都会で暮らすこと~by Match Box~

東京で暮らしていて、思ったことを勝手気ままに書いています。(by まっちばこ/JK1FBA/能登尚彦)

刺し子の本

2008年03月16日 21時49分59秒 | 一般
今年に入ってから、ウチの母親が、ある『刺し子』関連の本の制作の一部に関わっており、その本が出来上がって送られてきました。(3月末に刊行予定です。)

送られてきた封筒を開ける母の嬉しそうな顔は気持ちがわからないでもありません。(少しでも多くの人の役に立つような本になればいいと願っています。)

結構、編集者とのやりとりで苦闘しているのも見ていたのできっと感慨無量なのだと思います。

で、この出版社 新宿にあるのですが、すべてがアナログです。編集者の依頼の手紙も『手書きの縦書き』連絡も電話、もしくは最終手段でFAX
いまどき、こんな形で制作関連の人と連絡をとりあう会社もあるんだな...とある意味、感心していました。

制作している本の内容そのものがハンドクラフトで、かつコンピューターを使っては出来ないものばかりで、そのあたりのこだわりもあるのかもしれません。(本の制作過程で当然、ある過程はPCを使っているのだとは思いますが、基本的には強い手作りのこだわりを感じます。)

『手書き』の文章や字体というのはその人のそのときの気持ち(どんな気持ちで書いているのか)やその時その人がどんな体調なのかも伝わってきます。
(これは、上手とか下手とかの問題ではありません)

先日、子供の頃にお世話になった方が亡くなられましたが、最後の頃にその方が母に宛てて送ってくださった葉書は、字がほとんどまともに書けなくなっているにもかかわらず、懸命に気持ちを伝えようとされているのがよくわかり心打たれるものがありました。

ブログをPCで書いている私が言っても説得力は無いかもしれませんが、やはり手紙の表書きぐらいは自筆で書きたいものだと思います。

出版社は雄鶏社という会社なのですが、まだウェブサイトには新刊本としては出ていないようですので、また機会がありましたらブログにリンクでも貼りたいと思います。

刺し子の花ふきん

雄鶏社

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