葉もあります。

陽が当たらないと開花しないようで、杉の落ち葉に紛れ込んでいるとなかなか見つけにくいです。

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名の由来は、実の形が鯖の尾びれに似ているから。

山の植物なのに、海の魚の名がついているのは不思議な感覚ですね。

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