東白川タカブ研究会 雑記帳

山里の伝統食「ヘボ」の文化と、山里の暮らしを伝えます

自然の掟

2012年10月23日 | 雑記帳
10月23日(火)雨   今朝の気温  12℃

今日の雨で白川で育った鮎が殆ど下って行った事と思う。婚姻色に染まって、お腹を卵でいっぱいにした鮎達は、
海に近い河口部に下るために増水を待っていたのだから大挙して落ちて行った事だろう。
とは言っても。途中には張り網が待っていて、順調に産卵場所に辿り着けるのは運の良い一部の魚達だ。

このあと白川は銀毛アマゴが群れを作って海を目指す。白川は再び在来の魚達だけの寂しい川に戻って行くのだ。
このように寒い冬が迫って来ると、ヘボちゃん達も新女王を排出して終盤を迎える事になる。
飼育しているヘボはまだ少し命を長らえるのだが、自然かのヘボ達はそろそろ終盤を迎える事になる。
夏の間に発見してのに残して来た巣も、全部が営巣を続けているわけではない。
何らかの病気?で廃巣したもの、そして写真のようにハチクマや動物の餌となってしまったもの、
山奥まで林道が入ってしまった今では最大の敵は人間であろうか。
最後の最後まで営みを続けることが出来るのはほんの一握りにすぎない。


ハチクマに掘られた巣穴



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