タジティーの旅行日記

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南九州の旅⑮・最終回(フェリーの旅・新門司~東京)

2008年11月09日 16時07分15秒 | タジティーの旅行記(特集)

今日の関東地方はどんよりと曇り空。12月中旬並みの寒さです。南九州の旅も最終回を迎えました。旅を終えてから約三ヶ月。今回を含めて15回シリーズでお伝えしてきました。最後の15回目は、福岡県新門司港~東京港の間を34時間で結ぶオーシャン東九フェリーに乗船したときのことです。

8月18日(月)~20日(水)
18日(月)午前中に父の実家薩摩川内市を出た私は、国道3号線を熊本方面に向かいます。

阿久根市、出水市、熊本県水俣市などを経て、西九州自動車道田浦(日奈久)インターに出ました。ここまでですでに薩摩川内を出てから、2時間。お昼近くになっていました。八代から九州自動車道に乗り、福岡方面へ。キュウママさんとお会いした松橋や熊本インターなどを通過し、北熊本サービスエリアでお昼ご飯を食べました。
その後、佐賀県鳥栖ジャンクションを抜けて、福岡県内に入り、北九州市を目指します。19時出港なのに、午後三時頃着いてしまったので、途中から北九州都市高速を通って、北九州市小倉の街に行ってみました。繁華街をぶらぶらした後、一般道で門司区の新門司港に向かいます。5時頃到着しました。(この間の写真はありません。)

新門司港オーシャン東九フェリーターミナルの入り口とターミナルビルです。

34時間乗船する「おーしゃん いーすと号」です。
乗船手続きを済ませた後、車で船内に入りました。

船内案内所兼売店付近の様子です。

部屋は、いつもは2等寝台のベットをとるのですが、今回は長旅なので奮発して、1等寝台をとりました。4人で相部屋です。テレビや水道もついています。また、ロッカーや浴衣なども備え付けてありました。何といっても窓がついているのがいいです。

反対側の窓側から撮影するとこんな感じです。

出港まで時間があるので、お風呂にまず入りました。写真は夜間に撮ったので、外は暗いですが、入ったときは外の港の様子がよく見えました。とっても気持ちよかったです。でも、とても混雑していました。このお風呂は24時間入れます。


風呂上がりのビールを飲んでいると、出港の時刻19時がやってきました。これから34時間の長い船旅が始まります。甲板にでて、九州とのお別れをしました。しばらく眺めていました。でも、しばらくは瀬戸内海から四国と九州の間の豊後水道を進むので、しばらくは大分県沖までは九州が見えました。


このフェリー会社の船は、シェフのいるレストランがありません。自動販売機による食事の提供をしています。

200円で丼物や麺類をいただくことができます。

食事時には、写真右奥にある讃岐うどんコーナーがオープンします。

コシがあっておいしいうどん(300円程度)でした。船内で5食食べましたが、自動販売機の方にしたり、こちらの讃岐うどんにしたり、そのときの気分で決めました。2日目は、終日船内だったので、毎食ビールをいただきました。

海を眺めながらのラウンジもあります。

船は豊後水道から太平洋に出て、四国沖を進みます。出港の日は早めに休みました。

翌19日(火)終日船内。四国沖を進むときは、陸地が見えない海域を進みました。

辺り一面、海、海、海・・・・・・・・・・・。

波も穏やかで快適な船旅です。

新門司港から14時間半。午前9時半に途中の寄港地徳島港に着岸しました。

徳島市街地がよく見えます。大きな橋が見えます。


徳島フェリーターミナルです。2時間停泊しました。
午前11時半に再び出港。東京港を目指します。

紀伊水道和歌山県沖で、オーシャン東九フェリーの下り便(新門司港行き)とすれ違いました。これから午後に徳島港に寄港し、新門司へ向かいます。

この日は終日船内でしたので、長時間読書をしたり、お風呂に入ったり、ビールや焼酎を飲んだり、海の風景を眺めたり、船内を散歩したりして過ごしました。丸一日このように過ごすのは、1年に何度あるでしょうか。波も穏やかで快適航海。とてもゆったりと一日を過ごせました。(10年近く前にこのフェリーで九州に行ったときは、大揺れして大変だったのです。)

20日(水)早朝、「おーしゃん いーすと号」は東京湾に入りました。海ほたる付近を通過したら、あっという間に東京港。午前5時半、有明フェリーターミナルに着岸しました。徳島港から、18時間。新門司港から34時間半、1163kmの長い船旅が終わりました。

日の出直後のことです。東京の空は晴れていても、何となく汚れている感じがしました。

東京港有明フェリーターミナルです。お台場のフジテレビやミッドタウンの大観覧車、青海地区のテレコムセンターのビルなどがよく見えました。見慣れた風景です。現実に戻された感じがしました。
下船後、すぐに一般道でお台場地区へ。台場ランプから首都高速に入りレインボーブリッジを渡りました。
東京の高層ビル群がちょっぴり新鮮にうつりました。
首都高速、東京外郭環状自動車道(外環道)、関越道を経て、所沢インターへ。1時間弱ほどで自宅に着きました。午前7時無事に我が家に到着しました。


8月9日~20日までの11泊12日の長旅でした。思い出いっぱいの楽しい旅でした。布さん、ブライアンさんには大変お世話になりました。ありがとうございました。


南九州の旅シリーズはいかがでしたでしょうか。来年もまた、布さんを訪ねて鹿児島を訪問できればと思いますが、実現するかどうか。15回にもわたって見ていただきありがとうございました。


南九州の旅⑭(薩摩川内、湯川内温泉)

2008年11月08日 20時52分32秒 | タジティーの旅行記(特集)

感動の南九州の旅からまもなく3ヶ月。10月上旬に投稿して以来1ヶ月ぶりの記事更新になります。このところ休日返上で仕事をすることが多く、なかなか更新ができませんでしたが、ようやくゆとりができて今日土曜日は家でのんびりしました。片付けや衣服の整理、ゴロゴロしていたらあっという間に一日が過ぎてしまいました。1ヶ月ほど前から右手首を動かすと痛みがでて気になっていたのですが、今日ようやく整形外科へ行ってきました。診断結果は、腱鞘炎。特に休日は朝から深夜までパソコンに向かう日が何度かあったこともあり、腱鞘炎になってしまったようです。完治するまでかなりかかるとのことでした。なるべく動かさないように、右手首にサポーターをすることになりました。通院して超音波療法、温浴療法をしばらく続けることになりそうです。そうなると温泉が有効になるかと。そうだ!温泉に行こう!と行きたいところですが、今月下旬の山場を越えるまではお預けになりそうです(悲)まだまだ、忙しい日が続きそうです。
今日の関東地方はどんよりとした曇り。日中でも10度を少し越えた程度で、肌寒い一日でした。立冬を過ぎて、ようやく寒さがやってきました。

8月17日(日)

前日16日夜に布さんと鹿児島市北部吉田にあるそば屋「がんこ庵」でお別れした私は、川内川花火大会の真最中に薩摩川内市にある父の実家に到着しました。おじとおばに挨拶した後、ビールを飲みながら、話をしたり、花火を鑑賞したりしました。1年ぶりの再会です。東京や福岡から二人の従兄弟も帰省していて、久しぶりに再会しました。北海道に住む従姉妹は、入れ違いで16日の朝北海道に向けて鹿児島を離れた後でした。

翌17日は、午前中4軒の親戚まわりをしました。久しぶりに叔父や叔母に会いました。

父の実家は、川内市街地から車で10分弱の所にありますが、まわりには田んぼや畑、小高い山がたくさんあり、川内平野の自然豊かな場所にあります。写真奥の小高い山の麓にある建物は、焼酎の工場です。「五代」や「蔵の神」などのブランドを製造する「山元酒造」です。

父の実家から歩いて5分ほどの所にあります。創業は大正元年(1912年)の地元川内では有名な酒造会社です。

左側の焼酎が山元酒造製造の「蔵の神」です。右側の焼酎はお隣いちき串木野市の濱田酒蔵の焼酎(限定品)「赤兎馬(せきとば)」です。「天璋院篤姫」という焼酎を販売している酒造会社です。

午後は、従兄弟が東京と福岡に帰るのを見送った後、実家の叔父と叔母と三人で、県北部出水(いずみ)市にある湯川内温泉に出かけました。まずは、そこまでの地図を。

父の実家から車で1時間強の所にある秘湯です。

鹿児島の温泉番付で東の横綱にランクされている療養の温泉です。240年前に発見されて以来島津家御用達の温泉でしたが、明治以降一般に開放されました。泉質の評判が良く、自炊棟もあり、県内外から多くの湯治客が訪れています。
出水市内の幅員の狭い林道をかなり入った山奥にあり、私好みの秘湯ムードばっちりの温泉です。


湯川内温泉には一軒宿「かじか荘」があります。かじか荘お風呂に入浴しました。男女別に内湯が二つあり、メインの浴槽の方に入浴してきました。泉質は、単純硫黄泉。自然湧出(自噴)の温泉です。浴槽の底からわき出しています。宿の建物は木造で、風情を感じさせます。

硫黄臭がする温泉で、浴槽の底までくっきり見えるほど、透き通った温泉でした。
温度は39度とぬるめなので長湯ができました。とても気持ちが良かったです。


入浴後また、もと来た道を戻り、薩摩川内の実家に戻りました。この日は前日に引き続き大気の状態が不安定で、途中土砂降りの雨が降りました。

薩摩川内最後の夜は、父の実家でのんびり過ごしました。
旅はいよいよ最終段階。次回いよいよ南九州の旅最終回を迎えます。お楽しみに。