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日本の出版社の多くは中小企業

2007-03-30 05:20:55 | Weblog

意外に感じる方が多いかもしれませんが、
日本の出版社の多くは中小企業です。

講談社や集英社のような大手もありますが、
多くの出版社の規模はそれほど大きくありません。

出版社に企画書を送ると、
企画に関心をもった出版社から声がかかります。
その場合、「お会いしたい」と言われることが多いのですが、
塾生が出版社を訪問すると、こんなことを言ってきます。

「畑田さん、昨日●●出版社を訪問したのですが、
小さな会社だったのでびっくりしました」

知名度の高い出版社でも、
社員が20~30人というケースは決して珍しくありません。
塾生は、「知名度が高い出版社だから、かなりの規模だろう」
と思って訪問するのですが、
行ってみたら、小さなオフィスに社員が30人程度
といったことはよくあるものです。


出版なんでも相談室(畑田)
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「自分の本」を出版する方法



出版社にとって持ち込み企画は例外的

2007-03-28 12:05:31 | Weblog

一般に、出版社は自ら企画を立て、
著者を選定して本を出版します。
要するに、著者に「こういうテーマで書いてください」
とお願いして本を作るわけです。

そのため、上がってきた原稿に多少の不備があっても、
編集者がきちんと修正してくれます。

しかし、持ち込み企画(原稿)の場合は、そうはいきません。
出版社にとって、持ち込み企画(原稿)を扱うのは、
どちらかというと例外的なのです。

そのため、企画書を見て、「この企画は面白そうだ」と思っても、
いざ原稿を見たら不備だらけ、というのでは、
「企画は面白いけど、やっぱりやめた」となってしまうのです。
要するに、持ち込み企画(原稿)の場合、
修正に手間がかかると思われたら、
却下されてしまうということです。

そして、前回お話しましたように、
企画が自然消滅していくのです。

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出版社が「この原稿ではダメ」と言わない理由

2007-03-26 04:22:31 | Weblog

前回お話したように、
出版社は「原稿の出来が悪いから企画の採用を取り消します」
とはなかなか言いません。

なぜ、そう言わないのか。
それは、話がこじれ、その先、うんと手間がかかるからです。

もし出版社が「原稿の出来が悪いから、採用を取り消す」と言ったら、
著者は原稿のどこが悪いかを聞いてきて、修正しようとします。

しかし、出版社が「この原稿ではダメだ」と思ったら、
仮に著者に「ここをこうして」とか、
「あそこをこう直して」と言ったとしても、
期待にそう原稿は上がってこないと判断してしまいます。
そうすると、何度も著者と原稿のやり取りをしなくてはなりません。

そんな面倒を避けるために、
「原稿の出来が悪いから採用を取り消す」とは言わず、
「弊社の方針が変わって、いま再度企画を検討しなおしています」
といった具合に、あやふやな反応を示すのです。
そうこうしているうちに、企画は自然消滅していきます。


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出版社に企画を採用してもらったら安心、は大間違い

2007-03-24 03:20:52 | Weblog

企画書を送って、出版社に採用されたら、
次は原稿を書く番です。

ここで「企画が採用されたから、もうだいじょうぶ」
と安心する人が多いのですが、要注意です。

企画が採用されたといっても、
それは多くの場合、内定にすぎません。
その証拠に、ほとんどの出版社が契約書を発行しません。

いざ原稿を書いて出版社に送ったら、
態度がガラッと変わることがあります。

「この原稿ではダメ」とか、
「ここをもう少し修正してほしい」
とはっきり言ってくれるのならよいのですが、
そうではないケースは意外に多いのです。

原稿を送っても、何の反応も示さなかったり、
こちらから確認の連絡を入れても、返事が返ってこないことがあります。

そして、何度か連絡したら、
「弊社の方針が変わって、いま再度企画を検討しなおしています」
といった具合に、あやふやな反応が返ってきたりします。

その原因は、ズバリ、原稿の質が低いからです。
しかし、出版社はなかなか「原稿の出来が悪い」とは言いません。

次回はその理由についてお話します。


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出版を実現するために乗り越えなくてはならない「2つのカベ」とは?

2007-03-22 04:50:01 | Weblog

出版を実現するには「2つのカベ」を乗り越えなくてはなりません。

1つは、出版社から声をかけてもらうことです。
そのために必要なのが訴求力のある企画書づくりです。
要するに、企画に関心をもってもらうということです。

当方にはいろいろな企画書が寄せられますが、
はっきり申し上げまして、
そのままの形で出版社にアピールできるものは少ないといえます。
いろいろな欠点がありますが、
最大の問題は、企画書に企画の良さが十分に表れていないことです。

ですから、まずは企画の良さを十分に示すことが重要です。

2つめのカベは、原稿の執筆です。
実は、この点を多くの人が見過ごしています。
「企画さえ採用されれば、だいじょうぶ」と考える人が多いのですが、
現実には、そうではありません。

次回はこの点についてお話します。


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