MARUMUSHI

映画とかTwitterとかとか。

『第9地区』。

2010-04-11 01:19:09 | 映画日記
『第9地区』を観てきた。

突如として現れたUFO。
そこには多くのエイリアンが搭乗しており、彼らは地球上の一角”第9地区”に住むようになった。
第9地区はスラム街と化し、様々な犯罪がはびこり、さらには人間社会とも問題を起こすようになった。
彼らを人間の街から遠ざけるために、政府は兵器会社に彼らの立ち退きを委託する。
その作業中に、作業責任者の男の身に、異変が起こり初めて。。。



とにかく気持ちの悪い映画。
(;´Д`)ゲロゲロ
でも、そう思わせるだけの映像効果は凄い。
ストーリーとしてはそれほど込み入ってないけれど、設定はかなりしっかりしてると思う。

色々と謎を残したまま物語が終わってしまう。
わざとなのか、それともタマタマそうなっちゃったのか、わからん。
その辺が、ちょっともったいなかったような気もする。。。


『シャッター・アイランド』。

2010-04-10 00:11:13 | 映画日記
『シャッター・アイランド』を観てきた。

離島にある精神障害者専門の犯罪者収容所。
絶対に逃げ出せないはずの監獄から一人の女性が消えた。
そこに一人の警官が送り込まれる。
いったい彼女はどこに行ったのか?
そして、その島の謎とは?


実は予告編の時点で謎は全部分かっちゃってたので、吃驚感はほとんどなかった。
けど、それを差し引いてもその不気味さといったらナカナカのモン。

ヒントは、あなたの観ている世界は真実でない、ということを知っておくこと。
人は想像以上に思い込みが激しい生き物なのだ。




俺には分かったけれど、あなたにはこの謎が分かるかな?
(ΦωΦ)ふふふ・・・・


『イヴの時間』。

2010-04-03 23:33:02 | 映画日記
『イヴの時間』を観てきた。

今からそう遠くない未来。
アンドロイドが日常生活に浸透し始めた時代。
家庭に一台アンドロイドがあり、家事をこなしたり、さまざまな仕事をこなしている。
人間と見分けが付かないレベルのアンドロイド。
そんな時代だ。
物語は”イヴの時間”というカフェが舞台。
そのカフェにはルールがひとつある。それはロボットと人間を区別しないこと。
そこではアンドロイドたちも人間と同様に扱われる。




今日、こんな記事を見かけた。
<ロボット>実在の女性そっくり「妹ができたみたい」 阪大教授ら開発
石黒博士らのジェミノイドの進化形だ。
石黒博士の研究は、ロボットを使った人の心の研究でもある。
映画の公開日とこの記事の発表日が重なるっていうのは、なんだか不思議な気がする。



映画の中で、アンドロイドたちは使用者である人間の心を理解しようとする。
それはロボット三原則から生み出される帰結であると同時に、自然な欲求でもあるだろう。
では、人間たちはロボットの心を理解しようとするだろうか?
たぶん、しようとしないだろう。
仮にしようとしたところで、理解なんて出来やしない。
人間同士でも心を理解するのは難しいのだから。


アンドロイドはそう遠くない未来、日常生活に入ってくるだろう。
そのときに、アンドロイドをどこまでも物として捉えるか、それとも心を持った何かであると捉えるか。
きっと、人間は迷いだす。
きっとアンドロイドも迷いだす。

そして、きっといつか、お互いがパートナーになるのだと思う。


『ソラニン』。

2010-04-03 23:03:17 | 映画日記
『ソラニン』観てきた。

良い感じやわ。
原作にもまぁまぁ忠実やしね。
劇中歌”ソラニン”も良い。


人間には思春期という時期がある。
けど、それを超えたからといって大人になった、というわけにはいかない。
もう一回ぐらい、大人になるためにはでっかい壁があって、
それをどう乗り越えるかでどういう大人になるのかが決まってくるような気がする。

ちゃんと乗り越えるべき壁を(どういう形であれ)乗り越えた大人の言うことはいつだって正しい。
何故か?
答えは簡単だ。
社会は大人が作っているからだ。
けれど、忘れちゃいけないのは、あまり熟慮せずフィルターもかけられない所為で、物事をクリアーに捉えることが出来るから、ガキの言うことは本質的に正しいことが多いのだ。



映画の主人公の彼女は、かなり過酷な現実を突きつけられながらも、大人になっていく。
彼女の周りの友人たちもそうだ。
消化しきれない現実を抱えながらも、彼女たちは生きていく。

彼女だけじゃない、映画を見てる皆もそうなのかもしれない。
今のままで良いのか?
今の自分は、自分が望んだ自分になれているのか?
そうやって自問自答しながら。