MARUMUSHI

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公開処刑は残酷な行為か?

2012-02-21 00:30:17 | インポート
光市母子殺害、元少年の死刑確定へ
【光市母子殺害】 元少年の死刑確定へ

18歳と一ヶ月で幼児と女性を殺した、彼。

やっと、本名が出た。大月孝行。それが彼の名前だ。元少年なんて変な呼称なんていらない。

彼は死刑確定者となった。
だから、もう一般人は誰も彼に会えない。彼は刑務官と接触するだけになった。
死刑は執行されなければ未決であり、彼はまだ生きている。でも、もう会うことは出来ない。

俺は家族を殺された経験が無い。だから、本村氏の気持ちは分からない。どれだけ葛藤したかも分からない。
でも、本村氏は彼が死刑になったことを喜んでいない。喜んでいるのは、
ジャーナリスト
作家
そして、もう、彼と会うことの無い一般人たちだ。

なぜ、喜ぶのか?


930 :名無しさん@12周年:2012/02/20(月) 15:06:19.87 ID:NAWUbYVV0
よっしゃ~正義は守られた
人権派弁護士涙目www

948 :名無しさん@12周年:2012/02/20(月) 15:06:34.47 ID:NlSDwxbZ0
辛うじて正義は守られたか、こうでなくちゃいかんwG・J!



正義。
葛藤も無く、ただただ無邪気に喜ぶ正義。
大月死刑確定者のことを全く知らず、彼自身が犯した人生最大の罪だけを見て決めた判決は正義なのか?
いや、彼は大罪を犯した。最高の罪を以って彼を罰する必要がある。俺はそう思う。
でも、だからって、喜ぶとか嬉しいとかっていうのは変じゃないだろうか?

彼が死んでも、本村氏の下に妻と子供が帰ってくる事は無い。
彼が公権力を以って死に追いやられる。ただそれだけのことだ。

今回の判決を喜んでいる人たちは、
死刑執行ボタンに触れる事が無い人たちだ。
死刑執行を見届けない人たちだ。
死刑執行後の彼を見ない人たちだ。
もっと言えば、関係ない人たちだ。そして、その中に俺もいる。
自分たちは関係が無いから喜べる。何も見なくて済み、極悪な人物が一人社会から消えてくれるからと喜んでいるのだ。
そんなのが正義だとしたら俺はちょっと遠慮する。
それだったら、胸張って死刑のボタンを押しに行くべきだし、死刑の執行の様子を観に行くべきだ。そして、見せるべきだと思う。
北朝鮮の公開処刑の様子を「野蛮な行為」だと言うのは、そこに見せしめ的な要素があるからだ。
この国の死刑判決は北朝鮮のそれとは違うというのなら、むしろ公開処刑にするべきじゃないかと思う。
一人ひとりが死刑について真剣に考える。そういう機会をこの国は持つべきだと思う。

自分が犯罪被害に遭うよりも、犯罪加害者にならないようにする。

盗られるのも盗るのも御免だ。
殺されるのも殺すのも御免だ。


「私たちの身近に起こる事件、犯罪、そういったものに対して、どうすべきかということを考える契機になっていただければ、私の妻と娘の命も、今回死刑が科されるであろう被告人の命も、無駄にならないというふうに思っております。そして、どうしたら死刑という厳しい刑罰を科さないで済むような社会を実現できるか、みんなで考えていけるようになればと」
(本村洋さん)