ある女性のお話
あわただしい生活を送る中、
ふっと幸せに包まれることがある。
良心に従って生活しているとき、
懐かしい思い出に浸っているとき、
体調のよいときなのだ。
しかし、その幸せ感は
漠然としていて長くは続かず、
その感情を書いたり
言葉にしたりしようとすると
パッと消えてしまう、
はかないもの。
幸せにもいろんな形がある。
ささやかな日常の暮しの中で
発見できることも多々ある。
例えば、
いるだけで安心する家族の存在、
赤ちゃんの微笑、
たまに来る友人からの便り、
ちょっとしたおしゃれ、
流れる音楽、季節の移ろいや
日だまりの散歩道、
冷たい水の美しさ、
暖かい部屋とスープの匂い、
コーヒーやレモンの香りなど。
幸せは自分の心の持ち方や
感じ方で誰にでも公平に
与えられているものではないか。
そんなわくわくした喜びが、
幸せ感につながり、
人生を楽しく
させてくれるような気がする。