馬鹿バスケ

Brooklyn Comets(ABA)でのアシスタントコーチを終えて、今はNYでスタッツいじり。

雑誌"Hoop"掲載 - 09-10シーズン途中経過

2010年01月31日 | 雑誌"Hoop"掲載
先日25日発売のHoop3月号に、「深遠なるスタッツの世界(第12回)」と「チャンピオン指数で占う今季の王者」を書かせて頂きました。ぜひご覧ください。

今回の「深遠なるスタッツの世界」は、09-10シーズン12月31日時点の途中経過がテーマ。レブロンやコービーに注目が集まっているが、実はこっそり意外な選手が活躍してた。

「チャンピオン指数」ではスケジュールを考慮のうえ、チームの実力を数字化してみた。しかしここで不確定要因となるのが、チーム間の相性。事実、昨シーズンのキャブスは勝率No.1ながらマジックにプレイオフで敗れたが、実はレギュラーシーズン中にマジックと3回対戦し、うち2回に▲11点差、▲29点差で敗れていた。

1月29日にセルティックスがホークスに敗れ、セルティックスはホークスに今シーズン3戦3敗。セルティックスはどうもホークスとの相性が悪いようだ。1月25日発売のSports Illustratedに面白い記事があった。内容を簡単に紹介しておくと、なぜホークスはセルティックスと相性が良いのか、理由は以下の3つ:

1.スイッチ
セルティックスの攻撃の中心は、RondoとPierceのピックアンドロール、Ray Allenへのスクリーン。これらはミスマッチを作り出すことが主な目的。ところがホークスには、サイズの大きなバックコート、運動能力の高いフロントコートがあり、スイッチが可能。

2.スーパーサブ
昨年はFlip Murrayがいたが、Crawfordは大幅アップグレード。リーグにはCrawfordを守れるスピードを持った選手は多くなく、当然ながらセルティックスのベンチにはいない。1月8日のセルティックス戦では第4クオーターに14得点。

3.スクランブルからの得点
ホークスはプレイが壊れたところからの得点能力が高い。Joe Johnsonにはジャンプシュート能力とリムまで持っていける体格があり、プレイが壊れた際の得点能力はリーグ有数。また3ポイント成功率が35%を超える選手が5人もいる。


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