「空気」に異議あり!

世の中の「空気」のいくつかを相対化していきます。初めての方は、左下の「カテゴリー」の「注意事項」をご覧ください。

「片方の意見だけ推奨され、逆の意見は委縮させられる空気」に、言論の自由はあるか

2015-11-18 | マスコミと空気
以下は、韓国関連で有名なブログに掲載されている、バンダービルド氏という、冷静で知的な韓国人が書いた記事の抜粋です。

(一部抜粋)
「他人の不幸を願う、非難に値する文」だとしても、日本に向けてのものであれば、自分の名前が公開されても「全く問題ない」(「堂々としている」)という韓国内の雰囲気を示す現象である。
(以上)

引用元
http://mubou.seesaa.net/article/8045754.html



このことは私もずっと感じてきたことです。ある方向の発言は、実社会でもいくらでも言っていい「空気」がある。
韓国であれだけ日本差別が横行しているのは、それを推奨する空気があり、逆にそれに反論できない空気もあるということでしょう。親日的な韓国人は韓国内で集団ヒステリーによるリンチを受けるので隠れて生きるしかない、というファシズム的な状況からも現れています。


このように、「周りの空気に合わせる特性」が強いのが東アジア人の特徴だと思います。同じ傾向は日本人にもあります。

現在の日本で言えば、「安倍政権に対してはいくらでも酷いことを言える空気」があります。大学教授さえも「安倍をたたき斬ってやる!」などと野蛮な発言をしてもいい空気があるのです。

実社会でも安倍総理の悪口は言いやすくても、擁護はしにくい空気があるでしょう。

一般社会よりさらにその空気が濃厚なのがメディアの世界です。
例えば芸人の中で安保法案に賛成だと言うことは「勇気の要ること」だと蛭子能収が明言しました(蛭子自身はメディアの犬なので当然反対派)。
その時は松本人志が安保法案賛成を表明しましたが、松本でさえ普通に「賛成」とは言えない圧力があったようで、「アメリカに従うのであれば反対」と、メディアの空気の圧力の中で苦しい意見表明を余儀なくされました。
他に田村淳は改憲賛成派だそうですが、それもそのまま言ってはいけない空気の圧力があるために、「正しい手順を踏んだ上での改憲賛成」と苦しい譲歩を付けざるを得ませんでした。

逆に安保法案反対、憲法改正反対、などの意見を言う人は、そのような譲歩句を付ける必要があるでしょうか?

付けなくてもいい。

なぜならその意見は「推奨される」空気があるから。

こうした状況に、果たして「言論の自由」はあると言えるでしょうか?
片側の意見は常に委縮を余儀なくされる訳です。そんなものは自由とは言えません。

そしてこれら「空気」を作れる権力を持つのは、メディアです。政府ではありません。
こうした空気に支配されやすい日本人の国民性から見て、政府よりもメディアの方が権力者だと私は常々言っています。




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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
国民は被害者であり加害者 (かず)
2015-11-23 11:53:24
>韓国であれだけ日本差別が横行しているのは、それを推奨する空気があり、逆にそれに反論できない空気もあるということでしょう。親日的な韓国人は韓国内で集団ヒステリーによるリンチを受けるので隠れて生きるしかない、というファシズム的な状況からも現れています。
>このように、「周りの空気に合わせる特性」が強いのが東アジア人の特徴だと思います。同じ傾向は日本人にもあります。
>こうした空気に支配されやすい日本人の国民性から見て、政府よりもメディアの方が権力者だと私は常々言っています。

日本国民はマスコミなどの戦後体制から徹底的に差別され、基本的人権を蹂躙される被害者である一方で、極論かも知れませんが、我が身可愛さから、あるいは実情を自ら調べようとしない怠惰さが原因で、美名を盾に取って思想差別や人権蹂躙を展開するマスコミ権力などの戦後体制に服従し、残虐極まりないイジメに実質的に加担する加害者と化しています。

>実社会でも安倍総理の悪口は言いやすくても、擁護はしにくい空気があるでしょう。

反日レイシスト、右派、それ以外の人間問わず、安倍首相や政権の事をボロカスに言う人間は山ほど居ますね。
日頃の鬱憤を晴らす為、あるいは自分の損得勘定から政権や政権の長である首相に矛先を向ける人間は掃いて捨てるほど居ますし、戦後日本の言論空間では「右派(保守)」とされる人達に対しては、どんな非難をしても構わないという空気を、マスコミ権力や言論界、教育界などの戦後体制が醸成してきたので、その全体主義的な空気に反する見解を実社会で述べる事は、非常に勇気が必要です。
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