馬鹿バスケ

Brooklyn Comets(ABA)でのアシスタントコーチを終えて、今はNYでスタッツいじり。

Sixers VS Nets

2010年02月03日 | NBA等観戦記(New York)
(この雄姿が見られるのもそう長くないか。そう思ってみるせいか、なんだか他の選手と違う独特のオーラが出てる気がする。)

Coach Dこと吉本氏のお誘いでSixers VS Netsを観戦。NBAの最前線に関わっている方の話を聞きながらのNBA観戦とは、なんと贅沢な。非常に勉強になった。


(この日の席はゴール裏左側、前から10列目くらい。アイバーソンが近くに見える見える。)

この日のNetsはDevin Harrisが欠場。前回Coach Dと一緒に見に行った際のNetsは、Brook Lopezがオフェンスの中心(FG試投数22本、FT試投数7本)だったが、今日ははYiとのHornsオフェンスなどが中心(そもそもHornsオフェンスという名前があることもCoach Dに教えてもらいました)。ダイレクトにLopezに行くプレイをコールしたのは、第4クオーターが初めてだったような気がする。同じコーチとはいえ、1ヶ月でこんなに変わっていいものなのか。。。試合を見ながら、Hornsオフェンスの守り方、サイドピック、ハイピックの守り方を教示頂く。

Sixersの選手起用にやや疑問。ローテーションは前半だけで11人で、数分しか出なかった選手も。スタメンの中にはIversonをはじめ、第2クオーターにプレイしていない選手もいて、体が冷えた選手もいただろう。もっとローテーションを絞ってもよいのでは。しかもそれほど貢献しているようにも思えないWillie Greenなどを長く使ったり、逆に能力の高いThaddeus Youngがあまり出てこなかったり。

調整後エフィシエンシーで見たSixersのベストプレイヤー(1月30日時点)は2年目のMarreese Speights(調整後エフィシエンシー:20.28、リーグ平均13.90)。ただ怪我の影響か、ややOut of Shapeなのが気になる。サイズ、ミドルレンジのシュート力、左手も使える器用さは文句なし。次に高かったのはDalembert(同20.09)。40分当たりのブロック数(ペース調整後)3.5本はリーグ4位。


(実は最近、妻がデジカメの連写モードにはまっておりまして、この日のAIベストショットはこちら。)

一方、Iversonの調整後エフィシエンシー13.75はリーグ平均をやや下回る。確かに、試合を見ていると数回コートを行ったり来たりしてもボールに触れていなかったり、いざ攻撃してもかつてのスピードがなかったり。クロスオーバーやスピードで相手を完全に抜き去って、というケースはなく、相手を引きづりながらの所謂"Contested"な苦しいシュートばかり。背が低くスピードに頼る選手は、長身選手に比べて老化が早いのは仕方が無いか。


(Elton Brandのブロック。)

あと衰えを感じた選手といえば、Elton Brand。ご家族には以前随分お世話になったのだが。。。ところどころ、リーチの長さを生かしたブロックや、ミドルレンジのジャンプシュートなど、かつてのBrandを髣髴とさせる活躍を見せるのだが、膝の怪我から完全に復調していないようで動きにキレがない。聞くと、結構Brandの不調はNBAでも広く認識されていて、ピックアンドロールでそこを攻め込むNBAのチームも少なくないようだ。

Netsは結構Yiが攻めていたけど、どうもゴール周りの決定力が弱く、得点が伸びなかった。とても4勝しかできないチームには見えないんだけどな。。。

Box Score
Recap


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