永遠の生命、安心

永遠の生命と永遠の安心を得る方法を紹介します。

柔らかということ

2023年09月06日 | 日記
皆様いかがお過ごしでしょうか?

もう九月ですのに、厳しい残暑が続いて、
静かに修養するには適さない気がいたします。

けれど、さっと汗を流した後に軽いストレッチなどして
身体を柔らかくほぐすには、却って都合が良いかもしれません。

「静か」が修養のキーワードである事はすでに良くご存じでしょう。
「柔らか」も亦、生活と修養のための実用的で大事なキーワードです。

通常、人も他の動物も赤ちゃんは身体が柔らかですね。筋肉の柔軟性と
関節の可動域が十分で、ヘンに手足を曲げたり転んでもケガをし難いです。

骨や歯など以外の必要な部分が適度に柔らかい事は生活にも修養にも有利
と知っている人は多いでしょうが、それを実現している人は少ないようです。

何故に柔軟性が失われるのでしょうか、――使い過ぎた筋肉が損傷するから?
使わず退化や硬化が起きてゴムの劣化の様になってしまうからでしょうか?

どちらの場合も、無理せず適正な使い方で適度に使うべきと謂われますが、
その適正、適度の見極めと、その習慣的な継続が難題であろうと思います。

それで考えてみますと、先ず自己の心身の状態を把握する事が必要です。
そして柔らかくする必要性のある所と、それが硬化した原因を明確にする、

その改善方法を本やネット情報を参考に決めて、具体的な目標を設定する、
実行する方法や時間を決めて本気で取り組む事が結果に繋がると思います。

意識の柔軟性は重要です。意識が柔軟なら、物事に拘らない、威張らない、
過度に緊張しない、落ち込まない、ネガティブ思考の無い無いが保てます。

そうなると、身体の柔軟性も影響を受けてくる道理ではないでしょうか?
意識から身体へ、色々な機能の回復、増強も可能性が出てくるでしょう。

そして面白いことに、身体の特定の一部分でも柔らかくなってきますと、
それに従って他の所も柔軟になったり調子が良くなってくるのですね。

先日、リンパケアの歯医者さんの動画で、足の裏を柔らかくケアすると
身体の色々な所が調子良くなる、という実演をされているのを視ました。

私も早速まねしてみますと、気持ち良くて、大変善い提案だと思いました。
また別の提案者の、頸椎と足首が繋がっているという説も面白く感じました。

あるいは又、足の中指を引っ張るだけでピュッと膝が伸びるとか、手の親指を
伸ばすと股関節の可動域が劇的に変わるなど、身体の面白さを今更に感じます。

特にお奨めしたいのは、形坐の前、途中、後に脊椎を心地好く緩める事です。
その為には背骨を意識するより、12番目の肋骨を意識する方が早いようです。

浮遊肋骨と呼ばれる小さい骨ですが、色々な筋肉や内臓に影響しているので、
それを固定させず開閉フリーな状態にして、基本は閉じている意識ですね。

具体的には、頭上から引っ張られているように、その12番の肋骨を感じて、
それから身体のS字ではなく気の通路のS字を意識するのが好手と思います。

要するに、玄関の辺りが楽で快適であるような姿勢をとるようにしますと、
形坐の時も通常の生活でも無理なく集中できて修養が続け易いと思います。

肩の固まりを感じた時は殆ど内側に偏っていますから、外側への肩回しや、
いわゆる猫&牛のストレッチとかガルーダのポーズなどが効果的なようです。

各人の状態が異なりますから、自身で確かめながら色々試すしかありませんが、
身体がほぐれる気持ち良さを感じると、工夫をするのも楽しい時間になります。

その時、いつも申しますように、呼吸を静かにして自身の状態を観察します。
できるだけ静かに耳を澄ませる真坐感覚で行う事が重要であろうと思います。

自分の身体がどこか固まっていないか、休息を欲しているか、それとも何か
動きを欲しているか等、時間を少々贅沢に使って静かに感じてみましょう。

何歳になっても、柔らかくなってはいけないという道理は無いはずです。
多少の工夫と実行、そして継続で、試してみては如何でしょうか?
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする