TOKI : LOG

LOGGYと竹坊の物見遊山

銀ブラ建築散歩 -その4-

2012-03-14 | 建築散歩
数奇屋橋公園で休憩をとったLOGGYは、
公園裏手の日比谷シャンテ前広場にある「ゴジラ像」を見学。
ふと映画でゴジラが服部時計店を襲撃するシーンを思い出し、
銀ブラ建築散歩の続きは四丁目交差点付近から再開する事に。

旧服部時計店(和光ビル)は1932年(昭和7年)、渡辺仁設計による建物。
近代ルネッサンス様式の堂々とした姿は今でも銀座のランドマークとして
不動の地位を確立している。
怪獣に狙われる建物は、間違いなく日本の象徴的建造物の証と言えるだろう。


続いて訪問したのは教文館ビル。1932年(昭和7年)、A.レーモンド設計の建物だ。

ビル内部は中央階段の手摺を境に教文館と聖書館の二つの建物がつながっている。
レーモンドらしさはどんなところ?と聞かれても正直「・・・?」であった。


教文館ビルの裏通りには、昭和レトロ風味あふれるデザインの青壁に
『昭和6年創業の社交場、健全明朗 女性とお話を楽しむ店です』と
書かれた正統派大型キャバレー「白いばら」がある。
この店ならちょっと勇気を出せば入れるかな?などと思いつつも次の建物へ。


次の建物は松屋東別館。1927年(昭和2年)、清水組の設計で建てられた。


正面入口が映画のワンシーンにも使えそうな雰囲気のあるビルである。


そのすぐ近くには東京都選定歴史的建造物のプレート表示のある
米井ビルディングがある。

こちらは1929年(昭和4年)、森山松之助の設計による建物だが、
当時の面影があるのは1階周辺部のみなのが残念。

さて、銀ブラ建築散歩もいよいよ終わりに近づいた。

銀座一丁目にある鈴木ビルは1929年(昭和4年)、新定蔵と山中設計事務所により建てられた。
稽古事などに使用され、中には芝居の舞台もあるそうだ。

外装タイルの市松模様や窓付近の装飾、屋根についているドーマー窓等
至るところにこだわりが感じられる洒落たビルである。

詳細な建築データは不明だが、このビルの隣にある岩瀬博美商店も
年代の重みを感じさせる立派な造りの建物だ。
この二つの建物だけ周囲のビルとは明らかに別格なオーラを発しており、
最後までLOGGYの目を楽しませてくれた。


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