東白川タカブ研究会 雑記帳

山里の伝統食「ヘボ」の文化と、山里の暮らしを伝えます

ヘボの巣コンテストを前に

2011年11月03日 | 雑記帳
11月3日(木・祝)晴れ 今朝の温度8℃

今年は温かい日が続いて、夏日になる地域もでている。なんだか異常な様子だ。飼育しているヘボのコロニーもやっと女王を排出し始めた。例年より一週間は遅れている。もちろん働き蜂は盛んに餌を巣に運んでいるから、まだまだ巣は拡張されているのであろう。今週末の6日(日)には白川町のクオーレの里で東白川タカブ研究会主催のヘボの巣コンテストが開催される。参加申し込みや、出来映えの報告など、様々な理由をつけ、私の飼育場所にもヘボキチ達がやってきて下馬評が展開さしている。今年を振り返っての感想だが、花アブが少なかったことや、例年に比べヘボの巣が多かった事とか、途中廃巣が多かったことなどが話題に上った。途中廃巣に至る経過には幾つかの共通点が見つかって来た。もちろん付近での農薬消毒の場合は、飼育している巣のほとんどが被害を受けるのだが、これらの場合は、健全に通う巣の傍らで廃棄してしまう巣のことである。これらの巣は7月初旬に飼育箱に入れ、蜂の数も次第に多くなり順調な仕上がりを見せていたにもかかわらず、ある日、突然に子捨てが始まり、羽化した働き蜂も体が麻痺状態に陥り、地面を這いずり回る現象が起こる。やがて、子捨ては頻繁に行われるようになり、通いバチも次第に少なくなってくる。そして終盤と言ったことになるのである。以前、私はミツバチに用いる薬を使ってみたことがある。状況は改善されたかに見えたが、廃巣はしなかったもののコロニーは小規模のままであった。

※今日は串原でヘボの巣コンテストが開催されました。記録は全国地蜂連合会のHPに記載します。