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ツバキの冬芽と花

2011年03月11日 | 日記
3月11日(金)

 学校の近所を散策していたら、ツバキの花がきれいだったので、思わず写真を撮りました。

 これは、園芸品種のツバキです。この後ろにはウバメガシが生えています。

 これが、ツバキの冬芽です。冬芽の中でも以前ブログで紹介した「葉芽」です。
 サクラと同じで細長いのがよくわかります。

 少し膨らんでしまっていますが、これが冬芽の中でも「花芽」です。
 「葉芽」と比べて丸くて膨らんでいるのが分かると思います。

 もう一度葉芽です。細長いのが分かりましたか。

 こちらが膨らむ前の「花芽」です。
 これは、園芸品種のツバキではなく、自然の「ヤブツバキ」です。
 明治からずっと育ててきた木だそうです。

 一番良い枝を頂きました。
 さっそく花瓶に入れて、職員室に「寄付」しました。
 というのも、名古屋経済大学高蔵高等学校・中学校の創始者市邨芳樹先生の書いた著書が「やぶつばき」といって、私たちが最も大切にしている教本だからです。
「人知らで花咲き実る藪椿」(ひとしらではなさきみのるやぶつばき)
 この一句は市邨先生が明治39年に詠(よ)まれたものです。
 ヤブツバキは、森の中に咲いています。だから、なかなか自然では目につく花ではないのです。しかし、決して目立たないかが、花の咲くべき時期に咲き、実が実る時に実る。つまり、人も成長するときに成長し、決して欲深く生活するものではないという教えと聞きます。

 この花は、「ヤブツバキ」です。園芸品種の多い中、学校の近所の方が枝を切って下さいました。

 これは、ヤブツバキの花芽です。
 出来れば、さし木(土の中に枝をさして増やすこと)をして、大きな木に育てたいと思っています。


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