(デノン・MCカートリッジ DL-301Ⅱ)
『今朝の天気』
(7:15頃)
今朝の温度(6:00) 室温 リビング:27.6、 洗面所:28.5、 湿度(リビング):61%、
(昨日の外気温 東京、最高気温:25.2、最低気温:22.6
本日の予想気温 最高気温: 27、最低気温:24)
今朝は曇り、雨模様が続いていて今日も午後からは雨の予報となっています。
気温は下がっていますが、湿度が高く、室内でも蒸し暑く除湿モードでエアコンを動かしています。
さて、今日はアナログレコード関連のお話を少々じっくりと。
もう1か月ほど前ですが、日頃使っているレコードカートリッジの針が折れましたので、交換しました。
レコードの針の交換というと、『長く使って針の先端が摩耗したのでそろそろ交換を!』というイメージですが、昔の鉄針の時代ならともかく、今のレコード針の先端はダイアモンドなどの硬い宝石が主に使われていて基本摩耗するということはないようです。ですからレコード針の交換は、針が折れたりして破損した時ということになるようです。
ということで、私の場合も15年ほど使ってきた針が曲がってしまったので、交換しました。
(針が曲がったカートリッジ)
そこで針の交換ですが、現在、アナログレコードに使用されているカートリッジには主に二つのタイプがあります。MM型とMC型です。
カートリッジとは、アナログレコードの溝を針先がトレースすることで、微弱な電気信号を発生させる装置です。内部に磁石とコイルが入っていて、針の揺れでコイルと磁石の間で電気が発生します。これはおそらく中学の発電の実験でもやった気がしますが、コイルの中に磁石を入れて動かすと豆電球がつくというものです。
カートリッジで発生する電気は微弱なため、これではスピーカーを動かせないため、アンプ(増幅器)を通してスピ-カーから音を出して、音楽などを楽しむということになります。
(カートリッジをヘッドシェルに取り付けた状態)
で、MM型とMC型の違いですが、MMとはムービング・マグネットの略で、コイルの間をマグネットが動く構造、MC型はムービング・コイルの略で、コイルの方が動く構造となっています。
MM型は発生する電気量が多く、比較的力強い音が出ます。MC型は出力は小さいですが、繊細な音が出ると一般的に言われています。私もレコードを聴き始めた50年前は当時評判のテクニクス(パナソニック)のMMカートリッジを使っていました(ちなみに20年以上使いましたが、針交換はしたことがありませんでした)が、15年前に再びレコードを聴きだしてからはMC型を使っています。
で、やっと針交換のお話です。(ちなみにカートリッジの針の部分は専門用語ではカンチレバーと呼びます。)実は、MM型は針を購入して自分で針交換が可能ですが、MC型は構造が複雑で自分では出来ません。
といことで、MC型では販売店経由でメーカーにカートリッジ本体を送って形式的には修理をしてもらうということになります。形式的にはと言ったのは、送ってくるのは修理品でなく、新品が送られてくるからです。(冒頭の写真)
といことで、MC型では販売店経由でメーカーにカートリッジ本体を送って形式的には修理をしてもらうということになります。形式的にはと言ったのは、送ってくるのは修理品でなく、新品が送られてくるからです。(冒頭の写真)
最近の値上がりもあって、MCカートリッジはかなり高価です。私の使っているデノンのDL301-2で57,200円が標準価格です。針交換も安くありません、販売店で違いますが、今回はネットで購入して35,000円ほどでした。それでも、新品を購入するよりは安価ということにはなります。
修理不可ですから、『新品を購入ください。』と言われても文句は言えないところです。その点、考えてみると、このシステムありがたいとも言えます。おそらく、MM型とMC型とあり、MMは針交換可(機種によりますが、5,000円程度)、MCは不可・新品購入では、MCが売れないというビジネス上の慣習で今日までこのシステムが続いているのかなと思います。
箱から出した新品のカートリッジです。なんだか、安っぽくなった気もします。
針が壊れて、しばらどうしようかと思っていました。その間、使っているレコードプレーヤーに付属したMM型のカートリッジを使っていました。結果的にネット購入することにして、送って2週間ほどで新品が送られてきました。都合約1か月付属のMM型を使っていました。
で、私の持っているMM型とMC型の違いはどうかというと、結論として「慣れればどちらも同じ!」でした。確かにMMにして、最初の一枚は音がかなり変わった気がしました。ちょっとフォーカスが甘いという感じでした。でもすぐ慣れました。MCが送られてきてすぐ交換して聴きました。明らかにクリアーさが違いました。でもすぐ慣れました。ということです。
MMカートリッジはまたお蔵入りとなりましたが、十分使えることも分かりましたので、大事に保存します。
それと、なんでも値上がりの時期、レコード関係の機器もかなり値上がりしています。私の使っているデノンの中級レベルのプレーヤーも10万円を超えています。びっくりです。高級機は生産中止となっているようです。こちらも、大事に使いたいと思います。
オーディオのお話は実は沢山あります。レコードがらみのお話もまだありますが、今日は長々とさせて頂きました。途中で、もうやめた!という方にも感謝です。最後までお付き合い頂いた方、なお感謝です。ありがとうございました。
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