こころの・・・

^~^ スナフキンです
今日の貴方の心は~~~  

普通が幸せ

2013-05-22 17:05:47 | 日記
2人の幼稚園の子供を持つ母親のお話

思い通りにいかない子育てで、
私は毎日、ため息ばかりついていました。
でも震災後、普段のなにげない生活が、
いかに大切で幸せであることに気づきました。
宮城に住む、母と電話した時に、
「生きていること、普通が幸せなんだ」
と言う言葉が心に響きました。
そんな母も病気で6月に突然他界してしまいました。
最後の電話になってしまい忘れられない言葉です。
自分に「普通が幸せ」と言い聞かせ、
毎日を感謝しながら生きていきたいです。


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お先にどうぞ

2013-05-01 18:56:31 | 日記
ある女性のお話

古い水道管の破損が原因で、住まいの地域一帯が断水した時のこと。
公民館に給水車が来るという行政放送を聞いて、 私も慌てて20リットルのポリ容器を準備して
自転車で駆けつけたが、 すでに給水車には長い行列ができていた。
順番がくるまで少しずつ減っていく水を恨めしく思いつつ、 不安そうに給水口を見つめる。
行列は左右に大きく歪み、誰もが一滴でも多く水をもらおうとしているように見えた。
そして、私まであと5、6人となったところで 役所の人が申し訳なさそうに言った。
「あと20リットル足らずになりました。 すみませんが次の給水車が来るまで約2時間程度ご辛抱ください」
私も含めてそこにいた誰もが深いため息をついた。 その時、
「お先にどうぞ」 (えっ!?)
意外な言葉に一瞬耳を疑った。 それは20歳ぐらいの青年から、
彼のすぐ後ろでやかんを持って待っていた老婆にむけて発せられた一言だった。
「僕はバイクに乗れるし、また後で出直してきますから」
老婆は思いがけない言葉に少し戸惑っていたが、
「歩いてきたので助かります。ありがとうさんです」と頭を下げた。
この光景に、断水という不足の事態に神経を尖らせていたみんなの表情が緩んだ。
『お先にどうぞ』
短いけれどなかなか使えない言葉をさらりと言ってのけた青年に頭の下がる思いだった。
そして、自分のことばかり考えて、我先にと行列に並んだ自分の行動がとても恥ずかしかった。
断水の危機を落ち着いた気持ちで 乗り切ることができたのもこの出来事があったからだと思う。
本当に素晴らしい魔法の言葉だった。
   
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