五行目の先に

日々の生活の余白に書きとめておきたいこと。

9月2日(木)晴れ

2010-09-14 23:22:25 | Weblog
 9時起床。朝食はイギリストーストとしょうが紅茶。相変わらず、飽きもせずに食べている。焼き時間はうちのトースターで2分半。それより長いと焦げてしまうし、短いと十分に熱が通っていないような気がする。だからこの時間を厳守し続けている。

 大学に着いて、メールを開くと、男女共同参画推進室関連のメールが10通を越えていた。すでに出遅れた感ありありである。だからといって、すべてのメールに返信しなければいけないわけでもない。順繰りに読んでいって、レスポンスが必要なものとそうでないものとを区分けする。必要なほうには順次返信を書いていく。

 来月のシンポジウムの際のポスターセッションで用いるポスターの最終校正がPDFファイルで回ってきた。昨日も長い時間かけて検討したものだ。印刷屋さんには昨日の時点であれやこれやと細かい修正依頼を出してあったのだが、ここにきてもまだいくつか直すべき箇所がある。メールで「こことここの色を調整して…」といった依頼を送る。

 理系の先生の場合、学会発表にポスターを用いることも多いようで、レイアウトや配色なんかについて、実に手慣れている。それにひきかえ僕らの業界は、一部の学会でポスターセッションがあるけれども、依然として主流は口頭発表だ。すでに本格的なパワーポイント時代に入っているようだが、ここのところとんと学会発表と縁がない。いや、むしろ意図的に避けているというのが正しい。業績を積むという意味では出かけていくべきなのだろうが、嫌いな人間と顔を合わせるのはどうにも苦痛だ。金を払って不愉快な思いをするほど余裕のある生活というものを今の僕は送れていない。

 スコーラムで昼食。きのことガーリックのパスタを注文する。今日は人と会うこともないだろうから、このメニューでも心配あるまい。パスタメニューが充実している夏休みはありがたい。しかし不思議とスコーラムのカレーはおいしいとわかっているのに注文することが少ない。何となくランチでもなくパスタでもなく、という気分の日にカレーを注文するのが習慣化してしまっていて、平時からカレーを頼もうという感覚がないのだ。これはちょっともったいないことかもしれない。本当においしいんだがなあ、ここのカレーは。

 今日は推進室での打ち合わせがない分、メールでのやり取りがいつもより多い。午後も頻繁にメールが飛び込んでくる。直接関係あるものもあれば、読み流して済んでしまうものもある。直に顔を合わせて話し合いをしているときよりも、こうしてメールが飛び交っているときのほうが、かえって連帯感を覚えるから不思議だ。会合のときにももちろん真剣に仕事をしているのだが、目に見えないところで各自がタスクに向き合っている様子を想像するほうが、この仕事の重さを実感することができる。案外仕事ってそういうものなのかもしれない。

 夜、車を運転しながら文化放送を聴く。建物のなかではほとんど聴取することができない文化放送だが、カーラジオでは何とか聴くことができる。ただし車の向きによってはハングル放送に乗っ取られてしまう。さあ、ここだチャンスだというところで交差点を曲がろうものなら、途端に異国のラジオ放送だ。で、さらに角を曲がると得点が入っていたりする。とりあえずは今日もライオンズが勝利を収めたからそれでよし。

9月1日(水)晴れ

2010-09-14 20:40:21 | Weblog
 8時起床。朝食はイギリストーストとしょうが紅茶。車で大学に出る。授業が始まると駐車場も一杯になってしまうのだろうが、この時期はまだ何とか一日利用許可証で駐車しても何とかスペースがある。

 9時に男女共同参画推進室に行く。今日から新たに着任されたコーディネーターの方の辞令交付に立ち会う。推進室のスタッフはますます充実してきた。

 そのまま打ち合わせに移行したのだが、僕は途中で失礼して、昨日に続いて附属中に行く。今日は2人のゼミ生の研究授業がある。しかも同じ時間帯だ。授業は最初から最後まで聴いてこそだと思うのだが、こればっかりは仕方がない。前半と後半で教室を移動して、半分ずつ見せてもらうことにした。

 片や1年生、もう片方は3年生である。同じ時間のなかで移動して比べてみると、やはり3年生は大人っぽい。年齢は2つしか違わないのに、ずいぶんと違って見える。文字どおりの成長期なのだなあ。

 授業をする側も、それぞれの学年の特性に合わせた授業を展開していた。とくに3年生の授業は、流れも教材も実によくできていて感心した。指導の先生もほめておられたので、やはりいい授業だったのだろう。

 大学に戻る。研究室で事務作業をしていたら、午後から推進室でミーティングを行います、との連絡がくる。午前中の打ち合わせとは別の集まりだ。9月早々にまたしても推進室拘束か。行きましょう、行きますとも。

 推進室に行ってみると、急な招集にも納得する。いろいろと処理しなければならない案件が積み重なっている。しかもいずれもが早急な対応を要するものばかりだ。複数の作業が交錯して、終わったのは16時近く。「おみやげ」を持って研究室に戻る。「おみやげ」の賞味期限は短いから、早めに消費もとい処理しなければならない。

 こんな日の楽しみといったら、ライオンズの戦いを措いて他にない。昨日はイヤな負け方をしてしまったが、本日は快勝。ただシコースキー投手が登板過多気味なのが気になる。今日の3失点は今後の不安材料ではある。

 今日から9月である。夏休みも折り返し地点。といっても、あまり実感がない。そして授業がないのをいいことに、やたらと会議だのミーティングだのを突っ込まれる現状を鑑みれば、夏休みなど早く終わってしまえ、という気分にならないでもない。いや、終わってもらっては困る。これからが聞き取り調査の本番だ。大学を離れ、人生の物語に耳を傾ける。この夏は、個人研究の資料を倉庫に追いやって、この作業に集中すると決めている。旅と出会いを支えにしよう。

8月31日(火)曇りのち雨、のち晴れ

2010-09-14 18:39:10 | Weblog

 7時半起床。朝食はイギリストーストとしょうが紅茶。僕にしては早起きだ。眠い。まっとうな生活時間というのは実に遠いところにある。

 車で附属中に出かける。今の時期、ゼミの3年生が教育実習を行っていて、研究授業に招待されたのだ。僕が見たところで、何か有効なアドバイスをあげられるわけではないのだけれど、他の用事と重ならない限りは足を運ぶようにしている。

 玄関から学校に入り、授業の行われる教室へと向かう。すれ違うスーツ姿の学生の多くは見知った人たちばかりで、会うたんびに元気に「おはようございます!」と声をかけられる。中学生からもあいさつされる。どうやらこの場では、服装から大学の先生と認識されるようだ。なぜなら中学校の先生はちゃんとネクタイを締めている方がほとんどだし、実習生はスーツ姿。そんなところにチノバンに普通のシャツ(さすがにTシャツやポロシャツではないものにした)を着て歩いていたら、それは明らかに大学教員だと識別できる。

 教室の後ろの隅に座って授業を見学する。実習が多い学校だけあって、常に見学用の折りたたみイスが用意されている。本当はいろいろ歩き回って見てみたいのだが、あんまり動くと実習生の邪魔になるかと思って、大人しくしていた。

 ゼミ生とは普段から接しているから、どんなキャラクターかもわかっているのだけれど、いざ研究授業ともなると独特の緊張感があって、見ている僕も緊張する。何はともあれ、きちんと50分の授業を作り上げたのだから大したものだ。

 見学を終えると、指導教員の先生にごあいさつをしてからいったん自宅に戻る。そのまま自転車に乗り換えて大学に出る。

 仮研究室は広い分だけ熱がこもらない。風通しの悪さと防虫網がないのが残念だが、ドアを開けてむんとした熱気が出てくるということはない。その点だけはありがたい。出入口は前方と後方と2つあるのだが、前方の出入口は実質的に僕一人が利用する格好になっている。

 いくつか事務書類の処理を済ませて、スコーラムに行く。お、今日は臨時休業か。そういえば昨日ちゃんと掲示があった。やむなく1階の人民食堂でおろしそばを食べる。何だか懐かしいなと思ったら、そうだ、秋田大学での集中講義の折りに連日食べていたものとほとんど同じだ。海堂尊の『イノセント・ゲリラの祝祭』(下巻)を手に持っていたのだが、どうも読書をするには人民食堂は不向きだ。生協のコンビニでアイスを買って研究室に戻る。

 来週予定されている調査に向けて、資料を読む。こうしてじっくりと文献を読む時間を持つことはこれまでほとんどなかったから、貴重だ。だが少々寝不足気味で、読んでいてたびたびウトウトしてしまう。首と肩もコチコチだ。名倉堂が恋しい。でも施術を受けられるのは早くて来週末。もうしばらく我慢しなければならぬ。

 研究室がどうにも暑くて仕方がないので、珍しく定時で帰宅することにした。空は雨上がりで虹がかかっていた。

 メールでの連絡などは自宅でもできる。自宅も暑いことは暑いが、クーラーがある分だけ仕事は捗る。たまにはこういった働き方もいいだろう。

 いささかふてくされ気味のなかで、弟から思いもかけぬうれしいお誘いが来る。おお、急に元気が出てきた。だが、宿泊先を確保しようとしたらどのホテルも一杯だ。ちょうど学会シーズンだというのを忘れていた。やれやれ、困ったな。これだけビジネスホテルが増加しても、年に幾日かは満室になるときがある。とりわけ秋の東北や北海道は気候がちょうどいいものだから、そのような状況に陥るのを忘れていた。

 どうも宿が取れぬ、と弟に報告したら、何と予め確保してあったとのこと。さすがだ。宿も取れた、バスも確保した。あとは勇躍Kスタ宮城に向かうのみである。お天気がどうなるかは、ちょっと気になるところだけれど、とにかく週末の楽しみができたのである。


8月30日(月)晴れ

2010-09-14 18:38:55 | Weblog
 8時起床。朝食はイギリストーストとしょうが紅茶。ようやく集中講義のリゾート気分(?)から脱し、本業のほうに復する。自転車で出かける。まだまだ陽射しは強い。

 研究室に上がる前にレターボックスをチェックする。さすがに1週間留守にしているといろいろ入っている。大事なものとすぐに捨ててしまってよいものとを区分けする。大学に届く手紙というのは当然のことながら事務的な用事、公的なものが多いのだが、そんななかに絵はがきが1枚混ざり込んでいたりすると、何だかうれしくなる。

 10時に男女共同参画推進室に行く。いろいろとファイルを挟み込んだファイルを2冊抱えていく。重い。まず1つめの会議。事前にアナウンスされていた検討事項について、考えたプランを持ち寄って議論する。1時間ほどで終了。引き続き2つめの会議。メンバーが多少入れ替わる。こちらは1時間半ほどかかる。

 とりあえず午前中はここでいったん終了。スコーラムに行く。照り焼きチキンのランチを食す。食後には熱いコーヒーを飲む。しばし憩いのひとときを過ごす。

 食事を終えると、本日3つめの推進室の会議。こちらは16時半近くになるまでかかった。ようやく解放されて研究室に戻る。最近「普段研究室にいませんね」とよく言われるのだが、それはどうも大学にいないということと同義になっているようだ。いやいや、「研究室にいない」ことと「大学に出てきていない」こととをごっちゃにされてしまっては困る。ちゃんと大学には出て、それなりに仕事をしておりますです。

 それにしても、就業時間の大半がこの仕事に持って行かれてしまうというのはなかなかしんどいものがある。このいびつなワーク・アンバランスは、ワーク・ライフ・バランス以前の問題のような気がしている。僕にとってアンバランスが受け容れられるのはせいぜいアメリカンフットボールのオフェンスフォーメーションくらいなもんだ。そういえば今年はフットボールの試合を観ることはできるだろうか。1試合くらい、フェニックスの試合を観たいもんだ。

 調査実習に向けての諸連絡。2年生の地域生活調査実習のほうはおおよそスケジュールが固まった。次は3年生の地域コミュニティ調査実習のほうである。僕自身は調査の主体ではないはずなのだけれど、いざ近づいてくるといろいろ気になるところも出てくるし、緊張もしてくる。調査を終えて、そうした緊張感から解放されるときが気持ちよかったりもするのだが。

 今夜も桃太郎温泉に浸かる。今年の夏は昨年と比べて電気代が大幅に増加し、反対にガス代が減った。光熱費はほぼ同じくらいだろうか。外は涼しくなったのだが、僕の部屋はまだ寝るときにクーラーを回さなければならない。あと1週間くらいはお世話になることになりそうだ。

8月29日(日)晴れ

2010-09-14 18:38:42 | Weblog
 11時過ぎ起床。何だか頭が重い。一日寝たら疲れは抜けるだろうと思っていたが、やはりトシのせいだろうか。朝食は摂らず、洗濯をする。

 今年の夏の洗濯機の稼働率は例年に増して高かった。何しろ帰宅して、汗を吸い込んだシャツやら下着やらはできるだけ早く洗わねばならない。通常なら秋口になるこの時期には、2日分くらいの洗濯物を溜めても何ら問題はなかったのだが、この夏は毎日洗わないといけない。

 以前は、それなりにシャツの見ばえなんかに気を遣って、アイロンをかけたりもしていたのだが、ここしばらくそんなことをしていない。どうせ着たらまたシワになって、すぐ洗っての繰り返しなんだから、という言い訳をしている。Yシャツはクリーニングに出すからいいとして、普段着のシャツはいつもしゃんとしていない。いちいち気にするよりは、僕のシャツはそういうものだと周囲に理解してもらうほうがラクでいい。

 パスタを茹でて食べる。冷蔵庫の野菜を切らしているので、野菜ジュースで代用する。食べているだけマシだともいえるが、やはり生活の荒み感というのは否めない。

 車で出かける。昨日に続いてヤマダ電機に行く。一日で済ませればいいものを、ちょっとつないではあれが足りない、これもあったほうがいい、と細かな部品を買い足していく。時間のムダといえばそうなのだが、こういった買いものが結構楽しかったりするのだ。

 大学に出る。早速買ってきたあれこれを取りつける。古いパソコンはドライブクリーナーできれいにしておいたので、そこからOSやら他のソフトやらをインストールしていく。だがどうもおかしい。画面の色合いなんかも今ひとつだし、何しろ音が出ない。しばらくして気づいた。いろいろなドライバソフトもインストールしなければならないのだ。だが、もともと実家にいたときにキットを購入して組んだPCゆえ、その辺の一式は実家にある。再来週には帰京する予定だが、それまで作業はお預けだ。一気に片づけてしまっていい気分、といきたかったのだが、先に持ち越しとなってしまった。

 研究室のテレビで「笑点」を見る。24時間テレビのなかでもきちんと「笑点」の時間は確保されている。この番組あっての日曜の夕方だなあ、としみじみ思う。

 引き続き仮研究室のセッティングを続ける。いったい何日かかっているんだ、という感もないではないが、日曜大工のようにあれこれいじっていくのが楽しい。何だかこういったことが気分転換になっているような気がしている。

 結構ほこりまみれになったところで、夜には桃太郎温泉で汗を流す。ああ、さっぱりとして気持ちがいい。夜の風も幾分涼しくなってきた。8月もあっという間に残すところあと2日となった。