夜明けが早いです。もう夏至ですね。
読者の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
夏至については今まで何度かお話し致しました。
今日はそれらを思い出しつつ、少し奥へまいりましょう。
先ず確認したい事は午の知恵についてです。一年のサイクルで
坤極☷☷が冬至、乾極☰☰が夏至に当たるのはご存じと思います。
干支で申しますと午は、子から始まる十二支の折り返し点ですね。
180度ターンではありませんが、ぐるっとサイクルを回す中間で、
元へ帰るという意識の切り替え、全体を確認すべき時期になります。
方位では、先天は坤☷が北で乾☰が南、坎☵が西で離☲が東です。
後天では坎☵が北、離☲が南に変わります。すなわち坤から坎へ、
乾から離へ変わります。それは各中央の陰陽が反転する象です。
坎は水、寒、冷、練習反復、腎、尾閭、妙山とも関連しています。
離は日、熱、暖、心、知恵、そして妙丹のできる元頂と関連します。
元頂は頭上の囟門です。百会という経絡のツボより少し顔に近い所。
坐を申しますと、冬至は子の刻の坐を行って妙山の基礎を固めます。
それ故に尾骶骨の辺りを軽く意識します。それに対して夏至の坐は、
元頂を意識して離明の知恵を頂くのに適するタイミングになります。
ターンする時点では通常よりも特別の、切り替え意識をもつ事に
意義があると思います。それは変化をコントロールするためです。
凡そ、往き止まりや区切りに至った時には変化が必須になります。
その時に適正な変化ができれば、次の段階への飛躍も可能でしょう。
正しい判断ができるか否かが重要です。正経午集という経典は丁度
その午の位置で道の基本的な知恵を伝授された、と私は拝察致します。
北極真経の午集は上元図説というテーマで、道の成り立ちから始まり、
12の状態が図形化され説明が為されています。それは取りも直さず、
修養者が本来に返るために必要な知恵を授ける大慈に違いありません。
又、鎮心経は午年の夏至を意識して出させて頂きました。その理由は
多くの方達と、私の学んだ大道の知恵を共有できれば、今のこの世界の
低迷状態が善い変化を始める可能性があると思った事が主でありました。
前に進むだけなら、思い付くままに進む事もできるかもしれませんが、
元へ帰るには知恵が要ります。新発明以上に、修復やリサイクルには
知恵と技術、そして努力が必要である、と昔から謂われてきました。
今は様々な資料、先人の知識体験や最新の研究情報も簡単に入手できる
でしょうけれど、その中から最適な情報を選ぶのは自分自身です。結局、
静坐によって先天炁の知恵と力を頂戴するのに勝る方法は無いでしょう。
悠久の時の流れの中では、今年の夏至は一瞬です。その一瞬の機に、
僅かな努力で未来永劫の好運に向かうきっかけを頂けるとすれば、
蒸し暑い日だね、とか言いつつ、うかうかと過ごせませんね。
特に午の刻でなくても構いません。どこで何をしていても、
思い出したら幸いです。細切れの時間でも構いません。
少しずつでも静黙真坐して、炁を頂きましょう!!
読者の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
夏至については今まで何度かお話し致しました。
今日はそれらを思い出しつつ、少し奥へまいりましょう。
先ず確認したい事は午の知恵についてです。一年のサイクルで
坤極☷☷が冬至、乾極☰☰が夏至に当たるのはご存じと思います。
干支で申しますと午は、子から始まる十二支の折り返し点ですね。
180度ターンではありませんが、ぐるっとサイクルを回す中間で、
元へ帰るという意識の切り替え、全体を確認すべき時期になります。
方位では、先天は坤☷が北で乾☰が南、坎☵が西で離☲が東です。
後天では坎☵が北、離☲が南に変わります。すなわち坤から坎へ、
乾から離へ変わります。それは各中央の陰陽が反転する象です。
坎は水、寒、冷、練習反復、腎、尾閭、妙山とも関連しています。
離は日、熱、暖、心、知恵、そして妙丹のできる元頂と関連します。
元頂は頭上の囟門です。百会という経絡のツボより少し顔に近い所。
坐を申しますと、冬至は子の刻の坐を行って妙山の基礎を固めます。
それ故に尾骶骨の辺りを軽く意識します。それに対して夏至の坐は、
元頂を意識して離明の知恵を頂くのに適するタイミングになります。
ターンする時点では通常よりも特別の、切り替え意識をもつ事に
意義があると思います。それは変化をコントロールするためです。
凡そ、往き止まりや区切りに至った時には変化が必須になります。
その時に適正な変化ができれば、次の段階への飛躍も可能でしょう。
正しい判断ができるか否かが重要です。正経午集という経典は丁度
その午の位置で道の基本的な知恵を伝授された、と私は拝察致します。
北極真経の午集は上元図説というテーマで、道の成り立ちから始まり、
12の状態が図形化され説明が為されています。それは取りも直さず、
修養者が本来に返るために必要な知恵を授ける大慈に違いありません。
又、鎮心経は午年の夏至を意識して出させて頂きました。その理由は
多くの方達と、私の学んだ大道の知恵を共有できれば、今のこの世界の
低迷状態が善い変化を始める可能性があると思った事が主でありました。
前に進むだけなら、思い付くままに進む事もできるかもしれませんが、
元へ帰るには知恵が要ります。新発明以上に、修復やリサイクルには
知恵と技術、そして努力が必要である、と昔から謂われてきました。
今は様々な資料、先人の知識体験や最新の研究情報も簡単に入手できる
でしょうけれど、その中から最適な情報を選ぶのは自分自身です。結局、
静坐によって先天炁の知恵と力を頂戴するのに勝る方法は無いでしょう。
悠久の時の流れの中では、今年の夏至は一瞬です。その一瞬の機に、
僅かな努力で未来永劫の好運に向かうきっかけを頂けるとすれば、
蒸し暑い日だね、とか言いつつ、うかうかと過ごせませんね。
特に午の刻でなくても構いません。どこで何をしていても、
思い出したら幸いです。細切れの時間でも構いません。
少しずつでも静黙真坐して、炁を頂きましょう!!