「空気」に異議あり!

世の中の「空気」のいくつかを相対化していきます。初めての方は、左下の「カテゴリー」の「注意事項」をご覧ください。

お礼と返信

2007-08-22 | 様々な空気
今日はある方へのお礼と返信をさせていただきます。
ブログ「雅子皇太子妃殿下そして皇太子(東宮)御一家を憂う」(http://bluefox-hispeed.iza.ne.jp/blog/entry/254085)の
ブルーフォックスさん(でよろしいでしょうか?)は、何度か当ブログに
トラックバックしてくださいましたので、御礼申しあげます。
またブログでは荒らし等の理由で書き込みができない設定になっていましたので、
こちらのブログにて返信させていただこうと思います。
もちろん他の方のレスもお待ちしております。


私は最初、ブルーフォックスさんは私よりもかなり右に進んだ方で、
安倍総理が靖国参拝しなかったことに激怒し、辞任要求されているのではないか
と予想していましたが、私の予想は外れました。

ブルーフォックスさんは非常に戦略的な方で、今回リンクしたページでも
極めてピンポイントで、保守のとるべき戦略について書かれています。

そう言えば、参院選での日本国民を「姉歯」「JR西」に例える言語能力も、
驚くべきものがありました。
早速私も引用させていただきましたし(笑)。

(以下引用)
私たちは安倍総理に,それら全部を一度に,
それも今日明日中に解決すること倒すことばかりを望んではいないか.
どんな優秀な大将でも兵力が少なくてはすぐには勝てない.
敵を一つ一つ倒していかざるを得ないのも残酷な現実だ.
それを,できないから辞めろとはあまりにも安易過ぎる.
(以上)

これは私が常々感じていることを上手く表現してくださっています。

戦国時代、織田信長は目の前の武田家と戦うために、信長と最も考えが遠い
上杉謙信に媚びへつらって貢物をいくつも送るような外交を行いました。
そして武田家滅亡後、信長が真の敵だと気が付いた謙信は怒って進軍しますが、
「時、既に遅し」でした。

戦国時代が好きな方なら、謙信は信長以上の戦争の天才だというイメージを
お持ちでしょう。しかもカリスマ性も負けていませんでした。
しかし結果的に信長と謙信に大差がついたのは、もちろん地理的な優劣も
ありますが、それ以上に「真の敵」を見極める能力の差ではなかったでしょうか?

謙信は、信長が増長をはじめてなお、かつてライバルだった武田家よりも
信長の方が、室町幕府を守りたいという自分の信念の「真の敵」だと
気が付かなかった。
一方の信長は武田、上杉との2正面作戦を取らず、上杉に媚びて足止めをし、
武田を各個撃破で下し、その後上杉と事を構えた。
この辺の戦略性の差は大きかったと思うのです。

織田を今の日本とすると、武田は中・韓、上杉はアメリカに該当するでしょう。
日本にとってアメリカが腹の立つ敵であることは間違いないですが、中・韓と
2正面作戦を実行するのは戦力的にとても不可能だということは
意識すべき問題でしょう。

織田信長のような天才的な指導者でもその程度だった訳ですから、
安倍晋三のような平凡な指導者にそれ以上を求めるのは、あまりに戦略性が
なさ過ぎると思います。そしてその平凡さを叩くくらいなら代わりの人を
用意すべきだし、究極的には自分自身がやるべきだと思います。


>それを,できないから辞めろとはあまりにも安易過ぎる.

そしてこれは「総理ならいくらでも批判できる空気」にも通じると思います。

この傾向は安倍総理に限った話ではありません。歴代総理全てそうです。
ただ安倍晋三という、ようやく右側の考えに近い人が総理になったにも
かかわらず、今の右側の安倍降ろしの声に戦略性のなさが目立つという意味で、
今こそ最も考えるべき問題だと思います。

私は「空気」に反対する考えの持ち主ですから、世の中で右が強くなれば
今度は左に傾くと思いますが、現状ではまだまだ左が圧倒的なのが
この日本という国です。
そういう意味で大局的なバランスとして右にもっと頑張って欲しいのですが、
右に戦略性がない今の状態では、やはり当分「左の天下」が続くのは
間違い無さそうですね。

4 コメント

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残念なことに… (かず)
2007-08-22 23:30:58
>右に戦略性がない今の状態では、やはり当分「左の天下」が続くのは間違い無さそうですね。

もしかすると日本国が滅亡するまで続くかもしれません…。
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絶望的 (太一)
2007-08-23 20:42:00
>もしかすると日本国が滅亡するまで続くかもしれません…。

仰る通り、絶望的な状況が続いていると思います。
でも我々も、滅亡する瞬間まではあきらめずに粘りたいですね。
返信する
保守系ブログが狙われてるのか? (かず)
2007-08-24 00:31:59
在日特権を許さない市民の会の桜井会長のブログ「Doronpaの独り言」(http://ameblo.jp/doronpa01)に、アメブロ側から横槍が入ったようで、アメブロが勝手に一部のコメントを削除したようです。

軍事評論家=佐藤守のブログ日記(http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20070810)も、ランキングに反映されなかったり、コメントが記入出来ないトラブルがあり、更には毒吐きてっく氏(http://tech.heteml.jp/cat15/)が行っていた、「旧宮家復籍キャンペーンフラッシュ」のカンパが実は詐欺だったのでは?と急に囁かれ始め、何故か8月8日以降、てっく氏はブログを更新されていません。
ぼやきくっくり氏(http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid355.html)も、この「旧宮家復籍キャンペーンフラッシュ」のカンパが行われていることをご自身のブログで紹介していたので、謝罪されています。
ぼやきくっくり氏以外にも、てっく氏の毒牙にかかって、自身のブログで「旧宮家復籍キャンペーンフラッシュ」のカンパを宣伝してしまい、責任をとって、更新を停止するブログも相次いでいます…。

保守系のブログが狙われているような…。
太一さんのブログは大丈夫ですか?
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表現の自由 (太一)
2007-08-24 20:51:34
私のブログは出来たてで訪問者も少ない無名ブログなので、
大丈夫でしょう(笑)。


しかし、保守系ブログに対する言論の自由の弾圧は断じて許されない問題です。
「表現の自由」は憲法の中でも最も保護されている人権です。
あまり弾圧が続くようだと、抗議デモも考えなくてはならないと思います。
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