馬鹿バスケ

Brooklyn Comets(ABA)でのアシスタントコーチを終えて、今はNYでスタッツいじり。

アメリカ南部バスケットボール巡礼の旅(6日目:1月3日)

2005年01月12日 | アメリカ南部バスケットボール巡礼の旅
11日間に亘るドライブから帰ってきたのも束の間、本日より授業が始まった。まだ現実に脳みそが追いついておらず、教授の声が右から左へ抜けていく。宿題の洪水がやってくる前に、簡単でも旅行の記録を残しておこうと思う。

6日目(1月3日)
チェックアウトの時間に起床。慌てて出発の支度をする。途中、Webで発見して以来気になっていたMama Ninfa'sというメキシコ料理のレストランで、朝昼兼用の食事をしてからサンアントニオへ向かうこととした。このレストランは、ヒューストン一体にのみ展開しており、評判もよさそう。僕がランチのタコスセット、妻はおととい食べて気に入ったCevicheを注文。先日頼んだCevicheは見ようによってはスープとも呼べるくらいしっかりとソースに浸かっていたが、ここのはむしろマリネされた海産物のサラダ、といった感じで、ソースは余りかかっていなかった。ケイジャン料理のように、店によって個性が出る料理、ということだろうか。コリアンダーがよく効いていて、これはこれで美味であった。ヒューストンを訪れる方にはお勧めしたい。

途中Sealyという町を通った時に、ハイウェイから”Hometown of Eric Dickerson”という看板が見えた。Eric Dickersonはかれこれ20年前位にラムズやコルツで活躍した、NFLを代表するランニングバックであった。こちらでは、スポーツで活躍した選手はこんな風に地元のヒーローとして長く崇められている。高校や大学のスポーツがコミュニティーに浸透している一つの証拠だと思う。

更にサンアントニオに到着した後のこと。ホテルのジャグジーでKansasから来たという老夫婦と一緒になり、住んでいるのはどんな町かと尋ねると、”Hometown of Barry Sanders”という答えが返ってきて驚いた。ここでもやはりスポーツ選手の登場である。Barry SandersもNFLの名ランニングバックで、10年ほど前に弱小デトロイト・ライオンズを小さい体で1人で引っ張っていた選手である。スポーツは異なる地域や世代を結びつける共通のトピックとしてしばしば用いられるが、アメリカでは日本に比べてその頻度やカバー率が高いように思う。

サンアントニオの町の中心部を流れる川沿いには、Riverwalkと呼ばれる歩道が整備されていて、それらは道路や地面から数フィート下に掘り下げてあるため、排ガスや騒音に悩まされることもなく、歩いていると大変気持ちがいい。道沿いには土産物屋やバー、レストランが並び、晩くまで賑わっている。アメリカの町はどこも似たようなところが多い(特に中西部)が、ここサンアントニオとニューオーリンズはそれぞれ個性があって面白い。

残念だったのは年に一度の掃除の日だったらしく、川から水が一時的に抜いてあったこと。通常であれば小さなボートで川を遊覧できるのだが、それができないどころが川底がむき出しになって、ちょっと見苦しかった。【上の写真はリバーウォーク。通常ならもっと水かさが増していて、丁度写真手前の縁のあたりからボートに乗れた筈。】

夕食に出かけた際の話はこちら。ほんと今考えても子供みたいにどきどきしてしまったな。。。

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