期間限定の独り言

復興の道のりはつづく。

しのぎやすい

2012-07-15 17:23:20 | 日記
 雨が降ったり止んだりで、あいかわらず湿度も多いが、案外しのぎやすい。全国的には大雨になったり猛暑日になったりの所もあるのから見れば、じめじめだなんて文句を言ったらばちが当たる。
 それにしても今回の九州の大雨・洪水・土砂崩れの災害はすさまじいほどのものである。テレヴィの映像で見ていると、車が流れるなんて大津波と全く同じで、雨が降ってああなるというのは大変な量だったのだろうと思う。
 昔は災害のニュースなんて見てもどこか人ごとであったが、自分が被災して家を失い流浪の身となってみると、被災者の具体相はいちいち想像できるようにおもえる。前日まで何のこともなく平和に暮らしていた家が、取るものもとりあえず逃げ出した、あるいは何の予期もなく出かけた(私はこちらだった)その日を最後として永遠に無くなるのである。お見舞い申し上げますなんて簡単には言えない。
 さて今週の土曜日はいよいよ教採である。今の私にとってはもうこれくらいしか楽しみはない。もはや最終的に採用されるという望みはとうの昔に諦めているが、一次くらい通らなければ一分が立たない。例年そう思って受けているけれど、今年は特に、生きる自信を失って精神的にどん底であるから、一次だけは何としても通って、ひそかに自信を回復したいという思いは強い。しかし大体そういう年に限って失敗する、という気がするのはやはり自信喪失のせいであろう。
 私にとって教採を受けて一次を通るというのは、具体的には講師の口がかかりやすくなろうかというのが例年最大の目的である。けれど今年は、二次に行って面接を受けたら、訴えてみたいこともある。二週間で辞めたということは履歴書にも正直に書いたから、必ず話題になるにちがいないが、無為に過ごしつつ自分を見つめなおした中で、やはり自分には教育という仕事しかないと思った。辞めるに追い込まれたのは管理職と衝突したからで、それまで生徒との関係はきわめて良好であった。それだけに口惜しくもあり情けなくもあるが、ことの軽重からいえば、やはり教員は生徒との関係が第一義であるはずで、管理職や同僚や保護者と少々揉めても、何とでもなるし、何とかやりすごすべきだったのであろう。
 まあ私学は転勤もないという点で逃げ場がないから、公立以上にしんどいわけで、あの反キリストみたいな学校を辞めたについては今さら後悔はない。そして正直な所はせめて非常勤の口があればと思うわけである。
 そんなわけでまた先週から、去年の参考書で教職教養の復習をはじめた。他にやることもないから、一週間もあればたいがいおさらいも済むであろう。と思うのが落とし穴になりかねないわけであるが。

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