期間限定の独り言

復興の道のりはつづく。

曇り時々晴れ

2012-05-23 17:56:27 | 日記
 予報でおどかされたくらい本当に暑くなったのかなと思う。案外曇りがちで日ざしが薄くて、上着を着て歩いてちょうどいいくらいだった。
 上着を着て、午後から例によって近くのミスドに行ったのである。お金は遣うけれど、少し外を歩かないとどうにもならない。ただ散歩して帰って来ればいいようなものだが、途上に目的か用事がないと出歩く気がしない。贅沢と言われそうだが。
 入会を申し込んでいた某学会から、六月例会のお知らせという刷り物の葉書が来た。以前メールのやりとりでは、この例会の後の委員会で入会が承認されるとか言っていたが、お知らせが来たからには行ってもいいものだろうと考える。今さらながら全国学会というものは初めてなのでとかく勝手がわからない。
 しかし思えば、最初に理科大学に入った時、すでに学会発表というものを私はやらかしていたのであった。と言ってもいわゆるポスター発表というやつである。ボードに資料を貼って置いてその前で立ちん坊をしていて、縦覧して来て足を止めた人に説明するのである。だから別に会場の人がみんな私の話を聞いているという訳ではない。
 あれは大学四年か修士になってからだったか、いずれにしても十年以上昔になる。場所は福岡なる九州大学で、初めて飛行機に乗って一人旅をしたという印象の方が鮮明である。お昼に学食で食べたうどんの汁がたいへん薄かったのに驚いたり、空き時間に街を歩いて、城山三郎『落日燃ゆ』に書いてあった、広田弘毅元首相が子供の頃に揮毫したという天満宮の額を探し当てたりした。当時から興味関心は文学の方に厚い人であった。
 ということで来月十六日には思い切って江戸表に出府する。旅費が限られるので残念ながら日帰りにせざるを得ない。当日土曜日の午前中に移動して、午後の学会を聴聞して、夕方帰るつもりにする。泊り込んであちこち見て歩くのは、そのうち非常勤職でも舞い込んだらの楽しみにしたい。