五行目の先に

日々の生活の余白に書きとめておきたいこと。

6月27日(土)晴れ

2009-06-30 00:24:50 | Weblog
 8時半起床。朝食は天然酵母のパンと目玉焼き。両親と一緒に家を出る。昭島駅で別れて僕は拝島へ。例によって整骨院に行く。

 昨日と同じく院長先生に調整をしてもらったのだが、筋肉の張り具合などを勘案してか、昨日よりはきつくはない。多少痛いと思ったところはあるけれど、むしろ気持ちよかった。

 患者さんと先生たちの会話に聞き入る。おいしいラーメン屋さんの話題だ。どこのお店がいい、あそこはダメだ、といった具合で、いろいろ情報が入ってくる。そういった情報交換の楽しさもこの治療院の魅力のひとつだ。毎週コンスタントに通えるのはあと1ヶ月。その後はどれくらいのペースで通えるかな、と考える。

 西武線で高田馬場へ。日差しは強かったが、運動したほうがよかろうと、大学まで歩くことにした。早稲田キャンパスに西門から入り、法学部の脇を抜けてメルシーへ。少々ご無沙汰した感がある。ラーメン半ライスを注文。暑い日こそ汗をかきながらラーメンをすするのがよい。

 いつもより少し早めに教員控室に入る。今朝新聞に出ていた、文科省が就職活動の早期化に歯止めをかけるための要請を企業側に行おうとしているとの記事を切り抜いて印刷する。

 「青少年と学校」は、大学生の就職がテーマ。「就職戦線異状なし」を観てもらう。先日の「戦後日本の子ども文化」でも使った映画だが、今日の授業のために編集をやり直した。なにせ早稲田大学が舞台の映画だから、早稲田の学生さんに観てもらってこその作品である。受講している学生さんは2,3年生がほとんどなので、直接就職戦線に身を投じているわけではないけれど、そこかしこで厳しい状況については聞いているようで、それだけにバブル期のおとぎ話はインパクトがあったようだ。

 僕が4年生の時分には、バブルがはじけて、新卒労働市場はひどい状況だったが、それでもそこそこ希望はあったような気がする。僕自身が就職を考えていなかったからかもしれないが、まあ何とかなるだろう、といった気分だった。求人倍率だけをみれば、来年3月に卒業する大学生たちのほうがいくらか「広き門」である。しかし切迫感は現在のほうがはるかに高いような印象ももつ。

 今は取り壊されてしまった第一学生会館なんて、とても懐かしい。現在の早稲田のキャンパスも基本的には変わっていないように思えるが、以前と比べると高い建物が増えた。主人公の織田裕二やヒロイン役の仙道敦子のファッションも、確かに当時の早大生はあんな感じだったな、と思い出す。

 講義のほうは時間がなくてバタバタしてしまったが、映像を楽しんでもらえれば今日のところはこれでよし。

 帰りは東西線を利用して高田馬場へ。西武線に乗り換えて実家に戻る。

 イオンモールにある「野の葡萄」という和食バイキングの店に行く。店の入口には列ができていたが、予約をしてあったのですんなり入ることができた。

 今日は父、弟夫婦、僕が、母の還暦を祝う食事会である。本当はもうちょっと豪華なところがよかったのだけれど、母自身の希望でこのお店になった。素材にもこだわりがあるようで、味付けも濃くはなく、おいしい。バイキングだと、ついつい食べるペースが上がってしまうのが玉に瑕か。

 今日も出勤の弟は、少し遅れてやってきた。もともと食事会の提案者は弟である。僕も母の誕生日は頭に入っていたが、実際に企画・実行するところまでは気が回らない。その辺、しっかりした弟を持つと安心である。

 食べものを取りに立つ機会が多いので、落ち着いておしゃべりするという感じではなかったけれど、質素を好む母らしい食事会だったような気もする。

 父の還暦の時には、定年退職というライフイベントとの重なりがあったので、かなり重みを感じたが、母の場合には不思議とそんな感じがしない。10年くらい前とほとんど変わっていないし、仕事に趣味に元気なので、もうそんななのか、という感じがしてしまうのである。

 弟夫婦は実家に泊まることになった。帰宅してからもおしゃべりが続く。格別どこが優れているというところがあるわけでもなく、ごくごく平凡な家族ではあるのだが、それなりに仲がいいことだけは、ちょっぴり誇りにしてもいいんじゃないかと思っている。

6月26日(金)晴れ(弘前)→晴れ(東京)

2009-06-29 23:46:15 | Weblog
 8時半起床。イギリストーストとしょうが紅茶の朝食。洗濯物を干し、荷物をちゃちゃっとまとめて車で出かける。健康温泉桃太郎で朝風呂を浴びる。今日は風呂の日。現金で入浴券を買って、優待券を1枚もらう。

 そのまま青森空港に向かう。国道7号線はそこそこ車が多かったので、浪岡からは旧道を通る。出発1時間前に到着。ラウンジでコーヒーを飲んだりして時間をつぶす。

 滅多に飛行機に乗らないということもあるのだが、たいてい手荷物検査で引っかかる。今日もそうだった。今回は身につけていたものではなくて、ポメラをバックパックに入れたまま遠そうとしたのが原因。電子辞書みたいなもんだろう、と取り出さなかったのだ。機能からみればパソコンに近いので、出しておかなければならないと知る。

 飛行機は定時に出発。飛行中はずっと窓の外を眺めていた。1時間ほどのフライトだから、本を読むのも書きものをするのも中途半端、ということにして、雲海と、その切れ目にみえる山地・平野に見入る。



 羽田空港への着陸も定刻通り。到着ロビーを出てすぐのところにあるそば屋に入り、葉わさびそばを食べる。表の日差しは強く、暑そうだ。

 京急・山手線・西武新宿線と乗り継いで、小平から西武多摩湖線に乗る。この路線に乗るのも久しぶり。八坂、武蔵大和とホームが片面1線しかない駅を過ぎ、ちょっとした山岳路線気分を楽しむとすぐに西武遊園地に到着。



 ここからは山口線レオライナーに乗り継ぐ。ライオンズマークを前面に掲げているのがいかにも誇らしげ。編成には優勝回数に合わせて「V3」と番号が振られている。

 子どものころはこの路線の部分を、おとぎ電車と呼んでいたSL列車が走っていた。廃止になる日に乗ったのを今でも覚えている。

 西武ドームがみえてくると、テンションが上がる。頭のなかは松崎しげるの歌う「地平を駈ける獅子を見た」が響いている。

 とはいえ、今日の試合は大宮開催なので、駅前は閑散としている。ファンクラブの優待チケットを日曜日の試合のものと交換する。3塁側指定席はほぼ売り切れ。1塁側となったが、お客さんの入りがいいのはいいことだ。

 父が車で球場前に迎えにきてくれた。そのまま実家に戻り、小休止してから整骨院に行く。今日はいつにもまして首を重点的にもんでもらう。痛かった。額には脂汗がにじみ、アイタタタタタ、とか、ぐぅう~、といった声を出す。とはいえ、やはり疲れは抜けるのである。すごいもんだ。

 夕食はカレー。暑い日はカレーが一番だ。コースナビの書き込みを、締め切り直後に確認する。投稿のリミットぎりぎりいっぱいの、0:00付投稿が毎回結構ある。やっぱりぎりぎりにならないと書こうという気にならないのかな。とはいえ、とても駆け込みとは思えない充実したものが多くて、その辺の技量の高さにも感心させられるのである。

6月25日(木)晴れ

2009-06-29 23:45:24 | Weblog
 9時起床。朝食はイギリストーストとしょうが紅茶。シャワーを浴びてから大学に出る。今日はかなり暑くなりそうだ。ようやく夏がやってきた感じ。

 午前中はいくつかの書類の処理。諸手当の支給状況に関するものなど、個人的な情報に関するものもある。もうすぐボーナスの時期だが、われわれのボーナスもしっかり2割カットされるそうだ。現在の立場は「国立大学法人弘前大学職員」なので、「国家公務員」ではない。普段は公務員扱いではないのに、こういうときだけは同一の処遇とはご都合主義もいいところだ。いただけるだけありがたいと思わなければいけないか。

 総理大臣が「定額給付金のことを忘れないように」といっていたそうだが、はい、忘れませんよ。ボーナスカットとセットでね。

 昼食は生協の出店で買ったビビンバ麺。夏の時期には麺メニューも販売される。ついつい買ってしまうのだが、麺にコシがなく(のびてしまったというのが真相だろう)、がっかりすることが多い。だが丼ものの弁当よりも軽いのでついつい買ってしまう。

 3コマは「社会学概論」。家族がテーマ。どれくらい一人暮らしの学生がいるのだろう、ときいてみたら、半数以上がそうだった。ちょっと意外。地元出身者が多いと思っていたが、必ずしもそういうわけではないようだ。出身地が多様であるのはいいことだと思う。

 それにしても今日は暑い。話しを聴くほうもそうだったと思うが、僕も体が重く感じられた。でもその分力の抜けた授業ができたようにも思う。

 4コマは「公民演習」。今日から2冊目のテキストであるグナル・ハインゾーン『自爆する若者たち』(新潮選書)を読み始める。先週までの『失われた場を探して』と比べると、難しく感じられたようだ。その理由は、身近な体験を引き合いにしたコメントが書きにくいところにある。

 個人的経験は、思考を磨いていくうえで重要なものだが、それのみに依存してしまうと、成長は見込めない。わからないところは自分で調べるなりして読んでいくことが必要なのだ。今後はこうしたテキストを読む機会を増やしていったほうがいいのかもしれない。

 ようやく5コマから解放されたというのに、とにかく眠い。しばし研究室で仮眠する。

 すっきりしてから土曜日の授業準備。映像を使うことにしたのだが、話すべき内容もかなりのものになった。うまく時間をコントロールできるだろうか。データも新しいものを追加する。

 今日中に帰れるかと思ったが、せっかく勢いがついたところだから、やれるところまでやってしまおう。

 それにしてもここのところ夜型生活が染み着いてしまったな。大学院生のころを思い出す。あのころは徹夜しても平気だったなあ。今では到底ムリだ。いろいろあった院生時代だったが、今となってはすべて過去のことだ。これからのことを前向きに考えていこう。

 「青少年と学校」の前回授業の要約と参考文献一覧を作成、コースナビにアップして帰宅。今日も寝る前に熱いお茶と、少しばかりのお菓子を食べてしまう。ちょっぴり元気を出してから眠る。

6月24日(水)晴れ

2009-06-29 23:44:09 | Weblog
 8時半起床。朝食はトースト1枚、バナナ、しょうが紅茶。なんだか首が痛い。寝違えたわけでもなかろうが、疲れがたまっている感じ。

 健康温泉桃太郎で朝風呂に浸かる。この時間は入れ墨率高し。一瞬、ぎょっとした目でみて、急いで素知らぬふりをする。

 自宅に戻りがけのスーパーの駐車場で、かなりひどいドア当てに遭う。隣に止まっていた車の運転手とおぼしき人物が、やたらと僕の車をみていたので、まさか、と思ったら、しっかりリアフェンダーに白い塗料が付着していた。戻ってくるのを待っていたが、時間のムダなので諦める。だが車のナンバーも、ボディーに大きく書かれた病院名もしっかりメモしておいた。

 それにしても、この辺の住民の駐車マナーのなんと悪いことか。細かいキズやへこみを何度つけられたことか。これも民度の低さの表れだ。太宰治で盛り上がるのも結構だが、果たして「文化」というものを語るに値するところなのか。甚だ疑問である。

 そのまま大学に出る。昼食は桃太郎で買った焼きそばといなり寿司。
 
 3コマの大学院「社会学演習」は『知識の社会史』の4章を読む。都市論と知識の集積・流通にまつわる話し。社会学に造詣の深いピーター・バークの真骨頂というべき章だ。

 4コマはゼミ。ギデンズ『社会学』17章(宗教)の部分を読む。身近な宗教儀礼が話題に出た。女子学生の場合には、厄除けなんかがあるらしい。確かに19歳は女性の厄年だ。それと青森独特の民間信仰について教えてもらう。

 ゼミが終わると車で附属中へ。附属小中学校の先生方との協同研。公開研究会の学習指導案を検討する。

 予定の時間を過ぎても続いていたので、途中で失礼して大学に戻る。17時40分から校舎改修のWG会合。いよいよ本格的に改修が動き出す。僕の立ち位置は、実際に動かしていく先生方の下で、その仕事を間近でみて勉強するといったもの。貴重な機会だ。

 夜7時前に会議は終了。人民食堂で夕食。研究室に戻り、コースナビの書き込みへの返答を書く。全部で10人分。7月4日の授業は、教室での授業を休止し、早稲田社会学会のシンポジウムを聴きに行くことにした。その旨コースナビからアナウンスを流したのだが、数人の学生さんがシンポジウムは先週の授業当日と勘違いして、そちらに行ってしまったようだ。日付もちゃんと書いておいたのだけれど、ちょっとかわいそうなことをした。

 全てに対応していたら、1時近くなった。もうひとつふたつやろうと思っていたことがあったのだが、大人しく帰宅する。

6月23日(火)晴れ

2009-06-24 01:34:51 | Weblog
 8時ちょうどに目が覚めた。あまり寝ていないにもかかわらず、気持ちのよい朝だ。雨の予報も外れて、いいお天気になりそうだ。

 朝食はイギリストーストとしょうが紅茶。それにヨーグルトをつける。半袖のYシャツにネクタイを締めて大学に出る。

 研究室で冷たいお茶を飲む。そろそろ熱いお茶から冷たいお茶のほうが合う時期になってきた。挽き立てのコーヒー豆の薫りもいい。こちらは午後に飲むことにしよう。

 2コマの「戦後日本の子ども文化」は、60年安保と東大紛争の映像をみてもらう。「社会学概論」でも学生運動は取り上げたが、映像は別のもの。現代ではひとくくりに扱われたりもする2つの運動の相違点をテーマに話しをした。大学のストライキに関しては、僕が大学2年のときまであった早稲田の文学部ストの際のエピソードも交える。聴いている学生さんたちは、とうてい信じられないといった表情だった。でもかつては弘前大学でもかなりの運動が繰り広げられたと聞く。

 昼食は生協の出店の弁当(タンドリーチキン丼)とマカロニサラダ。食べ終えて、ひと息ついてから附属中に行く。今日で前期のTuesday実習は終わりである。附中に向かって自転車で走っていると、学園町から大学までがゆるやかな下り坂であることを思い出す。車だと感じないほどの傾斜だ。

 最後のグループの授業実践は、裁判員制度をテーマにしたもの。ゲームやクイズといった仕掛けも随所に盛り込まれていて、飽きさせない構成になっていた。完成度は高い。それと数人の生徒さんたちが、実習生たちとうち解けたのか、かなり積極的に取り組んでいたので、いい授業ができていた。

 恒例の担当教員のコメントとしては、少々辛めのことをいう。テレビとかマンガとか、中学生の関心についていけるくらいの情報のフォローを、というのが一点。もうひとつは、理想的な発話状況とはどのようなものか、という問題提起。いずれもその後に総括された先生がうまくまとめてくださって、いい締めくくりになった。

 研究室に帰ると、ネクタイを解き、少しばかりマッサージチェアで仮眠を取る。やっぱり眠い。もう徹夜なんてできやしない。一眠りすると頭がすっきりした。

 野球のない夜は退屈だ。ようやく今週末からレギュラーシーズンが再開する。ライオンズには、交流戦のことはしばし忘れて、再浮上のきっかけをつかんでもらわねば。

 先週までは、今日の夜は木曜5コマの授業準備に充当されるところだが、終わっているので、今週のゼミ・演習で購読する文献に目を通す。いくらか時間に余裕があるので、じっくりと読む。

 途中からBGVとして「SHIROH」のDVDを流す。久しぶりに観た。荒削りな印象もある舞台だが、そこがまた魅力でもある。僕が観たのは映画館でのゲキシネだけで、いつかナマの舞台で観てみたい。

 余裕がある、と暢気に構えていたら、結局いつもと変わらない帰宅時間になった。

6月22日(月)曇りのち雨

2009-06-23 20:13:51 | Weblog
 8時ごろから目は覚めたが、10時までは寝ると決める。外は明るく、気温も上がってきた。意地になって十分すぎるほどの睡眠をとる。

 ようやく起きあがって朝食。イギリストーストとしょうが紅茶。ようやく目が覚める。今日あたりはまだ長袖でいい。薄手のジャケットを羽織る。

 研究室で今日の大学院の授業で使う「私は二歳」のDVDを探す。授業で用いる機会が多いものは、1冊のファイルにまとめてあるのだが、どこにいってしまったのだろう。なかなかみつからない。あちこち引っかき回した末に、授業の5分前にみつかった。

 3コマの大学院「社会学特論」は、この「私は二歳」を観ながら、子育てにおける伝統指向・内部指向・他人指向について考える。全編1時間半ほどの映画で、ところどころスキップしながら観たのだが、議論の時間を十分に確保することができなかった。もうすこし削るシーンを明確に決めておけばよかったかな。

 「私は二歳」には、団地・核家族・専業主婦といった、当時としては新しい育児環境が登場する。親との同居については、経済合理性を考慮しての判断が行われる。様々な時代の画期が読みとれて、とても面白い。

 映画のなかでは浦辺粂子がおばあちゃん役で登場するのだが、孫への世話の焼き方なんかは、ついつい僕自身の祖母を思い出して、何となくうるっときてしまう。それと意外と各シーンに美しい画が挿入されている。さすがは名匠市川崑監督作品である。

 オフィスアワーの時間はのんびりしていたら、来客が相次ぐ。それぞれちょっとシリアスな話しをする。

 ここ最近、月曜日は映画の日、と決めている。7時前に帰宅して、レトルトのカレーと、キャベツ4分の1玉をスライスした生野菜を食す。お茶を飲んで一息つくと、健康温泉桃太郎へ。今日はサービスデーだ。いつもより少し急ぎ目に浸かる。

 風呂から上がるとワーナーマイカルシネマズ弘前へ。「ハゲタカ」か「真夏のオリオン」か迷ったが、前者を選んだ。すでに1回観ているのだが、実は前回、開始時刻に遅刻して、オープニングの何分間かを見逃している。今日はその穴埋め。

 予告編が終わり、本編が始まると、見逃したシーンというのはたかだか1分くらいのものとわかった。ストーリーを追ううえでもさして問題はなかったのだ。

 とはいえ息詰まる攻防は面白かったし、十分に理解できていなかったいくつかの経済用語も意味がわかった。そして、頭の固い、単細胞な赤間自動車社長のエンケンさんがやっぱりいい。あの涙とも汗とも鼻水ともつかぬものが鼻から口元へと伝わるさまは実に見事だ。

 TSUTAYAで新作のDVD「チェ28歳の革命」「チェ39歳 別れの手紙」「禅ZEN」「ハッピーフライト」を借りる。

 日付が変わろうとするときに帰宅。いい夢をみた。いや、これは現実か。空が明るくなりかけたときに、ようやくちゃんとした眠りにつく。いつの間にか雨は上がっている。朝目覚めたときにもきっといい気分でいられるだろう。そうに違いない。

6月21日(日)雨(東京)→晴れ(弘前)

2009-06-22 00:32:50 | Weblog
 昨夜は洋間のソファでテレビをみながらいつの間にか眠ってしまったらしい。夜中に起きてきた母親に気づいてもらえなかったら、そのまま朝まで寝通して、そして確実に寝冷えしていただろう。危ないところだった。

 8時半に目が覚めてしまった。もっと遅くまで寝ていてもよかったのだが、久しぶりに大沢親分と張さんの「スポーツ御意見番」がみたかったので起きる。やっぱり張さんの「くぁーつだっ!」は素晴らしいなあ。スポーツマンとしての気概にあふれている(今日はいつも以上に張さんが「スポーツマンとして」を連発していたように思う)。親分のほうは、おそらく50代以上の人しかついていけていないと思われる昔話がよい。

 朝食はトーストに野菜サラダ。昼食が早くなりそうなので、軽めにしておく。

 午前中はソファで日曜朝のテレビをみながらのんびりしていた。こういった過ごし方がやけにぜいたくに感じられる。なーんにもしない。

 12時前に昼食。揚げいわし団子と栗おこわ。しっかり食べておく。

 両親と伯父さん伯母さんが一緒に出かけるので、その車に便乗して箱根ヶ崎駅まで送ってもらう。伯父さんも伯母さんも、かつてのおんぼろ駅舎の記憶しかないようで、変貌ぶりに驚いていた。

 八高線は箱根ヶ崎を出てから東福生に着くまでの間、米軍横田基地の中を走る。線路の両側が「外国」だ。子どものころには意識したことがなかったが、今乗っていると不思議な感じ。そして209系電車のスピードを感じる。昔の朱色のキハ35系気動車は、ぼろくて臭くてうるさかったけれど、あれはあれで風情があったなあ。

 感傷に浸る間もなく拝島駅に着く。ちょうど青梅特快がやってきたので、そのまま東京まで座っていくことができた。

 戻りの新幹線「はやて23号」の発車時刻までは1時間ほどある。駅構内の書店であれこれ立ち読みをする。ここの本屋さんは、旅行客が多いことを見越して通路が広い。そしてコンパクトだが、品揃えはなかなか。上手い具合に時間がつぶれる。それでも持てあましてしまった時間は、グランスタの脇にある、新幹線利用者専用の待合いスペースのソファに腰掛けて、文庫本をぱらぱらとめくる。

 「はやて23号」のグリーン車も当然のように満席だった。サービスのコーヒーを飲んだ後は、急に眠くなってきて、毛布を引っかぶって眠る。盛岡で一度目が覚めたが、八戸のひとつ手前の二戸に到着するまでほとんど寝たまんまだった。

 乗り継いだ「つがる23号」の車内では、更新をサボっていた分のブログをまとめる。新幹線と比べると、東北線は路盤があまりよくないうえにカーブも多いので、少ししたら酔いそうになった。ほどほどのところでやめる。

 弘前駅に降り立つと、やはり涼しい。荷物を転がして自宅に戻り、すぐにお風呂セットを持って、まずは「月の舞」へ。今日は麺くらべ+セットを食べる。太麺と細麺のざるうどん。細麺はのどごしを、太麺は強力なコシを楽しめるのがよい。天むすもうまかった。

 TSUTAYAでDVDを借りてから、健康温泉桃太郎に行く。今日は一日首から肩のもみ返しが続いていて、何となくだるい。時間をかけて温泉に浸かる。だいぶラクになったかな。今夜はよく眠れそうだ。

6月20日(土)晴れ

2009-06-22 00:11:31 | Weblog
 8時半起床。朝食はトーストと目玉焼き、野菜サラダ。実家で食べる目玉焼きは、しょうゆ派と塩派に分かれる。僕は専ら塩を好む。黄身も半熟よりしっかり焼いたもののほうが好き。

 整骨院に行く。いつものことだが、盛況である。待ち時間に『週プロ』を読んでいて、調整をしてもらう間、先生とプロレス談義。調整は首と腰を重点的にやってもらった。痛いのを我慢すると、ついつい力が入ってしまう。力が入ってしまうと今度はもみ返しが心配だ。とはいえ効いた。すっきりした。

 西武線で高田馬場へ。早稲田までは歩いていく。昼食は「一風堂」で摂る。ラーメンもさることながら、ランチについてくるぎょうざがうまい。さすがに替え玉は自粛する。

 授業の前にコースナビを覗くと、新型インフルエンザによって休講措置が取られた場合の対応策についてのアンケートが出ていた。理工学部のほうでは感染者が出たらしい。西早稲田キャンパスと戸山キャンパスとは離れているけれど、連絡バスなんかも出ているわけだから、そのうちこちらに影響することも予想される。今まで完全な他人事と思っていたことが、少し身近なものになってきたような気がする。

 「青少年と学校」は、今日から「学校から職業への移行」をテーマにした2回シリーズ。今回は高卒者の労働市場の話し。実績関係をはじめとした独特の雇用慣行に関する説明が中心。それに昨日用意した、青森県の厳しい雇用事情の話しを交える。なかなかこういった話題のときには、学生さんに話しを振るのが難しい。単調な授業にならないように心がけたつもりだけれど、うまくいったかどうか。

 授業を終えると地下鉄で後楽園に行く。久しぶりにシビックタワーの展望台に上がってみる。東大本郷キャンパスから上野公園、小石川植物園、サンシャイン60、新宿高層ビル群といったパノラマは健在だったが、かつてはなかった超高層マンションの類も増えた。景観という面ではやや劣化しているよう。

 地上に降りて、東京ドームへ。交流戦の読売-千葉ロッテの試合を観る。東京ドーム自体は今年の正月3日のライスボウル以来だが、読売戦となるともう相当に久しぶりである。3階の指定席は2,300円と格安の割には球場全体がよく見渡せる。

 諸般の事情により1塁側での観戦となったが、Gを応援する気などさらさらなく、今日は冷静に試合の眺めることにした。



  しかもマリーンズの先発は渡辺俊介投手だ。実際に投げるのをみるのは初めてである。



 対するGの先発はグライシンガー投手。しかしGのスターティングメンバーをみると、生え抜きの選手はたった3人しかいない。これぞGの「伝統」といえばそうなのだろうが。

 グライシンガーは立ち上がり不安定で、マリーンズは早々に先制機を迎えたが、ものにできず。対するGは1・2番の連打、3番の死球ときて無死満塁。ここで4番・5番と連続タイムリーが出て、幸先よく4点を先制。結局この攻防が試合そのものを決めることになった。

 渡辺俊介も、立ち上がりを除けば、それほど悪いわけでもなかったように思う。それでも対G戦の相性はよかっただけに少々翳りがあるのかなあ、と思いながらみていた。イ・スンヨプに浴びたホームランなんかは、ものすごい打球をライトスタンドに持って行かれた。推定飛距離145mだそうだから、ドーム球場でなければ場外弾だった。

 中盤以降は、投手陣が奮闘して締まった試合になる。マリーンズも渡辺投手の後を受けた大ベテランの高木投手、そして1軍に昇格したばかりの内投手が好投した。とくにマウンドに上がるなり、1イニングを3者連続三振に斬って取った内投手のピッチングは、今後大いに期待できそうである。



 マリーンズのラッキーセブンには、ちゃんと「We Love Marines」を歌う。12球団の応援歌のなかでは、もっともカッコイイ曲だと思っている。しかし3塁側スタンドの3分の1をGファンに侵食されているとはいえ、真っ黒なマリーンズサポーターの存在感といったらすごかった。ジャンプしているときなんか、球場全体が揺れるような感じだもんな。



 終盤にはマリーンズも反撃に転じ、好投手山口の連続無失点を阻止するなど、粘りもみせたが、最後は越智投手に抑えられての惜敗。結果論からいえば、初回の4点がマリーンズには重かったが、全体としては引き締まった好ゲームだった。それにしてもGは強い。



 それにひきかえ、わがライオンズときたら、4試合連続の1点差負けとは…。今日のところはGを追撃するスワローズをサポートした、と前向きに考えるか。魔力さえ及ばないというのは、相当運がないということなんだなあ。

 試合が早く終わったので、夕食は球場の外で食べることにした。「東京純豆腐」という店で、豆腐チゲのような料理を食す。体が温まったところで(空調の効いたドームに長くいると、少々体が冷えるのだ)、店から出ると、さわやかな夜風が吹いている。

 やはり野球のナマ観戦はたまらない。この迫力はテレビの画面からは伝わってこない。どんなにグラウンドから離れていても、現場の雰囲気に優るものなし。来週は、わがライオンズにもしっかりがんばってもらわなければ。

6月19日(金)晴れ(弘前)→晴れ(東京)

2009-06-22 00:10:43 | Weblog
 8時起床。起きてすぐに洗濯機を回す。出かける前に干してしまえば、東京から戻ってきたときには乾いている。早く洗濯機が止まらないかと少々やきもきする。どうにか全部干すことができた。

 食パンを切らしていたので、そのまま出かけ、マクドナルドに寄る。店内で食べている時間はないので、テイクアウトにし、「青森上野号」の車内に持ち込む。

 今日の座席は1番で、最前列。いわば展望席だ。だが2週間前とは違い、お客さんが多くてお隣さんがいる。ちょっと申し訳ないと思ったが、先ほど買ってきたホットドッグを遠慮しがちに食べる。車内では例によって『ビッグコミックスピリッツ』を読む。スリッパに履き替え、リラックスする。今度乗るときはジャージでもっとくつろぐのもいいかもしれない。

 東北道は至るところ工事中で、片側1車線規制になっている。よってそれなりに車の流れも混雑する。そこをするすると追い越していくのが気持ちいい。

 紫波SAで昼食休憩。おすすめ商品らしい「冷やしラーメン」を食べる。冷やし中華っぽいが、スープに酢が利いていないのが大きな違いか。なかなかおいしかった。

 ノートPCを開いて、「8月のクリスマス」のDVDを観る。何度観てもいい。ストーリーの美しさもさることながら、この映画は何といってもロケーションのよさが魅力。高岡の銅屋町の美しさは、比類なきものだ。あの街もそろそろ恋しくなってきた。今年度いっぱいで渡し船がなくなるという話しもあるし、夏休みにでも行ってみようか。そんな時間があるといいのだけれど。

 国見SAでバスを降りると、むっとした暑さを感じる。だいぶ南下したのだな、と思う。ソフトクリームがやけにうまそうだったので食べてみる。濃厚でおいしい。だが休憩時間が10分しかないので、最後はかなり急いで食べた。

 しばらく仮眠していると、最後の休憩地佐野SAに到着。ここでは狙いがあった。以前家族でよく食べた佐野ラーメンを買うことである。調べたところ、欲しいラーメンは下り線の売店にしかないということがわかっている。本来、高速道路のSAは、上下線それぞれの左側にあるのが基本で、互いの行き来というのはできない。しかし佐野の場合は同じ側にあって、階段で行き来ができる。バスが停まっている上り線のSAから下り線SAまではちょいと距離があるが、まっすぐそこに行けば大丈夫だろう。

 小走りに連絡用の階段を下りていったら、ふと足が止まる。目の前に緑色の蛇がいる。アオダイショウか何かだと思うが、しっかり行く手をふさいでいる。思い切りよく飛び越えて、無事下り線売店でお目当てのラーメンを購入。急いで階段を駆け上がる。するとまだ先ほどの蛇さんはいらっしゃった。しかも場所を移られていたので、またしても不意打ちを食らう。何となくにらまれているような気がしたが、先ほどと同様にジャンプして避ける。バスに乗り込むときには額に汗がにじんでいた。

 浦和料金所に近づくと、車の量はかなりのものになったが、それでも順調に走って、上野駅前には定刻より40分も早い18時10分に到着。まだまだ東京の空は明るい。

 上野御徒町から大江戸線に乗って春日へ。東京ドームに寄り、明日の野球の試合のチケットを購入。バスが予定よりも速く走ってくれたおかげで、19時のチケット売り場の営業終了に間に合うことができた。今日は東京ドームの野球の試合はないはずなのだが、結構な人出がある。そのうちオービックシーガルズのロゴがみえた。ああ、今日はパールボウルトーナメントの決勝戦だったか。しかも相手は鹿島ディアーズ。ディアーズにはうちの大学を卒業した選手も所属しているので、ついついドームに吸い込まれそうになったが、明日もあるので自重する。

 後楽園ホールのところにある山下書店で、『週刊プロレス』の今週号と、同誌の三沢光晴選手追悼号を買う。何だかいまだに三沢さんの死が現実ではないような気がする。

 水道橋から中央線・青梅線と乗り継いで帰宅。今日の夕食は母の得意料理である、鰯のすり身団子。揚げ立てのものを食べさせてもらう。かねてからの好物でもある。うまい。これがあるんだったら、アメフトの試合を見送って正解だったと思う。

6月18日(木)晴れ

2009-06-22 00:08:30 | Weblog
 8時起床。トーストとしょうが紅茶の朝食。今日はスーツ着用。火曜日のネクタイだけというのではなくて、ちゃんと背広を着て出かける。

 10時半から男女共同参画推進準備室の委員会。スーツを着ているのはこの会議のため。学部の会議ならGパンでも平気な顔をして出るが、理事の先生まで出席するこの場ではさすがにそうはいかない。準備室から推進室へ、動きは徐々にではあるが、本格化しつつあるようだ。

 戻りがけに生協の出店の弁当を買う。お好み焼き風牛丼とサラダ。食べ終わるとすぐに3コマの「社会学概論」の授業に向かう。

 先日大いに悩まされたビデオ機器は、ちゃんと使えるようになっていて、今日はスムースに授業→ビデオという流れにもっていけた。テーマは「労働と余暇」。ドラマ「グッジョブ」を使ったこの授業ももう3回目になるんだな。なかなかこの映像に代わるものが見当たらないので、おそらく来年もお世話になることだろう。

 4コマは「公民演習」。『失われた場を探して』の7章とエピローグを読む。安易な理想論に走らない、地に足の付いた結論には好感がもてる。わけのわからん税金を作れ、といった類の荒唐無稽な提言(妄言?)から比べたらよっぽど現実的だ。それゆえに「効く」かどうかはわからないのだけれど。

 これで1週間ごとに1章ずつ読んできた前半のテキストを読了。来週からはハインゾーンの『自爆する若者たち』を読む。ドメスティックな問題からグローバルな問題へと飛ぶことになる。

 5コマは「地域生活調査実習」の質的方法の講義。僕が担当する5回の最終回だ。前半にドキュメント分析の解説をして、後半は昨夜急遽録画したNHKの9時のニュースと報道ステーションの番組開始から10分間の映像をみてもらい、共通点・相違点をメモに取り、何人かに発表してもらった。ともに麻生首相と鳩山代表の党首討論がテーマだったが、国会のシーンに至るまでの映像の流れは違うし、カメラワークにもそれぞれ特徴がある。麻生首相の言い間違え(オバマ大統領をブッシュ大統領といってしまった)を取り上げるかそうでないか(NHKでは取り上げず、報ステは取り上げた)の違いなどもわかる。僕自身が最近はあまりテレビのニュースをみなくなっていたので、あらためてじっくり比較してみると、なかなか面白い発見があった。

 17時40分からもうひとつ会議。それほど長くはかからず、18時半過ぎに終わった。3連続講義を挟んで会議が2つか。今日も長かった。ようやくこの木曜日のパターンからも解放される。やれやれだ。

 夕食を挟んで、「青少年と学校」の授業の準備。ノートの骨格はもともとできているのだけれど、もう少し工夫が欲しい。せっかく青森から教えに行くのだ。何かうまい具合に青森の実情を講義のなかに組み込めないか、あれこれ思案する。いろいろデータを当たっているうちに、ずいぶんと時間がかかってしまった。またしても深夜になる。どうにか講義ノート、配付資料を作成した後、前回授業の要約と参考文献一覧もついでに作ってしまう。授業を休んだときには、要約をみてもらえばそれなりに講義内容をフォローできると思うのだが、コースナビの参照履歴をみると、しっかり授業に出ている人たちばかり参照していて、今ひとつ利用されていないようだ。せっかく作っているものなので、もうちょっと活用してくれたらなあ、と思う。

 2時過ぎに帰宅。珍しく自宅の風呂に入る。6月も半ばを過ぎたというのに、まだ夜は冷えるのだ。明日の朝も少々心許ないので、目覚ましは2段重ねにする。

6月17日(水)晴れのち曇り

2009-06-18 00:46:18 | Weblog
 8時起床。トーストとしょうが紅茶の朝食。窓の外をみる。どうやら今日は半袖でも大丈夫かな。少し厚手の上着との組み合わせならよろしかろう。

 出社前に朝風呂を浴びに行く。今週は健康温泉桃太郎通いはたった一度か。肩こりのためにももう少し多い頻度で通えたらいいのだがなあ。

 露天風呂に浸かっていると空が晴れてきた。気持ちがいい。こうした爽快感は夜に行ったときには当然味わえないもの。自家製焼きそばとお稲荷さんをお昼ご飯用に買って自宅に戻り、そのまま自転車に乗り換えて大学に出る。

 昨年度までは研究室がゼミ生の居場所のようになっていたが、一挙に人数が増えてからは、ゼミ生が寄りつくこともほとんどなくなった。静かでいいといえばそうなのだが、ちょっと寂しくもある。

 3コマは大学院「社会学演習」。『知識の文化史』の第3章を読む。ヨーロッパにおける大学の成立がテーマ。大学とアカデミーの関係とか、サロンやカフェが果たした機能なんかは、大学史や科学史といった領域に関心がないと、なかなか触れる機会はない。その点、院生さんたちには新鮮な話しだったようだ。

 4コマはゼミ。今日も教授会開催日仕様なので、実質的には30分ほどのゼミとなる。大竹静市郎さんの『写真で見る 東京の激変』の定点対比写真を用いて、2枚の写真からどのような社会の変化が読み取れるか、というのをみんなでやってみた。建物の形状、道行く人の表情、広告の文字(現代は横文字の看板が増えている)などなど、いろいろな「変化」が報告された。今度は写真そのものも自分で撮影して、より深く分析することが求められる。どんな感じの発表会になるか、楽しみだ。

 3時からは教授会。議題のラインナップはそう多くはなかったのだが、6時までかかった。たった3時間とも思えるのだが、やけに長く感じられた。

 研究室に戻ると、早速ラジオ日本のインターネット中継を聴きながら仕事をする。今日は「青少年と学校」のコースナビに投稿された感想にコメントをつけるという作業が主。ここまで15人分の投稿がある。少なくともこれらのすべてには返信をするつもり。しばしば文献を取り出して、それに基づいて返信することもある。

 G対ライオンズ戦は、ライオンズが2度の満塁の好機をつぶして、何だかいやな感じ。エース涌井投手を立てているとはいえ、1点の援護では心許ない。そして不安は的中して、2本のソロホームランで点を挙げたGに連敗。うーん、ますます悔しい。今日は素直に?悔しがることにした。

 夕方から始めた作業だったが、途中野球中継に没頭したりして、15個の返信を書き終えたのは午前0時。肝心の授業準備のほうは明日回しにする。それにしても、もう明後日にはまた東京か。1週間が従来の倍くらいのスピードで流れていくような感じがする。

6月16日(火)曇りときどき晴れ

2009-06-18 00:26:27 | Weblog
 8時半起床。シャワーを浴びる。朝食はトーストとしょうが紅茶。着替えを済ませた後で、ああ、今日はネクタイは締めていったほうがいいな、とシャツを替える。ネクタイは着用するものの、スーツではない。ジャケットを羽織る。雨は降らないものの、気温もなかなか上がってこない。

 2コマの「戦後日本の子ども文化」は、大学生の就職(ここ数回は青年も取り扱うのだ)がテーマ。「就職戦線異状なし」を観てもらう。この作品に関しては、どうも編集がうまくいかず、ぎくしゃくした切り貼りになってしまった。今の学生さんたちには、もうこのバブル期の狂った就職の様なんて、現代のおとぎ話といったところだろう。しかし織田裕二は若い。今とそう変わらない。早稲田が舞台の映画なので、いずれ「青少年と学校」でも使うつもり。

 昼休みは研究室で生協の出店の弁当を食べる。慌てずのんびりと。

 1時を回ったところでそろそろか、と準備をして、附属中へと向かう。今日のTuesday実習も、一緒に担当させていただいている先生が海外出張なので、僕一人で受け持つ。50分×2時限の授業実践を後方で見守る。僕は教員特権で最初からイスに腰掛けているが、見学する学生さんたちは立ち詰めだからなかなかつらそうである。座らせてやりたいが、中学校の先生方の目もあって、なかなかそうできない。

 今回もポメラを使ってメモを取った。うつむいて小さなキーボードをいじっている様がどうみえたのか分からないが、休み時間に学生さんから「体調が悪いんですか?」と心配された。いや、よくもないが悪くもないよ。

 少ない人員での授業にしては、今日のグループもよく頑張った。討論の最後の部分で、少し厳しめのコメントを述べた後で、掃除終了を見計らってねぎらいのことばをかける。

 研究室に戻る。今日は明後日の質的調査法の授業準備と決めている。だが、その一方でG対ライオンズの一戦も気になる。テレビ中継は夜7時から9時まで。その間はテレビを流し、中継が終了すると今度はラジオ日本のインターネット中継に切り替えた。

 交流戦でのライオンズの勢いは、対G戦からのものであるから、再度ここで叩いておきたいところ。だが、先発の石井一久投手が持ちこたえられず、ひっくり返され、離されて、終盤の猛追も及ばず1点差負け。負けたのは悔しいが、健闘したので、とりあえずはよしとする…はずだったのだが。

 テレビのスポーツニュースで試合をみて、1回表の明らかな誤審に激怒する。これぞまさにジャンパイヤではないか。ああ、また審判にやられたか。本当にひどいなあ。野球という競技のレベルアップには、選手や監督・コーチの技量だけでなく、審判の技術も必要だと思うのだが、まったくもってお粗末。急に不機嫌になる。

 まあまあ、ここは落ち着こう。明日、しっかりリベンジしてくれることを期待する。だがどうも投打の歯車が徐々に狂ってきているような懸念をぬぐい去れない。

 とはいえ、授業の準備のほうは進めていかなくてはならない。相変わらずのダラダラとしたペースながら、何とかまとめる。今週でこの授業が終わってくれると、前期終盤に向けていくらか余裕がもてる。7月に入ればゴールは自ずとみえてくるだろう。当面の目標は、10回目(全15回の授業の3分の2。ほぼ7合目だ)、そして7月。

6月15日(月)小雨のち曇り

2009-06-18 00:23:50 | Weblog
 7時半起床。シャワーを浴びてからトースト、しょうが紅茶の朝食。スーツに着替える。ちょいと寝不足気味だが、気分は悪くない。

 車で出かける。科研の研究会の先生方をお迎えして、調査でお世話になった学校に報告書を届けに行く。僕も報告書のなかの短い章を書かせてもらった。資料複写の際にはずいぶんとお世話になった。これまでの感謝の気持ちとともに、最初の成果をお届けできたのはとてもうれしい。

 昼食は「月の舞」で。ランチの海鮮うどんを食べる。海鮮丼のうどん版といったところ。そばつゆを豪快にかけて、わさびを入れてかきまぜて食べる。うまい。ご一緒した先生方も口々においしいとおっしゃっていた。こうやってじわじわと人気が上がっていくといいなあ。

 急いで大学に戻り、3コマは大学院「社会学特論」。『孤独な群衆』の6・7章を読む。他人指向型の人生に関する総括的な議論。ようやく第Ⅰ部が終了。何とか半期かけかけて1冊読み終えるメドが立ったかな。

 今日は仕事が終わったら早々に帰宅。宅配便の荷物を受け取る。なんだか猛烈に眠くなってきた。夕食の時間まで1時間半ほど眠る。起きたところでもうひとつ宅配便が届く。いいタイミングで受け取ることができた。

 外で食べるのも面倒くさくなり、冷凍してあったご飯にレトルトの親子丼の具をかけて食べる。買い物にあまり行っていないので、おかずはアジの開きとキムチ、インスタントの味噌汁。野菜は後で買ってきて食べればいいや。

 今日はワーナーマイカルシネマズ弘前のレイトショーがある。何となく月曜火曜は映画を観たくなる。「ウルトラミラクルラブストーリー」を観る。2回目でかなり津軽弁の科白も理解できるようになってきた。当たり前だが、なにをいっているかがわかったほうが楽しめる。

 やはりラストシーンは味わい深く、麻生久美子の表情が残像として脳裏に強く焼き付く。

 松山ケンイチの主演作、待機作は目白押しのようだが、この映画も彼の代表作のひとつとして長く語り継がれたらいいなあ、と思う。

 帰宅してから、夏休みに観る舞台のチケットを取る。おそらく一生記憶に残るような舞台になるはず。それだけに慎重に慎重に座席を選ぶ。よし、ここだ、と座席を押さえた。早速手帳にその日を書き込む。この日はどんなことがあってもあけておかなければ。

 まだまだ夏休みまでは遠い道のりだが、目標はできた。あと1ヶ月半。その日までは2ヶ月。それまではCDやDVDで思いを馳せることにしよう。夢のなかでなら、舞台に立つことだってできる。

6月14日(日)曇りのち雨(東京)→曇り(弘前)

2009-06-17 00:53:51 | Weblog
 8時起床。朝食はトーストと目玉焼き。9時少し前に昭島駅に送ってもらう。

 青梅線・中央線と乗り継いで東京駅へ。今日も難なくコインロッカーを確保できた。先週から今週の間にロッカーの入れ替えがあったようで、約半数が、鍵のない、Suicaを用いる電子ロック式のものに変わっていた。

 丸の内中央口から駅の外に出る。改修工事のための鉄板の塀には、ありし日の東京停車場の写真がプリントされている。辰野金吾の写真とプロフィールなんかもある。

 東京駅丸の内南口のバスターミナルへ。すでに銀色のボディーに赤い帯を巻いた東急バスが到着していた。今日最初に乗るのは東98系統、等々力操車場行き。都営バスとの共同運行路線。今回は東急バスの一日乗車券を利用するので、東急の便を選んで乗る。

 このバスは格好の東京遊覧路線。目黒までは様々な名所の前を通る。帝国劇場に日比谷公園、国会議事堂を遠くにみて、東京タワーの足下へ。慶應義塾大学の方に向かっていくと、タワーの全身がみえる。最後部の席に座っていたので、座席に乗り上げてその姿をカメラに収める。



 白金の東大医科研の重厚な建物なんかを横目にみながら目黒へ。権之助坂を下ると目黒通りを西進する。元競馬場前停留所近くのドーナツ屋さんは早くも行列ができている。

 陸橋の側道に入っていくと等々力に着く。大井町線の小さな等々力駅の脇の踏切を渡り、緑豊かななかへと階段を下りていく。久々の等々力渓谷だ。ついさっきまで歩いていた、ごちゃごちゃっとした街並みから、一気に静かな林の世界へと入る。







 そこそこ人出もあるけれど、水の流れる音のほうが大きく聞こえる。稚児稲荷にお参りしてから、渓谷を元きたほうに引き返す。

 急な斜面に設けられた階段を上ると、イタリア料理の「OTTO」がある。前から店の存在は知っていたが、入ったことは一度もない。今日こそここでお昼ご飯を食べてみよう。お店の前にはすでに行列ができていたが、時間に余裕があるので、待つことにした。

 しばらく待つと、窓際の席に通された。濃緑の先に渓谷の流れがみえる。ずいぶんとぜいたくな食事をしているような気になってくる。だが値段はリーズナブルで、味もなかなか。魚介のパスタは実にうまかった。

 渓谷歩きを再開。滝行にも使われる湧き水に涼を感じ、石段を上る。



 等々力不動尊への小さな山登りである。木組みの櫓のようなバルコニーのようなところ(ちょっとした清水の舞台のようでもある)からは、アジサイが咲いているのがみえる。





 環状八号線に出る。つい先ほどまでいた渓谷から、一気に東京へと引き戻される。等々力駅入口バス停から園01系統田園調布行きのバスに乗り、終点田園調布駅まで乗る。お屋敷町を散策。かわいらしい旧田園調布駅舎からスタート。



 途中途中ではああ、あの人のお家かも、というところを何か所かみつけた。

 この街は、駅を中心として半円状に街区が形成されていて、同心円状に広がる円弧部分を歩いていると、方向感覚があやしくなる。駅舎は半径に相当する道からはみえるので、そこまで出てしまえばちゃんと元の場所に行き着くことができるのだけれど。

 再び田園調布駅バス停から、渋11系統渋谷行きのバスに乗車。自由が丘の狭い通りに入ると渋滞に巻き込まれる。何とか通り抜けて、八雲三丁目バス停で二子玉川からやってきた黒02系統目黒駅行きに乗り換える。さらに元競馬場前で今度は渋72系統五反田駅行きに乗車。

 この渋72系統こそ、僕が最も愛するバス路線だ。とくにこの元競馬場から桐ヶ谷あたりまでのものすごく狭い道をくねくねと進んでいくのがたまらなくいい。そして目黒不動尊の境内に入っていくというのも格別。

 目黒不動尊で下車して、先に五百羅漢寺に行く。305体の様々な表情の羅漢さんたちと久々に対面。どこにいても羅漢さんの視線を感じる。ほとんどの羅漢さんは目を瞑っているというのに、それでもなお目力を感じさせるのだからすごい。

 本堂にも上がらせていただいて、穏やかな表情のご本尊を拝む。こちらもご本尊の両脇には数多くの羅漢さんがいる。静けさのなか、荘厳な気持ちになる。

 目黒のお不動さんのほうに引き返し、水掛け不動さんにひしゃくで水をかけてから石段を登り、参拝。木製の大黒天の人形を買う。人形の下に穴が空いていて、そこにはおみくじが入っている。開けてみると大吉だった。これは縁起がいいや。





 そろそろ戻りの新幹線の時間が迫ってきた。バス旅はここまでにして、不動尊の門前の商店街を抜け、東急目黒線の不動前駅から電車に乗り、目黒で山手線に乗り換えて東京駅に至る。

 例によって夕食は「新宿アカシア」のロールキャベツにする。コインロッカーから荷物を取り出して、名残りを惜しみつつ「はやて29号」に乗り込む。上野駅を出て、地上に出た途端に雨が降ってきた。何とか散策の間、もってくれたのはラッキーだった。

 新幹線の車内では、ロールキャベツ弁当を食べたとき以外はほとんど眠っていた。定刻通りに八戸に到着。ホームに出ると、これまた寒いこと。駅のホームで暖かい缶コーヒーを買った。

 地味~な週末の東京ツアー、面白かった。ただ授業をしに行くだけではなくて、こういった過ごし方をすることで、月曜日からの仕事にも活力を与えてもらっているような気がする。 

6月13日(土)晴れ

2009-06-16 12:20:11 | Weblog
 8時半起床。朝食はトーストと目玉焼き、野菜サラダ。母に用事のついでに整骨院まで車に乗せていってもらう。

 昨日グリグリやられた首の付け根のあたりは、少々張っているというか、もみ返しがある。その辺はどう扱われるのだろうか、さすがにここをやられたら相当痛いだろうと覚悟していたが、先生のほうで触ってみて感触が伝わったのか、この部分に関してはかなりソフトに揉んでもらった。

 今日も待合室は賑やかで、『日本の難点』に目を落としつつ、話しに耳を傾ける。そして治療後はすっかりすっきりだ。惜しむらくは、これから仕事に行かねばならないこと。できれば昨日のように夕方に治療してもらって、帰宅して寝てしまうのが望ましい。揉んでもらうと何だか眠くなってくるのだ。

 拝島から青梅線・中央線・山手線と乗り継いで高田馬場へ。気温が高くなってきた。今日は時間に余裕があるので、戸山キャンパスまで歩いていく。昼食はどうしようかと迷ったが、何となくカレーが食べたい。できればメーヤウがいい。ただ胃が本調子ではない。果たしてカレーを食べても大丈夫か、一抹の不安がある。メーヤウの前まで行くと、「新メニュー ハヤシライス」とある。カレーの名店でハヤシライスを頼むというのも少々気が引けるが、気になるところ。そもそもハヤシライスは好物だ。2階の店(実はこの場所に移転してからのメーヤウに入るのは初めてである)に入り、注文する。出てきたハヤシライスは、ちょっと独特の香りがあり、コクも十分で実にうまかった。辛いのが苦手な人にはいいだろうし、また食べたくなる味である。

 戸山キャンパスに着くと、何やら映画か何かの撮影の準備をしている。教員ロビーと31号館の間の通路も通行止めという貼り紙があった。レジュメと資料を印刷し、それからつい最近の奨学金制度に関する新聞記事の切り抜きをして、これも受講者の分だけコピーする。

 今日の「青少年と学校」は、学歴社会シリーズの3回目。2000年以降の格差社会論(佐藤俊樹・苅谷剛彦)の整理をし、吉川徹さんの「学歴分断社会」の説明をし、そして現在の日本の奨学金制度のあり方と教育機会の問題についてしゃべった。通常90分授業ではA4のルーズリーフ3ページ半を用意するのだが、今回は4ページ。その分いつも以上に終盤がバタバタしたが、とくに奨学金制度についての僕個人としての思いが受講者の皆さんに伝われば、今回の授業は80%は成功だといえる。

 授業が終わるころに教室の外の廊下を見覚えのある後ろ姿の人が通ったので、あれ、と思っていたら、やはり大久保先生だった。わざわざ教室までお越しくださったのである。教員ロビーに荷物を取りに行く際、本番の準備をしているところを通らせてもらった。映画「ノルウェイの森」の撮影だそうだ。どおりで役者さんたちがその時代を感じさせるファッションをしている。

 教員ロビーを出たところの渡り廊下からロケ現場をみる。お、松山ケンイチだ。学生さんたちに混じって興奮していたら、移動するように指示された。こういったときにはついついはしゃぎたくなるもんだけどね。

 大久保先生とカフェゴトーに行き、しばし雑談。ここまでの授業を担当しての印象などを述べる。東京通いは大変ではあるが、それに見合うかそれ以上のものを得ているので、先生には感謝してもしきれない。実はまだ早稲田で講義をしているということじたいが、夢のようなのだ。以前一橋でも授業を持たせてもらったことがあるが、そのときとは感じる重さがまるで違う。

 堅苦しい話しばかりではなく、映画談義などもさせていただいてから早稲田駅でお別れする。

 帰りがけに南大沢のエディーバウアーのアウトレットショップに寄って、ジャケットとTシャツを買う。ねらいをつけていた商品が首尾よく安くなっていた。

 帰宅して、例によって「アド街」をみる。今日は羽村だ。子どものころよく行った羽村動物園とかまいまいず井戸とか、懐かしい場所が取り上げられていた。晴れた日の玉川上水散策なんかはさぞ楽しかろう。

 持参したノートパソコンの電源を入れ、インターネットブラウザを開く。プロ野球の結果を確認するために開いたページから目に飛び込んできたのは、プロレスリング・ノアの三沢光晴選手が意識不明との情報だった。試合中に動けなくなり、会場から病院に搬送されたとのこと。これはただごとではないな、と思っていたら、記事は「死亡」となった。以前青森大会に来たときに握手をしてもらったこともある。とにかく放つオーラが尋常ではなかった。テーマ曲の「スパルタンX」に合わせて「ミサワ!ミサワ!」とコールしたのが忘れられない。

 体調が万全ではないといった報道は『週刊プロレス』にも少し前からみられていたので、厳しい状況にあることはわかっていたが、ここで命を落とすとは考えてもみなかった。くしくも地上波テレビ中継の打ち切りなど、プロレス界を襲う不況の波が激しいときに、あまりにも大きすぎる損失だ。心より、ご冥福をお祈りします。

 こういうときこそ、プロレスが力と元気を喪失することにないように。
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