前回、出版企画書はコンパクトにまとめることが大切、とお話しました。
すると、「企画の内容を十分に伝えられないのでは?」というご質問が寄せられました。
まったくそのとおりです。
しかし、前回お話したように、企画書の目的は、企画の内容を正確に伝えることではありません。
コンパクトにまとめて、「一度この著者に会ってみたい」と編集者に思わせるのが目的なのです。
そのために重要なのは、企画の「つかみ」を伝えることです。
企画の「つかみ」とは、企画の核心や特徴を象徴するような事柄です。
このように言ってもピンとこないかもしれませんので、次回から具体例を あげて説明したいと思います。
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