最近はずっと塾生の本の紹介を控えておりましたが、今回はとても異色の本が出版されましたので紹介させていただきます。
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「松下幸之助の夢を、社員たちはどのように実現していったか」
(太田邦幸著 こう書房)1400円+税
「塾生の本」
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この本がなぜ異色かというと、松下幸之助氏の経営思想を、実際に社員がどう実現していったか、という視点で書かれているからです。
松下幸之助氏の経営思想に関心のある方には、ぜひお薦めです。
では、本論に入ります。
前回、「持ち込み企画」の場合、編集者が手取り足取り原稿の面倒をみてくれるとはかぎらない、と言いました。
通常、編集者が自ら企画を立て、著者を選定して本を出版します。
その際、編集者は著者にお願いして原稿を執筆してもらいます。
編集者がお願いして書いてもらうのですから、原稿の出来が悪くても、編集者はしっかり面倒をみます。
これに対し「持ち込み企画」というのは、編集者に依頼もされずに、勝手に送りつける企画です。
誤解を恐れずに言うならば、それはある意味で、編集者にとっては「招かれざる客」なのです。
だから、たとえ企画が良くても、いざ原稿を書いたらイマイチだった、となると、「面倒臭いからいいや」となってしまうのです。
もちろん、持ち込み企画であっても、懇切丁寧に対応してくれる編集者もいます。
しかし、すべて編集者がそうであるとかぎりません。
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