MARUMUSHI

映画とかTwitterとかとか。

『蜜のあわれ』。

2016-04-17 22:22:10 | 映画日記
『蜜のあわれ』を観てきた。
これはもう先週の話。
なんやろね、こんなにコメントが浮かばない映画は始めて。
悪い意味じゃない。
ただ、掴み損ねるのだ。

室生犀星は何を書きたかったんだろう?
流麗、奇怪、滑稽なお話。
生と死の相中。
老作家はそこを行ったり来たり。
死の世界では古い友人に出会い、生の世界では性を求め、そして相中では金魚と幽霊がいる。
流麗、奇怪、滑稽なお話。

犀星は私生児であることをずっと引きずっていたらしい。
『ふるさとは遠きにありて思ふもの/そして悲しくうたふもの』
という句を残しているけれど、彼は離れたかったはずの故郷を、最後まで私生児として育てられた故郷を、離れられなかったんだろう。
もし、この作品の老作家が犀星の陰を移した者なのだとしたら、彼は奔放に生きたかったんだろうなと思う。

流麗、奇怪、滑稽なお話。
生と死の相中。
そこにあるのは、犀星の夢


『女子高』。

2016-04-17 21:47:54 | 映画日記
『女子高』を観てきた。

密室ミステリー。なのかな。
高田里穂さんが怖い。
この子、必要な時に虹彩が無くなるな。ストンと向こうに抜けたような眼になる。
怖い。

本人が思うほど大人ではないが、周囲が思うほど子供でない時期。
まー、女の子は色々と駆け引きあるんやろうなぁ。
それは自己顕示欲であり、自己防衛でもある。
怖いなぁ、怖い怖い。。。
そして、その駆け引きは、離れ離れになっても続いているときもある。
密室は、開け放たれたあとも、時間を留めたまま密室であり続ける。
最後まで欠けたピースは欠けたまま、置いておくのが良かったのかもしれない。

最後のシーンが印象的。
彼女の選択はなんなのか。
復讐を果たす?
苦痛を終わらせる?
それとも、全てを終わらせる?





サインをいただいた潮美華さん。
えー、非常に失礼な場所に書かせてしまったことに、あとで気づきました。
「ここでいいですか?」とまで聞かれたのに。。。
本当にスミマセン。。。

プロデューサーの田中さん。
忙しいのにサインありがとうございました。


『モヒカン故郷に帰る』。

2016-04-17 10:32:27 | 映画日記
『モヒカン故郷に帰る』を観てきた。

主人公の男は、モヒカン、バカ。鈍い。何も考えてない。
だから強靭。
「俺も最近知ったんだけどさ。親って、死ぬんだな」
僕もそう思った。
「ああ、親って死ぬんだ」って。そりゃ頭では分かっている。人間だから、親も死ねば子も死ぬ。それを実感として分かる瞬間がある。
いつか来る日。

男はその日から、父の望みを叶えるためにバカなりに奔走する。
ピザ大人買い。
吹奏楽の指揮者。
えーちゃんの真似。
そして、男の結婚式。
全てが手作り。全てが即席。
それでも彼は願いを聞きつづける。
そして、父は死ぬ。

でも、残った最後の望みを男に叶えられるか、どうにも怪しい。
でも、強靭な鈍さを持った彼だから、多分何とかするんだろうな。

家族と言うのはめんどくさい。
とっても、とっても、めんどくさい。
だけど、家族を作ることを人は止めない。
「妊婦って、マジ辛ぇよー」と言いながらも。
家族言うのは、とっても、とっても、大事な物だと知っているから。


もたいまさこの背中の演技が凄い。
何も言わず、料理をする後姿。ただそれだけがとても寂しい。
あのシーンにこの作品の、たくさんが、入っているように思う。


2016年04月16日のつぶやき

2016-04-17 00:00:00 | twitter



  • 熊本地震:気象庁課長 観測史上、例がない事象を示唆 - 毎日新聞 https://t.co/fDph3pX8oX

    参ったなぁ、ということか。

    Posted at 09:17 PM




  • なんか変な地震やな。。。
    不謹慎やけど、これでこまめなエネルギーの開放になってればいいけど。。。
    これが予震やったりせんやろな。。。
    #熊本地震

    Posted at 10:36 AM




  • 熊本って揺れまくりの上に、全部震度がでかいな!
    Posted at 01:33 AM



  • https://twitter.com/kaoritokuyama