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落語まめ知識 その⑥『前座の寄席での仕事』

2011-04-11 |  4.落語・演芸
 師匠の家に住み込みの前座は、家の仕事と楽屋でのと大忙しです。寄席の仕事は
①お茶だし:噺家が楽屋に入ると前座がお茶を出します。好みが熱いかぬるいか、濃いか薄いか好みに合ったお茶を出します。

②お囃子:出囃子や噺の効果音を、前座は太鼓や鉦、拍子木を担当します

③高座返し:高座に置かれている座布団を出演者が替わるたびに裏返しにする。マイクからの位置も噺家の好みが違うので注意が必要です。

④めくり:高座返しで舞台に出た時に、次の出番が誰かを知らせるめくりを返します。同時に色物の道具や講談の釈台の出し入れもしなければなりません。

⑤前座で一席:昼の部、夜の部でそれぞれの一番最初の高座は前座が務めます。師匠に教わった通りの噺をします。

⑥着替えの手伝い:出番が近づいた師匠が着物に着替えるのを手伝います。高座から降りてきた時も着替えを手伝いします。着物の畳み方は、派により流儀が違うので各人の畳み方を全部覚えなくてはなりません。

⑦根多帳:高座でどんな噺をするかは、噺家が当日その場で決めます。そのかかった噺を記録する根多帳をつけます。出演者はこれを見て同じネタや似たような噺が続かないようにします。

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