永遠の生命、安心

永遠の生命と永遠の安心を得る方法を紹介します。

今年の柿 (きらく仙女さんの日記の転載)

2023年11月02日 | 日記
大分寒くなりましたね。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

私の家のそばの大きな柿の木は今年「生り年」らしく、
一昨年の大豊作より少ないながら、千個ほど実が成りました。
差し上げたい所へお届けするにも、十分かつ嬉しい数量でした。

その柿は甲州百匁柿という大粒渋柿の品種の苗木だったのですが、
私の所の実は一寸嬉しい程度の大きさです。また、最近は品種名も
百目柿と呼ばれているようで、時代や地域の変化が感じられます。

初夏のころは、細い枝にまで沢山の実ができ始めて、折れそうに
枝が垂れ下がり、そんなに頑張らなくてもと心配になった程でした。
けれど、その内、1個また1個と、木が自分で落としてゆきました。

人が摘果する方法はインターネットでも色々と紹介されていますが、
予想に反して、形の綺麗な実や丁度良さそうな場所の実もきっぱりと
落とされてしまいます。天然の木自身と人の判断は異なるようです。

そしていよいよ色づいてきますと、鳥たちが飛んで来てつっつきます。
もともと人の独占物ではなくて、居合わせた生物の食料でしょうけれど、
きれいに食べずにあちこち穴をあけるので、一寸残念な気がしていました。

ところが今年はタヌキが来て、地面に落ちた実が丁度食べ頃になると綺麗に
片付けるようになりました。犬の仲間で鎖骨がないので、木には登れません。
夕方、壊れたり形の良くない実を木の下辺りに2個ほど並べて置きますと、

朝にはヘタと種だけになっています。今の所、一匹だけの独占場らしく、
熟していない部分は残して後日完食する方針のようです。食べ方に関して、
タヌキは模範的に行儀が良くて、畑の作物でも選んだ物だけを完食します。

ですから、憎らしい気がしてまいりません。猿はあちこち食べ散らします。
イノシシは畑に有る物を家族総出で食べ尽くし、土地を踏み荒らします。
鹿などは、例えば大豆の畑で、豆になる以前の若い葉を食べ尽くします。

という訳で今年は、不良柿をタヌキが片づける良い状況になりました。
人でも、貰った物をきれいに消費する人に対して、再度上げたい!と
感じて、それが双方にとって好循環のきっかけにもなり得るでしょう。

それにしましても、いわゆる野生の動物たちは厳しい環境の中で、
怠けず挫けず諦めず、実に懸命に工夫して生きているものですね。
機械文明を持たないからと軽んじる事は恥ずかしいと思います。

昨今、熊に由る人的被害が話題になっているようですけれども、
被害、被害と感情的にならず、冷静に客観的または熊サイドから
考えてみて対策を立て実行する事が現実に有効かもしれません。

たぶん今夜もタヌキが柿定食を楽しみにして来ることでしょう。
いつまで続くか分かりません。やがて冬眠の時が来るでしょう。
ある時だけですよ!ゆっくり楽しんで召し上がれ!

・・・冬の前の豊かな時間・・・・
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