去る11月23日(月)、千葉市生涯学習センター・ホールにて、
ザ・ミューズウィンドオーケストラ(以下 TMWO)・
第8回定期演奏会が開催されました。
トロンボーン奏者でTMWO創立メンバーの笠川由之さんから、
その演奏会の模様を収めた映像を送って頂きました。
笠川さんは、演奏技術はもちろんのこと、人格に優れ、また、
企画・計画を実現させる実行力と継続力に秀でた人物で、
誠に「心・技・体」の三拍子が揃った演奏家であります。
今公演は、コロナ禍に在っての開催の為、
検温・マスク着用・アルコール消毒・3密を避ける等々、
感染予防対策が図られると同時に、公演中の定期的な換気、
手渡しでの接触を回避するため印刷物の配布中止、
演奏プログラムは〈QRコード〉からのダウンロードなど、
様々な工夫が施された上での演奏会であったと聞き及びます。



TMWO定期演奏会では、いつもオープニング・ピースとして、
拙曲“ フレデリック・ファンファーレ ”を演奏して頂いており、
心から感謝を申し上げるものであります。
2010年に開催された〈ラ・フォル・ジュルネ音楽祭〉は、その年が、
フレデリック・ショパン(1810~1849)の生誕200年という、
いわゆる「ショパン・イヤー」に当たった為、
音楽祭ではショパン先生の楽曲が特集されました。
“ フレデリック・ファンファーレ ”は、
その時の公式イメージ・ファンファーレとして、
ショパン先生の名曲から幾つかを編み込んで作曲致しました。
今回の演奏は、須藤卓眞先生の指揮によるものですが、
その音楽作りの明瞭さ、豊かさ、奥深さといったものが、
映像の視聴からだけでも、充分に伝わってきました。
“ フレデリック・ファンファーレ ”は、
1分30秒という短い尺の中、目まぐるしくも7回ほど転調します。
私は“ 意図 ”を持ってそのように作曲したわけですが、
須藤先生は、この“ 意図 ”を、
私が“ 意図 ”した以上に汲み上げ、TMWOの方々と共に、
音楽化して下さっています。
このファンファーレは、フィナーレに入る直前辺りで、
テューバ・ユーフォニアム・コントラバスという低音楽器により、
♪ファ~ド・ドー♪という4度下降音型が奏されます。
音名アルファベットで“ F ”→“ C ”という流れで、
これは“ Frédéric Chopin ”の頭文字。
ショパンという音楽史上の巨星に対する、
早川なりの敬意を楽譜の中に潜ませていることを、
多少なりとも面白く感じて頂けましたら幸いに存じます。





ザ・ミューズウィンドオーケストラ(以下 TMWO)・
第8回定期演奏会が開催されました。
トロンボーン奏者でTMWO創立メンバーの笠川由之さんから、
その演奏会の模様を収めた映像を送って頂きました。
笠川さんは、演奏技術はもちろんのこと、人格に優れ、また、
企画・計画を実現させる実行力と継続力に秀でた人物で、
誠に「心・技・体」の三拍子が揃った演奏家であります。
今公演は、コロナ禍に在っての開催の為、
検温・マスク着用・アルコール消毒・3密を避ける等々、
感染予防対策が図られると同時に、公演中の定期的な換気、
手渡しでの接触を回避するため印刷物の配布中止、
演奏プログラムは〈QRコード〉からのダウンロードなど、
様々な工夫が施された上での演奏会であったと聞き及びます。



TMWO定期演奏会では、いつもオープニング・ピースとして、
拙曲“ フレデリック・ファンファーレ ”を演奏して頂いており、
心から感謝を申し上げるものであります。
2010年に開催された〈ラ・フォル・ジュルネ音楽祭〉は、その年が、
フレデリック・ショパン(1810~1849)の生誕200年という、
いわゆる「ショパン・イヤー」に当たった為、
音楽祭ではショパン先生の楽曲が特集されました。
“ フレデリック・ファンファーレ ”は、
その時の公式イメージ・ファンファーレとして、
ショパン先生の名曲から幾つかを編み込んで作曲致しました。
今回の演奏は、須藤卓眞先生の指揮によるものですが、
その音楽作りの明瞭さ、豊かさ、奥深さといったものが、
映像の視聴からだけでも、充分に伝わってきました。
“ フレデリック・ファンファーレ ”は、
1分30秒という短い尺の中、目まぐるしくも7回ほど転調します。
私は“ 意図 ”を持ってそのように作曲したわけですが、
須藤先生は、この“ 意図 ”を、
私が“ 意図 ”した以上に汲み上げ、TMWOの方々と共に、
音楽化して下さっています。
このファンファーレは、フィナーレに入る直前辺りで、
テューバ・ユーフォニアム・コントラバスという低音楽器により、
♪ファ~ド・ドー♪という4度下降音型が奏されます。
音名アルファベットで“ F ”→“ C ”という流れで、
これは“ Frédéric Chopin ”の頭文字。
ショパンという音楽史上の巨星に対する、
早川なりの敬意を楽譜の中に潜ませていることを、
多少なりとも面白く感じて頂けましたら幸いに存じます。




