雑記（Final Four）

今一番NBAで左手（利き腕と逆の手）の使い方がウマイのは、Carlos Boozerではないだろうか。Boozerがハイライトに出てくる時は、必ずと言っていい程左手でのレイアップもしくはフック。

今ちょうどTVでKing VS Nuggetsをやっている。どちらのチームも恐ろしいくらいディフェンスをしていない。数フィート前で敵がシュートを打ってもチェックに行かないのは、見ていてあまり気持ちいいものではない。

NCAAトーナメントはFlorida優勝。実力的にはFloridaが勝つだろうと思っていても、心情的にはBig-TenのOhio Stateを応援していた。Ohio Stateがここまで来るのに戦った相手をみると、能力に勝るOhio Stateに勝つために皆いろいろな戦術を繰り出してきたのがよく見て取れる。
一回戦Purdue　徹底した遅攻
二回戦Xaviar　外角の打てるインサイドプレイヤーがOdenを外に誘き出す
三回戦Tennessee　フルコートプレス

TennesseeのHC、Bruce Pearlはフルコートプレスが得意なことで有名。以前PearlがまだWisconsin-Milwaukeeにいた時に一度試合を生で見たことがあったが、ディフェンスが全員バックコートに入ってしまうくらいの「前のめりの」ゾーンプレス。今回も、Odenにインサイドを攻められる前にボールを止めてしまえ、という魂胆だった。

John Calipari率いるMemphisのバスケットは実に明快。Drive & Dish Outの繰り返し。一説によると、高校から優秀な選手を惹き付けるために、敢えて1on1中心のバスケットをやっているらしい。

最近、日本からNYを訪れたバスケ関係者と会ったり、NYでコーチ目指して勉強中の若者と会ったりと、貴重な機会に恵まれている。こういう出会いを大切にしていきたいものだ。