こころの・・・

^~^ スナフキンです
今日の貴方の心は~~~  

自分なりの精一杯の努力

2017-07-17 07:31:18 | 日記

作家,山本おさむさんの「どんぐりの家」は,

障害のある子どもを主人公とした作品であります。

この作品の中に,次のような内容が描かれています。

 

『 障害のあるその子は,小さいとき,ほとんど寝たきりだった。

   母親は,その子にご飯を食べさせ,おしめを取り替えるのが日課であった。

   そんな我が子を見ていると,

  「この子は,これで生きていると言えるのだろうか」とつい思ってしまう。

    ところが,ある日,いつものように,寝たきりの我が子のおしめを

   取り替えようとしていたとき,

    寝たきりのままの我が子の,微かではあるが,

    その子ならではの全力を振り絞って,腰を少しでも浮かそうとしている努力が,

    母の手に伝わってきた。

    その瞬間,この母は,重大なことに気付かされた。

    この子は,ただ無為に生きているのではない。

    この子は,自分なりの精一杯の努力を,たとえそれが,

    どんなに些細と思われる小さなことでも,

    精一杯生命を燃やしていたのだ。そう感じ取ったとき,

    その母は,育てる意味,生きる意味,働く意味を捉えなおした。』

 

私たちの人間観の中に,「人間として何ができる」とか,

直接的に「人間として何か他の人の役に立つ」など,

人間として生きている価値を,そこに置いた捉え方をしがちな一面があります。

「できる,できない」という物差しだけで人を見るとき,一見,

できないことの方が多いかもしれない障害のある人を,

一人の人間としての私は,どう見ているか。

また,親として,大人としてどう向き合っているか。

この作品は,そんな自問を,つまり,この世に生まれて生きる意味等を

深く考えさせられる作品でもあります。

 

パソコンの方は全画面で見て下さい

A Su

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2017-07-03 10:40:18 | 日記

ある女性のお話

 

娘と待ち合わせをした駅でのこと。

改札前の片隅で本を読んでいて、そろそろかなと思い、

ふと上げた目に飛び込んできた光景。

それは、白い杖をついた方が、南口の降りる階段がわからず、

なんだか見ていて危ない状態の後ろ姿だった。

今にも落ちそうな感じなので、

その人のもとへ人込みを猛烈に走っていくと、

私より先に下から階段を駆け上がってきた人がその人を支えてくれた。

娘だった・・・・・。

うれしかった・・・・・。

愛しんで育てた娘が今、私と同じ思いをほかの方にも持ってくれている。

今でもそのことを思うと、幸せな涙があふれる。

これまで生きてきて、一番の宝物です。

 

お花が綺麗に咲いてます

私の心も綺麗になりたいです   

スナフキンでした

 

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