たちバド 監督日記

立花学園バドミントン部監督が、選手と過ごした日々をつづります。

平成29年度 たちバド送別会

2018年03月11日 23時59分59秒 | 日記
3月の第2日曜日は、毎年たちバドの卒業式
今年もその日を迎えました。

3月11日(日)平成29年度 たちバド卒業式

今年も年に一度の「親子バドミントン大会」を開催します!!
1年生から3年生までの全てのたちバド保護者の方にもご参加いただくことができました。

この日の仕切りは、昨年度卒業生の翔太。

みんなでトーナメントのくじ引きをして

では、スタートです!!























お母さん、お父さん、弟くんたちまで、元気いっぱいにシャトルを追いかけます!!
本日はナイロンシャトルを使って、たちバド選手は利き手とは逆にラケットを持つ!
みなさん、たちバドとダブルスを組んで大はしゃぎ!!
気温も上がって暖かだったこともあり、皆さんすっかり汗だくです。



最後には表彰式!
優勝!梅蔭家

準優勝!河野家

3位!長田家!昨年に引き続き、堂々の2年連続ベスト4!

4位!吉澤家

特別賞!岡部家!




親子バドの後は、たちバド選手、OB、指導者でガチンコ団体戦!
今年は人数も多いので、6複1単!!
さぁ、13人でオーダー決めます!

スタート!



たちバド達、本当にとても楽しそうにバドをしてくれます。
これが私のこの上ない至福の瞬間。
たちバドのOBも保護者の皆さんも指導者も、沢山集まってくれて、みんな笑顔で体育館にいてくれる。
うまく言葉にはできませんが、お年寄りが日の当たる縁側で孫のブランコ遊びを見てる気分?
「あ~、幸せだなぁ~」って。。。
こんなこと言ってるから・・・・なんですよね(^_^;)

会の最後は、この日のメイン。
「送別会」
1・2年生から3年生へお祝いの言葉とメッセージを込めた色紙が贈られます。

3年生から後輩たちへは「今年こそは必ずインターハイへ」毎年この言葉が伝えられます。
このメッセージもいつか次の一歩へ進むことが必要。ここ数年、実はこの瞬間に胸が痛くなる。

1・2年生保護者から3年生保護者へも。

本当にお世話になりました。

3年生から私へ。私から3年生へ。


そして、私が毎年一番大事にしている瞬間。たちバドから保護者へ。

3年生5人がしっかりとそれぞれの保護者の方へこれまでの感謝の気持ちを言葉にして伝えます。
好きなだけバドミントンをやらせてもらえたこと
怪我やプレー、葛藤に苦しい時にいつも温かく支えてくれたこと
涙で言葉に詰まりながらも、5人はしっかり心から感謝の言葉を伝え、保護者に頭を下げていました。

周囲の沢山の方の支えられていることに気づき、素直に「感謝」の気持ちを持てること。
自分の決めたこと、目標をしっかり持って、どこに行っても「初心」を忘れずにいること。
これが「たちバドの信念」

だから、高校3年生の男の子が、自分の親にしっかりと「ありがとうございました」と言えたこと。
これだけで私は十分。
今年も立派に成長してくれました。

職人技の様な前衛プレーヤーでしたが、調子が上がってくると必ず怪我に悩まされた由記。
波に乗った時は神がかったような強さを発揮する将海。
不器用なにり精一杯縁の下の力持ちとしてチームを支えた惣太郎。
まさに「努力の天才」。葛藤の中から自分の思いを貫く強さを手に入れた遥斗。
少ない言葉ながら、背中でチームを引っ張り、一心にインターハイを目指した主将の太貴。

初めは本当に手のかかった今年の14期生。
私もコーチ陣も、技術指導以前に関わり方の難しさに頭を抱えました。
私の場合はどうやったら彼らと分かり合えるのか。
入部してからしばらくたっても、心がこっちに向いてくれない。
そんな風に感じていました。
それが変わってきたのは、2年生の新人戦が終わる頃にやっと。
そこからの日々は本当に早かったな、と感じています。
4年連続の関東大会出場でようやく「1勝」をプレゼントしてくれたのもこの代でした。
本当に本当に嬉しい、ようやく手に入れた1勝でした。
しかし、そこからはあっという間にインターハイ予選。

インターハイへの夢が途切れ、彼らとの日々が終わってしまうと思った瞬間には心に大きな穴が開きました。
もちろん、毎年、毎年、この瞬間を迎えて来ていました。
でも、やっぱり手がかかった分でしょうか、今年はその穴が大きく空いたように感じました。
あっという間の3年間。まさに今、そう感じています。

でも、彼らの人生はまさにこれから!
これからの人生をしっかりと「初心」「感謝」を忘れずに歩んでくれることと思います。
そして、一つだけお願いをするならば、彼らが「立花学園バドミントン部を永遠に応援し続けてくれること」
そんなお願いをして締めくくりました。


そして、今年の3年生保護者の皆さん。
3年間、多岐にわたりご支援、ご協力いただき、本当にありがとうございました。
未熟な私の部活動運営で、皆様に多大なるご迷惑をおかけしたことも沢山ありました。
それでも、最後まで選手を私に預けていただけたこと、ご協力いただけたこと心から感謝しています。
選手のみならず、保護者の皆さんとも本当に充実した時間を過ごさせていただきました。
本当にありがとうございました。

「立花学園男子バドミントン部」の監督でいられることに感謝。

追伸、号泣しながらも今年度も沢山のプレゼントを頂きました。

太貴パパは最後まで、流石です!

ちなみに保護者の方のメッセージ付きプレゼントの中身は・・・

最後に・・・3年生5人がくれた手紙は帰宅してから読ませてもらいました。

私は本当に「日本一幸せなバドミントン監督」です。

太貴、由記、将海、遥斗、惣太郎
3年間、本当にありがとう。卒業おめでとう!!