「空気」に異議あり!

世の中の「空気」のいくつかを相対化していきます。初めての方は、左下の「カテゴリー」の「注意事項」をご覧ください。

日本の自称「リベラル」は実は「極右」に近い

2015-05-24 | 様々な空気
フェイスブックでHさんという方が書かれていたコメントです。
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ことさらに日本万歳と言いたいわけでもなし。
あらゆる権威や「組織」的なものは相対化し一定の距離を置いておきたい。
ある種の権力によって自由を奪われるくらいなら
別にマッドマックスのようなアナーキーな世界に生きても一向にかまわない(笑) 。

かくありたい自分は普通に字づらで考えると
少々過度なリベラリストのような気がするんですが、
前提となる道理が狂いまくってるせいか立ち位置がおかしなことになってますね。

左翼こそが本来の極右的な権威盲従、全体主義的傾向満載なのに、
このややこしい状態がずっと続いていることがまさに戦後体制と言えましょう。

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全くもって同感ですね。後半はもちろん、前半部分もほぼ同感です。
私もとある保守系弁護士から、「お前は共産主義者と変わらない」と批判されたことがあります。部分的にはその意見は当たっています。

そんな私のような人間に対し、日本の自称リベラルは、なぜか右翼のレッテルを貼ろうとします。これについて思うことは、むしろ日本の自称リベラルこそが、極右に近い思考回路で、日本では右翼とリベラルが逆に定義されている、ということです。


簡単に言えば、日本の自称リベラルは、

「国家権力に反対するのがリベラル」という「形式」を「日本の」国家権力「だけ」に適用し、戦勝国や戦争被害国を名乗る国の国家権力、その他あらゆる権威に対してはリベラルらしい批判は一切せずに盲従し、そうした外国の権力・権威を振りかざし、日本人の「他人様信仰」を悪用して、「世界の中で日本が主張することを望む日本人や安倍政権」に右翼のレッテルを貼って徹底的に叩き潰そうとしている。

ということです。
しかも彼ら自称リベラルはマスコミという、日本社会の主な「マイク」を全て握っており、自分達の主張だけを大声でがなり立て、それとは反対の意見は一切聞こえないようにしている。そういうファシズム的な強引な手法を使って情報や言論を支配しようとしている。

以下は、7年近く前に書いた日記です。この時は主に上記の「手法」について触れています。
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左翼の手法は実は「極右」的
http://blog.goo.ne.jp/taichi200707/e/d2db89fc68d8702fecfca0f173873f98
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歴史問題にしろ、法律の問題にしろ、日本の自称リベラルは、戦勝国や近隣の軍事大国の主張を鵜呑みにして権威とし、それを盾に、日本人の立場からの主張を全て上から叩き潰そうとします。

世界では各国がそれぞれ、自国の立場から主張を展開しています。自国の立場を主張することは、自国民にしかできません。にも関わらず、日本の自称リベラルは、日本人が日本の立場から主張することを、外国の権威を盾に封じ込めようとする。日本の立場だけ、誰も主張してはいけないのだそうです。何とも差別的で理不尽な話ですね。

また日本の自称リベラルは、上記のように明確に外国の権威の立場と一致しないケース、つまりあまりに酷いケースで外国を批判せざるを得ない場合でも、外国に対してはまともな批判はせず、日本だけを猛攻撃して憂さ晴らしをしています。

例えばつい最近取り上げたシー・シェパードの問題。日本の自称リベラルと言えども、シー・シェパードに100%賛成ではないのは知っています。実際に「ザ・コーヴ」がアカデミー賞を取った時、今の日本の自称リベラルの代表格の1人である鳥越俊太郎が、「他にもっと取り上げるべき問題があるのに・・」とやや批判的な表情を浮かべていました。この発言については鳥越に賛成です。

しかし彼らは明確にシー・シェパードらを批判しません。しまいに「価値観の違いが大きいから、それをすり合わせる必要がある」などと中立ぶった発言でお茶を濁します。

だったら、それと同じことを在特会にも言うべきです。「価値観の違いが大きいから、それをすり合わせる必要がある」と。しかし実際には、在特会に対しては、何のすり合わせもなしに、在特会の言い分もろくに聞かず、一方的にバッシングし、法規制もしようとしている。有田議員などもまさにそうですね。

前回取り上げたように、「変態民族め」「虐殺者」など、明確な差別・ヘイトスピーチを行っている連中に対しては「差別反対」を主張しない。

しかも在特会は、一部に酷い発言をしている人間がいるとしても基本は、「自国内で自分達の権利が侵害されている」という理由で、自国内で抗議している団体です。わざわざ韓国に行って嫌がらせをしている訳でもない。
一方シー・シェパードらは、わざわざ他国の、しかも弱い立場の田舎に押しかけ、嫌がらせと差別を繰り返し、自分達の価値観を無理矢理押し付けようとしている。
より悪質なのは明らかに後者(シー・シェパードら)の方です。しかも後者はハリウッドスターら強者からの寄付を得て強大な財力と兵力を持ち合わせている。

それでも日本の自称リベラルは、シー・シェパードらが、動物保護という世界的権威を後ろ盾にしている点、さらに日本ではなく外国、それも欧米である点から、「権威」として逆らわず、反発が怖いからあまり批判しないようにしている。
それに対し在特会には何の外国の権威もない弱者だからこそ、いくら叩いても怖くないから、居丈高に攻撃する。差別ですね。

まさに日本の自称リベラルが、

「強きを助け、弱きをくじく」

をモットーにしていることが分かります。権威を盾に、強者の立場から弱者を差別する。

その点からも、「日本の自称リベラルは極右に近い」と言える訳です。


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15 コメント

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日本国民の生命・財産・主張を蔑ろにする『隣国の極右』 (かず)
2015-05-24 22:52:00
>今の日本の自称リベラルの代表格の1人である鳥越俊太郎

本題から逸れたコメントですが…、元・変態新聞記者で、レイプ憲法崇拝者でもある鳥越俊太郎大先生は、沖縄の非武装化を唱える宮崎駿と共に、辺野古への米軍基地移設に反対する為の組織「辺野古基金」の共同代表に就任しています。

【沖縄】映画監督の宮崎駿氏とジャーナリストの鳥越俊太郎氏、名護市辺野古の新基地建設に反対する「辺野古基金」共同代表に就任へ★2
http://daily.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1431061468/
【沖縄】「辺野古移設を阻止するために、沖縄だけでなく日本全体で反対しないといけない」…辺野古基金共同代表に就任、鳥越俊太郎氏
http://hope.2ch.net/test/read.cgi/seijinewsplus/1431271665/

この件に関して、NYT東京支局長などを務めたジャーナリストのヘンリー・S・ストークス氏は、こう述べています。(長文ですが転載します。)

沖縄非武装論 宮崎駿氏らに覚悟と戦略はあるのか H・S・ストークス氏緊急激白
『 辺野古基金の共同代表に、あの有名な宮崎氏が就任したというニュースを聞き、私は「なるほど…」と思った。宮崎氏は「沖縄の非武装地域化こそ、東アジアの平和のために必要です」との直筆メッセージを寄せたというが、まさに空想アニメか小説次元の絵空事でしかないからだ。
 安全保障を少しでも学んだ者なら、沖縄の地政学的重要性は簡単に理解できる。沖縄から半径2000キロ以内に、東京や北京、上海、ソウル、台北、香港、マニラといった東アジアの主要都市が入る。日本を筆頭に、東アジア諸国のエネルギー確保に死活的な「シーレーン」にも近い。
 「極東最大の空軍基地」である米軍嘉手納飛行場をはじめ、米国にとって、アジアから中東までの安全保障のベースが沖縄にある。日本のシーレーンは主に米軍が守っている。米軍の沖縄駐留は日米同盟の実効性を確かなものにし、日本の抑止力を高めている。「防衛義務」と「基地の提供」。これが、日米安保条約の双務性だ。
 ただ、戦後70年経っても米軍が駐留し、日本の国防を米軍に依存していることが、本当に独立主権国家として日本のあるべき姿なのか、本質的な議論が求められる。占領の呪縛を克服し、日米の同盟をより強化するうえでも必要なプロセスだ。
 日本人が本気で、沖縄などから米軍基地を撤退させるというなら、相当の覚悟と戦略が必要だ。米国には、沖縄の基地について「若い米国兵士が血を流して獲得した」という思いがある。映画監督や地方の知事が反対したぐらいで、簡単に手放すとは思えない。
 米軍基地撤退には、「自由」「民主主義」「人権」「法の支配」といった普遍的価値観を共有する米国との同盟関係が壊れる懸念や、自国の防衛力を強化するために、現状をはるかに超える防衛経費の捻出を覚悟しなければならない。日本経済にもかなりの負担となる。当然、「戦力の不保持」を定めた憲法の改正も不可欠だ。
 宮崎氏や翁長氏らに、そうした覚悟と戦略があるのか。単に「基地反対」「非武装地域化」と唱えているだけでは、沖縄や日本の平和と安全を守ることはできない。
 現に、中国は沖縄・尖閣諸島周辺に艦船を連日侵入させて、「尖閣は中国領」「琉球独立を支持する」と主張している。チベットや東トルキスタン(新疆ウイグル)などの周辺国を自治区として取り込んだように、沖縄をも狙っている。
 フィリピンでは猛烈な反米運動を受けて、1991年に米軍基地が撤退した。この直後、中国軍はフィリピンが領有権を主張していた南シナ海・ミスチーフ礁などを軍事占拠した。フィリピンでの反米運動は中国に近い華僑が中心になっていたという話もある。こうした歴史的事実を忘れてはならない。』
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150514/dms1505141140007-n1.htm

ストークス氏の見解に僕は同意します。
鳥越大先生や宮崎駿ら「辺野古基金」に関与する人間は、沖縄県民そして日本国民の生命・財産の事なんかこれっぽっちも考えず、軍拡を推し進める隣国の肩を持つ『極右』です。
返信する
一体何が実証された?物的証拠は?ツッコミは? (かず)
2015-05-26 00:55:00
引き続き、本題から逸れたコメントです…。

昨日、韓国の通信社である聯合ニュースや、天下の犬HK様がこんなニュースを報じました。

【慰安婦】「慰安婦の強制連行は実証済み」~日本の歴史16団体が声明[05/25] [転載禁止](c)2ch.net
『歴史学研究会など日本の歴史学関係16団体は25日、都内で「『慰安婦』問題に関する日本の歴史学会・歴史教育者団体の声明」を発表し、慰安婦問題を歪曲(わいきょく)する行為を中止するよう求めた。
声明は「強制連行された慰安婦の存在はこれまでの多くの資料と研究によって実証されてきた」と指摘。「事実から目をそらす無責任な態度を一部の政治家やメディアがとり続けるならば、それは日本が人権を尊重しないことを国際的に発信するに等しい」と強調した。
また、朝日新聞社が朝鮮人女性の強制連行を証言した故吉田清治氏に関する記事を取り消したことは、旧日本軍の同問題への関与を認めた1993年の河野洋平官房長官談話の根拠が崩れたことにはならないと主張した。
歴史学研究会の久保亨委員長によると、声明に参加した学者数は約6900人に上るという。声名は慰安婦問題の加害国である日本で活動する歴史学者らが意見を表明したもので、今後、日本国内の世論に及ぼす影響が注目される。
歴史学研究会は昨年10月、「吉田証言の内容の真偽にかかわらず、日本軍が慰安婦の強制連行に深く関与し、実行したことは、揺るぎない事実である」とする声明を発表した。その後、同団体は歴史科学協議会、日本史研究会、歴史教育者協議会など、声明の趣旨に賛同する団体と慰安婦問題の歪曲に共同で対応することにし、約半年にわたり関連団体の意見をまとめる作業を行ってきた。
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1432543830/
【慰安婦問題】歴史学の16団体が声明「事実から目をそらせば、日本が人権を尊重しないことを国際的に発信するのに等しい」[5/25](c)2ch.net
http://yomogi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1432564287/

>実証済み

まあ、反日レイシストによる日本差別の所為で、日本人の生命・財産は脅かされ、日本人の心身は傷付き、名誉や国益は棄損され続けてきたという事だけは実証されています。

>事実から目をそらす無責任な態度を一部の政治家やメディアがとり続けるならば、それは日本が人権を尊重しないことを国際的に発信するに等しい

事実から目をそらす無責任な態度を一部の(自称)歴史家や政治家、メディア、言論人、活動家等々がとり続けるならば、それは日本人の人権を尊重しないことを国際的に発信するに等しい

>強制連行された慰安婦の存在はこれまでの多くの資料と研究によって実証されてきた
>日本軍が慰安婦の強制連行に深く関与し、実行したことは、揺るぎない事実

その動かぬ証拠が提示された事って今までありましたっけ?記事を読む限り、声明と共に慰安婦強制連行を裏付ける明確な証拠が提示された様子もないのですが。

また、日本のゴミ屑マスコミやジャーナリストのボケどもは、碌な証拠も提示しない歴史団体の暴挙に誰一人ツッコミをいれなかったのでしょうかね。
だとしたら、そんなマスコミやジャーナリストは必要ありません。

碌な証拠も提示せず、日本人の名誉や国益を棄損する反日レイシストや、反日レイシストの言い分を一方的に垂れ流すメディア、お先棒を担ぐジャーナリストに存在価値はありませんし、寧ろ、こいつらは名誉棄損罪や外患誘致未遂罪で訴えるべき糞だと思います。(実際、それらの罪状で起訴するのは困難でしょうが。)

国内外の『歴史学者』と称する、歴史捏造主義者・日本差別主義者の暴挙は言語に絶します。
返信する
>かずさん (太一)
2015-05-26 21:13:31
>慰安婦問題を歪曲(わいきょく)する行為を中止するよう求めた。

それはこっちのセリフです。

>反日レイシストによる日本差別の所為で、日本人の生命・財産は脅かされ、日本人の心身は傷付き、名誉や国益は棄損され続けてきたという事だけは実証されています。
>事実から目をそらす無責任な態度を一部の(自称)歴史家や政治家、メディア、言論人、活動家等々がとり続けるならば、それは日本人の人権を尊重しないことを国際的に発信するに等しい

全く同感です。

相変わらず「国際的」を盾に、外国の目に病的に弱い日本国民に嘘を押し付けようというファシズムですね。

>日本軍が慰安婦の強制連行に深く関与し、実行したことは、揺るぎない事実

既に嘘がばれているので、この辺の表現も、以前と変えているでしょうね。
そしてその嘘がばれても何の謝罪もせずに、また表現を変えて嘘をつき続ける。

>碌な証拠も提示せず、日本人の名誉や国益を棄損する反日レイシストや、反日レイシストの言い分を一方的に垂れ流すメディア、お先棒を担ぐジャーナリストに存在価値はありません

同感です。

日頃、「冤罪は危険だ」などと、証拠があっても慎重に疑うことを主張している自称リベラルが、この件になるとろくな証拠なしに一方的に罪に問おうとしますね。この酷いダブルスタンダードが、奴等が信用されな所以です。

>国内外の『歴史学者』と称する、歴史捏造主義者・日本差別主義者の暴挙は言語に絶します。

戦勝国や近隣の軍事大国という世界の強大な権力に媚びる、まさにクズ以下の存在ですね。
返信する
人が軽視するものにこそ核心アリ (かず)
2015-05-29 00:49:35
また同じ様なコメントを投稿します…。

阿比留氏のコラムにこんな指摘がありました。

【阿比留瑠比の極言御免】反射的に安倍政権けなす「朝日」…偏見打破どころか、歪んだステレオタイプを拡散
『(略)ステレオタイプという言葉を定着させた米国のジャーナリスト、リップマンは著書『世論』(1922年刊行)でこう戒めている。
 「われわれはたいていの場合、見てから定義しないで、定義してから見る」
 「ステレオタイプが無批判に受け入れられると、配慮されなければならない多くのことがふるい落とされてしまう」
 「われわれは自分の反対者を悪者や陰謀家に仕立てる」
 本来、メディアには社会の固定観念や偏見を打破する役割が求められている。ところが現実は、メディアが率先してゆがんだステレオタイプを広めているようだ。』
http://www.sankei.com/premium/news/150528/prm1505280007-n1.html

産経を含む全メディアや、言論人の圧倒的大多数、そして一般国民・ネットユーザーの多くがステレオタイプ、つまり常識や社会通念といった、誰かが定義した物差しに当て嵌めて人物や物事の善し悪しなどを判断しています。
また、『われわれは自分の反対者を悪者や陰謀家に仕立てる』という一文の様に、自分の価値観に合わない人間や物事、考え方に『悪』や『反動』といったレッテルを貼って排斥しようとする側面も人間にはあります。

しかし阿比留氏が、『メディアには社会の固定観念や偏見を打破する役割が求められている。ところが現実は、メディアが率先してゆがんだステレオタイプを広めているようだ。』と指摘されている通り、メディアや言論人といった、権威や権力のある組織や人間達が、『自分達の価値観に合わない』 『自分達にとって不都合、目障りだから』という、至極幼稚で個人的な動機に基づき、特定の人物・勢力・組織の主張を無視、もしくはそれらをバッシングしたり、負の印象を植え付ける報道や主張、レッテル貼りを展開する事は、『個』を圧殺する行為そのものであり、民主主義やジャーナリズム、個人の尊厳を冒涜、度外視する行為に他なりません。

本来、『寛容さ』を売り?にしている筈の『人権派』や『反戦平和主義者』『リベラル』と呼ばれる、もしくはそう自称している方々は、上記の様な『個』を弾圧する鬼畜の所業に対して、根強い批判を展開すべきなのですが、その真逆、つまり報道権力や権威を笠に着て個を圧殺するという惨たらしい所業を延々と続けています。
この矛盾、暴走を、虐げられている側の人間(右派・反戦後体制派)は声高に指摘、声高に反論する必要があります。

>配慮されなければならない多くのことがふるい落とされてしまう

上記の主張から少々脱線しますが、大多数の人間が「私の生活には必要無い、関係のない事だ」とふるい落とした、軽視した物事・人物・主張・モノの見方等々の中にこそ、非常に重要な事実(ひょっとしたら世界を震撼させるレベルのものも)や、あらゆる物事の核心が幾つも隠れていると僕は思っています。
返信する
>かずさん (太一)
2015-05-30 14:49:53
>阿比留氏が、『メディアには社会の固定観念や偏見を打破する役割が求められている。ところが現実は、メディアが率先してゆがんだステレオタイプを広めているようだ。』と指摘
>メディアや言論人といった、権威や権力のある組織や人間達が、『自分達の価値観に合わない』 『自分達にとって不都合、目障りだから』という、至極幼稚で個人的な動機に基づき、特定の人物・勢力・組織の主張を無視、もしくはそれらをバッシングしたり、負の印象を植え付ける報道や主張、レッテル貼りを展開する事は、『個』を圧殺する行為そのものであり、民主主義やジャーナリズム、個人の尊厳を冒涜、度外視する行為に他なりません。
>本来、『寛容さ』を売り?にしている筈の『人権派』や『反戦平和主義者』『リベラル』と呼ばれる、もしくはそう自称している方々は、上記の様な『個』を弾圧する鬼畜の所業に対して、根強い批判を展開すべきなのですが、その真逆、つまり報道権力や権威を笠に着て個を圧殺するという惨たらしい所業を延々と続けています。

全く同感です。

>大多数の人間が「私の生活には必要無い、関係のない事だ」とふるい落とした、軽視した物事・人物・主張・モノの見方等々の中にこそ、非常に重要な事実(ひょっとしたら世界を震撼させるレベルのものも)や、あらゆる物事の核心が幾つも隠れていると僕は思っています。

私もそう思います。

>ステレオタイプ、つまり常識や社会通念といった、誰かが定義した物差しに当て嵌めて人物や物事の善し悪しなどを判断

という権威主義に反対する、というのも、当ブログの主題です。
「権威に異議あり!」をブログタイトルにしてもいいくらいに。
返信する
ファシストらしさが滲み出た記事 (かず)
2015-06-18 00:24:25
極左ならぬ、隣国の極右メディアである「週刊金曜日」にこんな記事がありました。

「綺麗なヘイト」増加に危機感
『(略)登壇者たちはヘイト本のブームは最盛期を越えたとしつつも、今後の問題として、事実を捻じ曲げた上で差別を扇動するようなあからさまなヘイトは減るものの、一見、学術的に裏付けられたようで実はナショナリズムを煽る、いわば「綺麗なヘイト」は増えるのではないかと、危機感を募らせた。
現に、本書で紹介されているヘイト本の中には、都合の良い事実だけを巧みに拾い上げ、虚偽や誇張なしに韓国・中国に反感を持たせるよう誘導するものもある。こうした本には、これまでのヘイト本には関心を示さなかった知識層を取り入れる可能性がある。今後、読者は発信者の意図的な情報に振り回されないよう、リテラシーを高めることが一層求められるだろう。』
http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=5251

突っ込む前に書いておきますが、週刊金曜日や、綺麗なヘイトがうんたらかんたらと妄言を吐く、上記の登壇者たちこそ「ヘイトスピーカー」 「レイシスト」です。

>学術的に裏付けられたようで実はナショナリズムを煽る、いわば「綺麗なヘイト」は増えるのではないか
>本書で紹介されているヘイト本の中には、都合の良い事実だけを巧みに拾い上げ、虚偽や誇張なしに韓国・中国に反感を持たせるよう誘導するものもある

「綺麗なヘイト」という発言を含め、何を言っているのかよく分からない部分もありますが、要するに日本への反日ヘイトスピーチなど、明明白白な事実が列挙されていたとしても、週刊金曜日やこの登壇者たちが気に入らない内容であれば、「この本はナショナリズムを煽る内容だ!」 「ヘイト本だ!」と認定するという事なんでしょう。

そもそも、ナショナリズムを「悪」と見做している事自体、著しく偏ったモノの見方ですし、気に入らない人物や勢力、組織、主張を悉く排除しようとする、自称・反戦平和主義者、自称・人権派、自称・リベラリストこそ独裁者気質であり、過度のナショナリズムを醸成させる危険人物だと思います。
返信する
>かずさん (太一)
2015-06-19 19:04:43
>本書で紹介されているヘイト本の中には、都合の良い事実だけを巧みに拾い上げ、虚偽や誇張なしに韓国・中国に反感を持たせるよう誘導するものもある

「本ブログでかずさんが紹介されているヘイト記事は、都合の良い事実だけを巧みに拾い上げ、虚偽や誇張も含めて、日本や安倍政権に反感を持たせるよう誘導するものばかりである」

が正解ですね。

>明明白白な事実が列挙されていたとしても、週刊金曜日やこの登壇者たちが気に入らない内容であれば、「この本はナショナリズムを煽る内容だ!」 「ヘイト本だ!」と認定するという事

その通りですね。
こういうレッテル貼りを自己都合で好き勝手にやって、しかも社会的制裁を科す力のある連中だから、ファシスト独裁権力だと言っている訳です。
返信する
欧米のリベラリズム、真似るな危険! 外国の猿真似は身を滅ぼすだけ (かず)
2015-07-11 12:49:02
昨日、NHKBS1で朝・昼・夕方に放送されている「ワールドニュース」(外国の主要メディアのニュース番組を取り上げる放送枠)のうち、米国のPBSとABCのニュース番組を日本語に訳して放送している、夕方の「ワールドニュースアメリカ」を視聴したのですが、放送内容・論調の酷さに怒りが込み上げてきました。

まず、オバマ政権が米陸軍の兵力を1940年当時のレベルにまで削減する計画を練っているという(多分PBS?の)ニュースが取り上げられたのですが、このニュースに登場したコメンテーターが、「陸軍関係者は兵力の削減により、安全保障上、支障を来す可能性があると主張している。だが、陸軍関係者はその根拠を提示していない。」などと、陸軍を一方的に批判したのですが、片やオバマ政権など、兵力削減を計画・推進している勢力に対しては、「陸軍の兵力を万単位で削減しても、米国の安全保障や世界のパワーバランスに悪影響を及ぼす可能性は無いのか、その点をしっかりと明示する必要性がある。」という批判を、全くしなかったのです。

オバマ政権が、イラク戦争やリーマンショック、歴代政権のツケを背負っているのは分かります。
しかし、国民の生命を護る、国を維持する上での要となる安全保障に悪影響を与えかねない兵力削減計画を、もし本当にオバマを含めた閣僚らが明言したというのであれば、どこかのマスコミがオバマ政権や、兵力削減を主張する勢力に対して、「兵力削減により、安全保障やパワーバランスに悪影響を及ぼす可能性は無いのか?可能性が無いというのであれば、その根拠を国民に提示し、尚且つ、国民を巻き込んだ議論を展開すべきではないか。」と指摘するのが当然です。

PBSの報道を見ていて、そういう当たり前の指摘すらしなかった事に愕然としました。
(犬HKは、PBSの様にピンボケしている、というか論調が狂っている放送局のニュースのみを取り上げ、日本の視聴者に向けて放送しているのかも知れませんが。)

はっきり言って、オバマは国民皆保険制度の確立に力を入れた点以外は評価するところが何一つないどころか、愚策ばかりを実行する、史上最悪級の大統領です。
(日本、あるいは世界平和という視点で考えた場合の最低最悪の米大統領は、フランクリン・ルーズベルトでしょうね。)

この件だけでも米メディアやオバマ政権の狂いっぷりを如実に物語っているのですが、これだけでは終わりません。

続いて、米国内で中絶反対運動が盛んになっているという特集が放送されました。
大雑把に書くと、最初は中絶反対派のグループに属する女性の主張を取り上げ、特集の中盤ぐらいから徐徐に中絶賛成派の女性の主張を放送し、賛成派の女性の主張で特集を終えるという感じです。

僕の感想は、
①中絶反対派の女性は「好き」「嫌い」といった個人的感情に起因した主張を展開しているという印象を視聴者に与える様な構成だった。 ②中絶賛成派の女性は、コメンテーターや学者の様に理知的で、理路整然とした主張を、時折笑みを浮かべながら、余裕を持って展開しているという印象を視聴者に与える様な構成だった。(人心掌握術に長けているサイコパスが活用する戦術そのもの。) ③僕が思う「中絶問題の核心」には何一つ触れない、糞以下の内容だった。
です。

十把一絡げにして、何でもかんでも「中絶反対」と主張する人の気持ちは、流石に理解に苦しみます。(宗教的価値観に基づいて、中絶反対運動に参加している人々が多いのでしょうが。)
しかし、レイプされた事が原因で人工妊娠中絶をするのなら分かりますが、合意の上で、あるいはその場の雰囲気で避妊具を使用せずに性交渉した結果、女性が妊娠してしまった事に焦った男が、女性に人工妊娠中絶を迫ったり、性交渉したら妊娠する可能性がある事ぐらい分かっている筈の男女が、快楽を優先した結果、妊娠したけれども、「子育てが面倒臭い」という理由で人工妊娠中絶する事に対しては、「全く問題意識が無いのか?」と言いたくなる様な論調だったので、怒りを覚えました。

僕が思う、この「人工中絶問題の核心」について、中絶賛成派や、この特集を組んだPBSは一体どの様な回答をするのでしょうか。(態々、英文でメールを送る気にはなりませんが。)

この人工中絶賛成派の中には、所謂「リベラリスト」が多く含まれているんだろうと僕は思っているのですが、もし、「生命の尊さ」や「人類平等」を説いている筈のリベラリストが、「個人の自由」「権利の行使」とやらを最優先したいが為に、人工妊娠中絶を賛成・推進しているとしたら、常軌を逸しているというか、相当狂っています。

テキサス親父こと、トニー・マラーノ氏がアメリカのリベラリズムを再三批判していますが、今になってその批判の重要性や、現代におけるリベラリズムの危険性が、ようやく理解出来るようになりました。
こんなリベラリズムをグローバリズムの名の下に輸入してしまったら、それこそ日本解体や日本の操り人形化を目論む勢力の思う壺です。
(僕は日本国民ですが、米メディアや自称・リベラリストらに迫害・弾圧されている米国の人々や、安全保障・パワーバランスの事を真剣に考えている米国の人々には同情します。日本差別主義者は除きますが。)

最後に…、確かPBSではなく米ABCだったと思いますが、ブッシュ前大統領が退役軍人の支援団体に多額の講演料を請求したというニュースを報じていました。

ブッシュ前大統領に批判 退役軍人団体に10万ドルの講演料請求(CNN)
http://www.cnn.co.jp/usa/35067216.html

僕は、このニュースを見て「だから何?」という感想を持ちました。
請求するしない、払う払わないは個人や団体の自由なんですから。

それよりも、民主党を支える為に、共和党叩き(ネガティブキャンペーン)を展開している米メディアの醜悪さに嫌悪感を抱きました。
やっている事は、日本のメディアそっくりです。というか、日本のメディアは米メディアの醜悪な部分をそのまま真似ているのかも知れません。
(僕は共和党の事を全く好きになれず、嫌いな部分も多いのですが、米民主党は「リベラル」を標榜する連中が多数存在し、「人道主義」というイメージを隠れ蓑にして、平気で他者や他国を差別し、国内外の安全保障をも脅かす政党なので、心底嫌いです。)

トニー・マラーノ氏や西村幸祐氏らは、「自由」を標榜している米国が、実は特定の思想や主張を弾圧している事実を、再三再四指摘されてきましたが、昨日の一連の米メディアの報道を見て、米国の異常さを再認識する事が出来ました。
大袈裟な表現かも知れませんが、米国は支那と大して変わらない「言論弾圧国家」「世界に害を振り撒く悪の枢軸」と言えるのではないでしょうか。
返信する
追記 (かず)
2015-07-11 16:54:05
百聞は一見に如かずという言葉通り、実際に米テレビメディアの報道を視聴した方が、その異常性を感じる事が出来ます。
ただ、日本のメディアが垂れ流す情報や「権威」を盲信するぐらいの思考停止状態に陥っている日本人には、米メディア報道の異常性を実感出来ないと思いますが。

そもそも、米メディアや米国のリベラリスト、リベラル系の政治・社会運動の異常性について、産経新聞を始めとする日本の右派系メディアは全く取り上げようとしませんね。
米国のリベラル派が礼賛した、同性婚の全州容認を好意的に取り上げている事とは対照的です。

「ワシントン支局やニューヨーク支局、ロサンゼルス支局に駐在している記者は一体何をしているんだ?」 「東京本社に居る上司が、米国のメディアや言論界、政財界からの圧力や関係悪化を恐れて、あるいは米国のイメージ悪化などを懸念して、批判記事の執筆・掲載を許可しないのか?」
とツッコミを入れたくなります。

因みに、僕は反米を煽りたいわけではありませんし、原理主義的な反米主義者(右派・左派問わず)の事を糞だと思っていますが、米国におけるリベラリズムや新自由主義の異常性については、頭の片隅に入れておく必要があると思います。

あと、人工妊娠中絶の件ですが、安易に中絶手術を行うと不妊症、あるいは何らかの病気を引き起こす可能性も否定出来ません。
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続・追記 (かず)
2015-07-12 10:35:54
流石に「米国は支那と大して変わらない言論弾圧国家」という件は誇大表現かも知れませんが、現在の米国は「自由」「平等」「民主主義」「差別根絶」といった美名を盾にして、特定の思想を有する人間(主に右派)を不当に差別し、言論を抑圧する事が罷り通る、歪んだ社会である事は間違いありません。

その上、「自由」「差別反対」「人権擁護」といった美名を隠れ蓑にして、他者の言論を抑圧し、平気で差別し、人命を蔑ろにする様な「リベラリスト」という名の「人間の屑」が、「死刑を廃止しろ!」だの「言論の自由や人権を尊重しろ!」だの「外国人差別をなくすべきだ!」といった、人種差別的偏見に基づいた暴言・妄言の数々(これこそまさに、ヘイトスピーチでありレイシズム)を、日本に浴びせています。

はっきり言って、こういうリベラリストという名のレイシスト、ファシストを淘汰した方が、少しは世界が平和になる気がします。

まあ、もしかするとリベラリストの中に、現代の歪んだ、腐りきったリベラリズムを憂えて批判している人物も居るかも知れません。もしその様な人物が存在したとしても、メディアはその人物の事を報道しないでしょうし、その人自身、リベラリスト集団から孤立しているか、袋叩きにあっている可能性が高いと思いますが。
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