牧場見学記５

牧場見学記の５回目はＮＦ空港でのキャロット編
ＰＡＲＴ１です。
（３回に分けて書きます。）

ＮＦ空港で下記の４頭に会いました。

①カドデュソレイユ
②アークビショップ
③グロッタアズーラ
④フォルトシュリット

まず初めは、ＴＯＰの写真の仔、カドデュソレイユ
父：アグネスタキオン
栗毛の２歳牡馬です。

不安があった右前球節の状態が落ち着いているので、
少しずつペースを上げています。
タキオン産駒らしい立派な馬体をしていますが、体質面の
弱さも、同じくタキオン産駒らしいところなので、様子を
見ながらの調教になっています。
それでも、毛艶は良いので、このまま軌道に乗ってくれれば
良いな～と思います。
母：スーヴェニアギフトは、形の綺麗な仔を出します。
この仔の下は、社台で募集されて（ディープの牝馬）、
かなり人気を集めていました。
デビューまでには、もう少し時間がかかりそうですが、
体質が強くなってくれば、かなり期待できそうです。


２頭目は、アークビショップ
父：フレンチデピュティ
栗毛の２歳牡馬です。

募集当初は、馬体の小ささが心配でしたが、
徐々に体重が増えて、今は４５０ｋを超えています。
元愛馬だった、母のプレラットは、小さい体で頑張りましたが、
最終的には未勝利でした。この仔には、未勝利だった母の
リベンジをしてほしいです。

華奢だった母のイメージとはちょっと違います


父：フレンチデピュティの影響で、スレンダーだった母の
欠点が上手くカバーされている感じです。
このままの状態を保ちながら、移動出来れば、母のリベンジは
十分可能だと思います。


３頭目は、グロッタアズーラ
父：フジキセキ
黒鹿毛の２歳牝馬です。

最近は、順調に調教が出来るようになりました


当初は、早期デビューを予定していましたが、
右前骨瘤を気にするようになってペースダウン。
最近になって、ようやく症状が落ち着いて来たので、
徐々にペースを上げています。
母のサダムブルーアイズは、トップガン厩舎の
アイズオブゾロの半姉なので、この仔はゾロの姪っ子です。
ゾロも、右前の骨瘤やソエで苦しんでいたので、これは
血統的なものなのかもしれません。（何故か？悪いところは
よく似るみたいです（苦笑））
何も問題がなかったころには、良い動きをしていたので、
焦らずに調整を続けていけば、期待できそうな感じです。
障害の練習を始めたゾロとどちらが先に移動できるでしょうか？


最後は、フォルトシュリット
父：キングカメハメハ
黒鹿毛の２歳牡馬です。

春先までは、非常に良い感じで、馬体も急激に良く
なっていましたが、左前脚に不安が出てペースダウン。
それから、なかなか調子が上がりません。

体調が良くないのか？毛艶もいまいちでした


案内をしてくれた人も、引いて来てくれた人も、そろって
トーンが上がりませんでした。
もちろん、移動するまでには、それなりの時間が必要という
話でした・・・。
検査では、それほど大きな問題が見つかってはいないものの
同じような脚部不安を繰り返しているので、心配です。
はっきりとした原因が特定出来ていないのも問題でしょう。
今はまだ焦る時期ではないですし、全く動けていないわけでは
ないので、少しずつ負荷をかけながら、調整を続けてほしいです。


この４頭の中では、フォルトシュリットがちょっと心配です。
一時は、急激に良化したこともあった仔なので、何かの
きっかけで、劇的な変化があるかも知れないので、それを
待ちたいと思います。

牧場見学記６に続きます。