かなり汚れた深い川で、人が溺れていた。
それを見つけた人が飛び込んで助けたといいます。
その話を聞いた地元の消防署が、 人命救助で表彰しようとしましたが、
その人はやってきませんでした。
そこで、表彰状を持って、 わざわざ家まで出かけたそうです。
そこは、橋の下でした。 人命救助した人は、 そう、橋の下に住む
ホームレスだったのです。
そのホームレスに、新聞記者さんは取材に出かけたそうです。
そして、溺れている人を助けた時の心境を聞きました。
すると、 「無我夢中だった…」 と言います。
目の前で溺れている人がいる。 だから、何も考えずに気がついたら
飛び込んでいたというのです。
その川は、ひどく汚れていて、その記者は もしも自分だったら
できなかったかもしれないと言いました。
せいぜい、誰か人を呼ぶくらいがせいいっぱいだったと。
『ボロは着てても心は錦』と言いますね。
見てくれだけで人を判断してはいけないです。
「ボロは着てても心は錦」という心の持ち様は、
人や物事を見る上で大切なことですね。
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