馬鹿バスケ

Brooklyn Comets(ABA)でのアシスタントコーチを終えて、今はNYでスタッツいじり。

Blazers VS Knicks

2007年03月26日 | NBA等観戦記(New York)
先週木曜日にMSGで試合観戦。Blazersは去年見た時と比べると、Telfairがトレードでチームを去り、Milesは欠場、Randolphも身内の不幸で欠場。全く違ったチームになっていた。

試合内容として興味深かった点として、Eddie Curryがボールを持つと、BlazersはすぐAldridgeをダブルチームに行かせていた。通常、誰がポストにダブルチームにいくかは、位置(例:パサー、逆サイドのウィング)かマークマン(例:シュートの下手なGF)で決めるものだが、この日は基本的に誰にマッチアップしていようとどこにいようと、Aldridgeが行く、という決まりのように見えた。Aldridgeは長身(6-10)でリーチが長い上に、Agilityもかなり高いので、確かに視野も遮られるしCurryにとってはやり辛かっただろう。

更にいつもならダブルチームにこられるとローテーションが崩れて、そこへDavid Leeがオフェンスリバウンドに飛び込むので、相手としてはダブルチームに行くリスクも相応に大きかったと思うが、Leeはこの日復帰したばかりでまだ調子が上がらない。

ブレイザースはマンツー以外にも、2−3ゾーンとマッチアップゾーンを織り込みニックスをリズムに乗せない。この日シューターのQリチャードソンがいなかったこと、ニックスのGFが皆ボールをガメるのが好きなこと、等を考えると、ゾーンは正解だと思う。

TEAM PTS FTM %
Sacramento 6922 1588 22.9%
LA Clippers 6672 1501 22.5%
Utah 6996 1534 21.9%
Atlanta 6526 1421 21.8%
Boston 6647 1442 21.7%
Washington 7172 1553 21.7%
Memphis 7096 1529 21.5%
Orlando 6561 1410 21.5%
New York 6777 1445 21.3%
Denver 7027 1489 21.2%
(左からチーム、チーム総得点[A]、チームFT総得点[B]、[B]/[A]。3月25日時点)

上は総得点に占めるFTによる得点の割合。ニックスはリーグで上から9番目にその割合が高く、他のチームに比べるとFTの得点に大きく頼っているといえるだろう。特にCurryは、出場時間中に発生したチームFT試投数の約半分を占めており、Curryの体格を生かしたインサイドアタックはニックス・オフェンスの中心と言える。

ところがこの日、Blazersのダブルチームとゾーンディフェンスのせいで、結局CurryのFTAはゼロ。いつもはゴールに果敢にドライブするMarburyも、3PA12本と外からのシュートに頼り、FTAは4本。ニックスが如何にいつもと違うオフェンスを強いられていたかがよく判る。Blazersの勝利。

選手個人については、まずAldridge。横幅をつければかなりいい選手になりそう。Ime Udokaは以前ニックスにいた選手。ディフェンスと外角で頑張っていて、ボーウェンに近いイメージ。Brandon RoyはまさにROY(Rookie of the Year)。ずば抜けた運動能力はないが、ハンドリング(特に左手)よく、ポストアップもできる器用な選手。PGはJarret Jackだが、Royがボールを持ってきてそのまま2on2に入るプレイも良く見られた。Jarret JackはさすがTelfairを追い出しただけあって、リーダーシップがあるように思う。どれだけTelfairが優れた能力を持っていても、Jackを見るとPGというのは個人能力だけでは務まらないポジションだというのがよく判る。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
毎回まいかい (bang)
2007-03-26 14:57:40
誘ってもらっているのに時間合わずにすいません。
でもホントに行きたいんですよー。

でもknicks負けですかー。もーーー頑張ってplayoff行って欲しいですね!
返信する
Re (t123da)
2007-03-30 13:18:38
Banglee君、こちらこそ当日に連絡してばかりで申し訳ない。しっかしかなり忙しいみたいで。今度ゆっくり飯でも食いましょう。
返信する