TOKI : LOG

LOGGYと竹坊の物見遊山

法政大学 55/58年館 見学会 ー後編ー

2013-10-22 | 建築散歩

法政大学55/58年館見学会で屋外スロープを上り、
屋上に到着したLOGGY。さらに上のテラスに行ける階段があった。


背面はこんな感じ。この屋上テラスは、コルビジェのユニテ・ダビタシオンという建物に
通じると言われている。


屋上テラスからの景色。床面の白いところ(写真上)が55年館と58年館の境目だ。
反対側(写真下)には屋上庭園もあった。

こちらは外濠側の景色。


階段の囲いも時代を感じさせるブロック素材が使われている。


屋上見学後、今度は屋内階段を降りていく。

階段内壁はブロック、階段間口はレンガ、掲示板の壁には大谷石を使用。



さらにエレベーターで3階の大講義室へ。
残念ながら授業中で内部は見学できなかった。

この建物の屋根の形状は、エドワード・トロハ設計、
マドリード競馬場の影響を受けているそうだ。

続いて学生ホールを見学。



この色使いは画家ピエト・モンドリアンの影響。

1階受付カウンターも同様のデザイン。


そして学生ホールに隣接する日本庭園(大内山庭園)。


最後に見学コースではないが、55年館1階の講義室も見学。


使い込まれた床板のへこみが印象的だった。

今回の見学会を終えて、設計者大江宏がモダニズム建築という枠に
とらわれず、大学としてより良いものを試行錯誤して追求した結果、
この55年/58年館を建てたという事は、LOGGYにも理解できた。
・・・が、残念な事にこの55年/58年館は2014年春に解体し、建て替えられる事が決定したようだ。

老朽化、解体はやむを得ぬが、少しでも大江宏の建築スピリッツを
継承した建物になる事を望むばかりである。

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