とても久しぶりに功夫映画を観ました。そしたらなかなかにヘンテコな作品でした。
『千里單騎追兇』(1977)、なんと導演・主演・動作設計ともに、陳恵敏と鹿村泰祥!
後半は日本でロケされたシーンになるせいか、スタッフに日本人多いです。
最初の舞台は香港。
チャーリー(陳恵敏の役名わからないので、とりあえずこう呼びます)は、
香港の警察官。悪事を見かければ許しません。
女性に不届きな行いをするチンピラを見れば・・・
・・・と言ってるかどうかはわかりませんが、とにかく許さない。
同僚の盧海鵬も同様です。
二人が街を巡回中(?)、情報が入ってきた!
どこかの漁港・・・
そこへチャーリーがやって来たよ!
(海に飛び込んでまで1人逮捕したけど、2人取り逃がしちゃってます・・・)
そんなこんなで、チャーリーと同僚の盧海鵬が大活躍している香港に、
やつらがやって来た!
どこかのお屋敷・・・
先ほどの麻薬取引に失敗したチンピラが親分に説教されております(そりゃそうだ)。
ヤクザの邸宅のようですね。
そこへあらわれた3人組=右からボロ・ヤン、エリック・ツァン、鹿村さん。
「いやー、よく来たね」と歓待する親分。
エリックに注目!なんですか、このファッションとポーズ!
でも可愛いけど(笑)
この3人は、どうやら日本のヤクザらしいですが、取引とかでなく単に遊びに来たようです。
一方、チャーリーは・・・
結婚するのは同僚の盧海鵬なんですが、一緒にちゃっかり乗り込んでるチャーリー。
二人はマカオへ新婚旅行に出かけるのでした。
マカオへ向かう船の上で、盧海鵬が新妻に見せたものは・・・
・・・なんかシュミ悪くないー??(少なくとも私は欲しくないです!)
しかもこれ、チャーリーからのお祝いのプレゼントのようなんですよ。
店で選んでる二人。
(後ろの「テソット」て書いてあるのが、なにげに気になってしまいます・・・)
まあ、奥さん喜んでるからいいか。
・・・このペンダント、後に重要な手掛かりになってくるので、このくらいインパクトのある
デザインで正解なのかも。
マカオでラブラブの二人。
そんなラブラブな二人を見ている男がいた・・・
ラブラブな二人は大・聖ポール天主堂跡(大三巴)にやって来ました。
今も昔もマカオ観光の定番は変わらず。
するとなぜか、この3人も。たまたまなのー?
ラブラブな二人は、3人組の視線に全く気付いておらず。
そして、3人組と宿泊しているホテルが同じだったため(偶然過ぎる!)、フロントで部屋を
知られてしまった二人。
一方、謎のポーズで悶々とするボロやん。
二人にとって甘い夜になるはずだったのに!
・・・ここからは想像どおりの展開です。
部屋に押し入ってきた3人、「亭主を殺されたくなければ、言うとおりにするんだ!」と言われ、
観念してしまう新妻は・・・
獣になったボロやんの餌食に!
それを見ているエリックが可笑しい&可愛過ぎ!
新妻が言う事をきいたって、盧海鵬が助かるわけもなく、
あっさり鹿村さんに殺されてしまいます。
そして、新妻も絞め殺そうとする鹿村さんでしたが、なぜか出来ない。
なにか女性にトラウマがあるようで、そんなシーンが差し挟まれています。
他にも、到着した空港を歩く3人の足元を写すシーンがあるのですが、
鹿村さんは左足を引きずっていて、過去に何かあったようなのです・・・
「アニキ、やばいぜ!こいつデカだよ!」 身分証を見つけたボロやん。
翌朝、チャーリーは盧海鵬夫妻に起こった悲劇を伝えられ、マカオで同僚の死を確認した後、
病院の新妻のもとを訪れます。
懐かしい&見られて良かったです。しかし、あんなに変なペンダントなのに、スッカラカンと忘れていましたよ。
この頃のチャーリー素敵!呉二小姐の突っ込みを入れられて、この作品がまた新しい輝きを取り戻したようです!
後半が楽しみです!
きっと監督のチャーリーと鹿村さんもそう思ってるハズw
チャーリー主演のものって、私はこの作品が初めてなのですが、
カッコいいですよね(←いまさら)
でも、鹿村さんもなかなか素敵だなーとか思ってしまいました(^-^)