TOKI : LOG

LOGGYと竹坊の物見遊山

横浜ざっくり建築散歩 -その1-

2012-03-20 | 建築散歩
先日ご紹介したジャック登頂の後、
ブロ友の106さんのご案内でLOGGY未散策の建物をざっくりと見学することにした。

まず、前回のジャック訪問時にチェックしておいた建物を2件ご紹介。

ジャックの東側にある凝った外壁装飾のビルは、
旧江商横浜支店(現綜通横浜ビル)。
1930年(昭和5年)に大林組(設計者不詳)により建てられたが、
古い建物の外壁だけを周囲に残し、
中央には1995年(平成7年)竣工の高層ビルが聳えている。


そこから数十メートル北へ行くと旧三井銀行横浜支店のビルが見える。
1931年(昭和6年)トロウブリッジ&リヴィングストン建築事務所の設計で
建てられ、こちらは現在も三井住友銀行横浜支店として使用されている。

さて、最初に106さんに案内されたのは、旧横浜商工奨励館(現横浜市情報文化センター)。


1929年(昭和4年)に岩崎金太郎の設計により関東大震災後の横浜商工業界の復興を
奨励する目的で建てられた。その開館日に天皇陛下が市の復興状況視察の際立ち寄った  
旧貴賓室が中央階段室とともに修復・保全され残されている。

そのすぐ隣には旧横浜市外電話局(現横浜都市発展記念館・横浜ユーラシア文化館)の建物が
間に高層ビルを挟む形で残されている。

こちらは1929年(昭和4年)に逓信省(中山広吉)の設計で建てられた。
ちょうど開館9周年の無料イベントが開催されていたので、ざっと見学。

続いて横浜開港資料館を見学。

資料館旧館の建物は1931年(昭和6年)に英国工務省の設計で建てられ、
イギリス領事館として昭和54年に横浜市が買取るまで使用されていた。
建物は二本のコリント式円柱、丸天井、弓形の一部が切れた入口上の飾り等々
イギリスの建築様式が特徴で近代化産業遺産に認定されているそうだ。

ちょうどLOGGYの好きな古写真展「フォトスタジオの聖地・横浜展」が開催されており、
こちらもざっと見学。

お昼までまだ少し時間があったので、横浜海岸教会へ行ってみる。

1933年(昭和8年)、雪野元吉設計による建物で、
横浜市認定歴史的建造物になっているが、
ちょうど日曜礼拝中で、外観のみの見学となった。

ブラブラと海の方へ歩いていくと、BLUE BLUE YOKOHAMAという洒落たお店が。
もともとは弁護市事務所の建物だそうだが詳細は不明である。
すぐ近くには、1930年(昭和5年)に川崎鉄三が設計したジャパン・エキスプレスの建物
もあり、港町の雰囲気が漂う横浜らしい風景だ。

「そろそろ昼食にしますか。」
「折角横浜に来たのだからレストランSCANDIAに入ってみましょう!」
我々は嬉々として店に入っていった。(続く)

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